皆様こんにちは。総務部の中井です。
タイトルは通学路防犯カメラとなっていますが、今回は私がかかわる水防・税務・市民安全の分野から、それぞれご紹介したい内容があります。
水防政策については、現在も梅雨の季節の真っただ中で、これまでに大雨注意報も出ているため、前回のブログに続き、最初に取り上げたいと思います。
梅雨時の雨は、盛夏期に必要な水を蓄えるために必要なものですが、強い雨が降ると昨年の豪雨や台風の被害が思い出されます。
土曜日・日曜日には、特に用事がなければ市街地を中心に水路、側溝、田んぼの水路などを見て歩きましたが、同じ水路や側溝でも、管理が徹底され周辺まで綺麗に掃除された場所と、放置されゴミや落ち葉で詰まった場所があり、その違いの大きさに正直驚きました。
掃除された水路・側溝にも、詰まった水路・側溝にも、雨が降れば同じように水が流れますので、水路が詰まっていれば当然水は溢れます。
今年の梅雨は、期間が長く雨量が多くなるとの予想ですので、豪雨の可能性もありますし、梅雨の後には台風シーズンも到来します。
ぜひ、自宅や周辺の水路・側溝を点検いただき、自分でできる清掃はご自分で。手に負えない場合や、大きな水路は市に連絡するなど、日頃からのご協力と準備をお願いします。
お問い合わせ先 水防政策推進室
電話724-6767 FAX 723-2096
地域の水路
この水路は、国道171号線を横断し市域の南側を流れる千里川に注いでおり、市街地では水路の上に蓋をした暗渠(あんきょ)になっています。
住宅に挟まれ通行する人もなく、誰に見せるわけでもないと思いますが、里道は本当に綺麗に手入れされており、アジサイなど季節の草花で彩られ、ゴミや落ち葉もありませんでした。
現在、住宅を建てる際には、接道部分など必要な箇所に側溝を作ることが義務づけられており、新しい市街地では蓋をしない開渠となっていますが、古い市街地を通る道路や大きな道路にはこうした雨水を流す暗渠が数多く設置されています。
見てのとおり開口部は一部分だけで、ここが詰まればたちまち道路は川のような状態になるため、こまめな点検が必要です。
大雨にご注意 事前の準備を
10日ほど前になりますが、日曜日の未明から夕方にかけて、断続的に強い雨が降り、大雨・洪水・雷注意報(この上が警報になります。)や、大阪府が発表する土砂災害準備情報が発令されました。
実際の被害や、市民からの通報もない早い段階でしたが、水防・防災の関係部室では、それぞれ早朝から市内の水路の点検や自宅待機を行い、万一に備えていました。幸い天候は回復し、うれしい空振りに終わりました。
日曜日の夕方には、市民のかたから側溝が水で溢れそうとの連絡が1件入りました。原因を確認すると側溝がゴミで詰まったことによるものでした。
次の側溝は、連絡いただいた場所とは異なる場所ですが、早朝で誰も気付かなかったのか、ゴミと落ち葉で詰まりかなり水が溜まっていました。
千里川は、白島から萱野中央のヴィソラを南下し、国道の南側(船場西1丁目)で鍋田川と合流し豊中市に至る一級河川です。
左はさらに下流の大ヶ原川との合流部(稲2丁目)で、雨が小降りなった午前4時過ぎの写真です。
まだまだ余裕はありますが、平常時(右の写真)と比べると水位は上昇し、水も濁っています。
オリジナルナンバープレート「滝ノ道ゆずる」を発行
箕面市では、箕面のPR キャラクター「滝ノ道ゆずる」をデザインしたオリジナルナンバープレートを7月15日(水曜日)から発行します。
このオリジナルナンバープレートは、箕面商工会議所と箕面市が、箕面の魅力をさらに発信していこうと、市内外を走る「動く広告塔」であるナンバープレートに着目し、企画したものです。「ゆるキャラグランプリ2014」でも全国13位(大阪府4年連続1位)と大人気の滝ノ道ゆずるを起用し、愛らしいデザインになっています。
今後は、現在発行している「滝ともみじ」と「滝ノ道ゆずる」の2種類のデザインからお好きなデザインのナンバープレートを選べるようになります。2種類のオリジナルナンバープレートを製作したのは、府内でも箕面市だけです。
商工会議所からはナンバープレートの金型を寄贈していただきました。市は、この金型を使用してナンバープレートを発行します。
白色:50cc 以下用
黄色:90cc 以下用 桃色:125cc 以下用
緑色:農耕用など 青色:ミニカー用
交付初日限定!希望番号の抽選を実施
7月15日(水曜日)午前8時15分から8時30分までに抽選を申し込まれたかたに限り、車種毎の1から100番までの中から抽選で希望番号を選べます。(ただし、末尾が4、9及び42は欠番)
◆受付場所: 箕面市役所 別館1階 市税総合窓口
◆受付時間: 午前8時15分から午前8時30分※この時間以降は、通常通りの受付
◆受付方法: ①新規登録・交換の申請1件(1台)につき、整理券1 枚を配布します。
②午前8時30分受付終了後、抽選を行い受付順を決定します。
③受付順に、希望番号を選択していただきます。
④選択された番号で登録手続きを行います。
◆新規登録および交換の場合ともに無料です。
◆申請に必要なものや、ナンバープレートの交換方法などは、税務課のホームページをご覧ください。
問い合わせ先 総務部税務課
