皆様こんにちは。市政統括の稲野です。
ジメジメとした梅雨の季節がやってきました。先週の大雨では、長崎県で日降水量が300ミリメートルを超えたところもあり、あちらこちらで土砂崩れなどの被害も出ています。
近年は「空梅雨」気味ですが、今年の梅雨は例年並みとの予想も出ています。今週も相当降りそうな気配ですが、集中豪雨に備えて、可能な範囲で減災の備えをお願いいたします。
(ホテルニューオータニ前のアジサイ)
さて、今回は、先週の6月9日、10日と1泊2日で、倉田市長に随行して、第85回全国市長会議に出席するため、上京してきましたので、その概要をお知らせします。
○全国市長会とは
「全国市長会」は、文字どおり、全国の市長(特別区の区長を含む)の連合組織です。全国の813市区の長すべてが加盟されています。「全国各市間の連絡協調を図り、市政の円滑な運営と進展に資し、地方自治の興隆繁栄に寄与すること」を目的として、様々な活動を展開されており、毎年、この時期に、通常総会及び各種会議・研修会などを開催されています。
特に、平成23年(2011年)5月に、「国と地方の協議の場に関する法律」が施行され、地方六団体(全国市長会、全国市議会議長会、全国知事会、全国都道府県議会議長会、全国町村会、全国町村議会議長会)が永年にわたり要請されてきた「国と地方の協議の場」が制度化されました。これにより、全国市長会はその構成メンバーとして、国の地方自治に関わる政策課題について、企画段階から国と協議を行い、関与していく体制が整いました。
(国と地方の協議の場)・・・全国市長会ホームページより
○第85回全国市長会議
今年の総会では、冒頭、新潟県長岡市長の森会長の挨拶で、「地方創生元年」という言葉が何度も出てきました。いま国では、「人口急減・超高齢化という我が国が直面する大きな課題に対し、政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生できるよう」にするため、内閣府に「まち・ひと・しごと創生本部」を設置され、安倍政権の主要政策として、強力な取組が進められています。
その後、採択された決議においても、「我々都市自治体は、人口減少や地方創生への課題に対し、全身全霊で取り組んでいく所存である」として、国の制度的・財政的な措置を強く要請されました。
また、今年も来賓として出席された安倍首相からも、「地方創生元年」というキーワードが繰り返され、「仕事