電話:072-724-6709(直通) FAX 723-5538
通学路防犯カメラ 稼働開始
市では、より安心安全なまちづくりを進めるため、昨年度から箕面警察署の全面協力を得て、すべての市立小中学校の通学路に750台の防犯カメラを設置しました。(14小学校区、1校区当たり50台規模)
3月末には全ての電柱への防犯カメラの取り付け工事が終了し、並行して実施されていた関西電力株式会社による給電工事も無事終了しました。(関電さんにも全面協力をいただきました。)
その後、750カ所すべての現場で市民安全政策室の職員が、近隣のお宅のプライバシーに配慮し、玄関や窓から室内が見えないか実際に撮影した画像をカメラ1台ごとにチェックし、必要な箇所には黒く隠すプライバシーマスク処理を行った上で順次運用を開始していましたが、ようやくすべてのカメラの処理が終わり全台稼働を開始しました。
写真は、実際に設置した通学路防犯カメラを使用した昼間のサンプル画像です。
実際に人や、バイク、自動車が通っても鮮明に映っており、黒い部分はプライバシーマスク処理をした箇所で、民家の玄関や窓が防犯カメラの画像に入らないようにしています。
市民安全政策室のホームページには、昼間、夜間の静止映像だけでなく、それぞれの動画もアップしていますので、是非一度ご覧ください。
通学路防犯カメラを設置した電柱には、次のような巻き看板を取り付けています。
この看板の影響や、地域の防犯意識の高まりのためか、私の席の前にある市民安全政策室には、自治会からの防犯カメラの設置相談や、電話の問い合わせなどが多く寄せられ、職員はその対応に追われています。
防犯カメラの写真は、どこのカメラを撮っても代わり映えしませんが、カメラを真下から見ると、赤と緑のLEDランプが光っているのがわかります。これが実際に電源が入り稼働している目印になります。
防犯カメラの効果
不審者情報が半減しています
市では、市民安全メールに登録されているかたに、子どもや市民の安全にかかわる情報をパソコンや携帯電話にメール配信しています。
この安全メールに登録されている方は、何となく気付かれていると思いますが、陽気に誘われてか、暖かくなると頻繁に送られてきた不審者情報が最近は減っていると思いませんか。
◆市民安全メール 不審者情報の具体例1
○月○日午後○時〇〇分頃、箕面市〇〇○丁目○番付近で、下校途中の男児(女児)に対し、男が「飴をあげる」と声をかけてきたので防犯ブザーを鳴らしたところ、「バイバイ」と言って立ち去る事案が発生。
男は、年齢〇〇歳位、スーツ・ネクタイ着用・・・・
不審者を見つけたら直ぐに110番してください。
◆市民安全メール 不審者情報の具体例2
○月○日午後○時〇〇分頃、箕面市〇〇○丁目○番先で、男が女性の後方から近づき、下半身を露出する事案が発生しました。
犯人は、年齢○○歳位、身長〇〇センチ位、・・・・
不審者を見つけたら直ぐに110番してください。
通学路防犯カメラは稼働したばかりですが、防犯カメラの設置が大きく報道された昨年9月以降の不審者情報の件数は次のとおりで、前年同期と比較して半減しています。
平成25年9月から平成26年4月 不審者情報 30件
平成26年9月から平成27年4月 不審者情報 17件
通学路防犯カメラで、ひったくり容疑者逮捕
5月23日、箕面4丁目で自転車を押して歩いていた女性が、後ろから来たミニバイクの男に、前かごに入れていた手提げカバンをひったくられる事件が発生しました。
しかし、防犯カメラの映像が大きな決め手となり、約2週間後の6月8日には容疑者が逮捕されました。
犯罪発生の抑止 ~安心・安全なまちへ~
平成26年の箕面市の犯罪の状況
全刑法犯罪は1,216件で、犯罪率(人口10万人当たり)は大阪府内33市(町村を除く)中で31位と非常に低くなっています。
また、街頭犯罪(ひったくりや車上荒らし、自転車・オートバイ盗など)は、585件で、犯罪率は大阪府内平均の概ね半分となっており33市中32位です。
全刑法犯罪、街頭犯罪ともに犯罪率は府内で下位とはいえ、最下位ではありません。しかし、防犯カメラの整備により、「箕面市で犯罪を起こせば、必ず逮捕される。」という抑止力が働けば、まだまだ犯罪率は下がるものと期待しています。
地域の防犯カメラの整備促進 ~線から面へ~
通学路防犯カメラは稼働したばかりで、効果の検証はまだ先になりますが、期待していた「犯罪の抑止と犯人逮捕」については、既に一定の効果が現れていると考えます。
しかし、防犯カメラの位置を地図上に落とせば、市民・市域全体の安心・安全という視点で見ると、まだまだ空白地帯が残ります。
そこで、防犯カメラ網を通学路という線の整備から、地域全体の面整備として拡充していくために、平成27・28年度の2年間限定になりますが、自治会が防犯カメラを設置される際に、1台当たりの対象限度額を20万円とし9割を市が補助する制度を創設して、電気代などのランニングコストも9割を補助します。是非ご活用ください。
お問い合わせ先 市民安全政策室
電話724-6750 FAX 724-6376
箕面市では、4月1日(水曜日)から7月31日(金曜日)まで自治会の加入及び結成を促進するキャンペーンを展開しています。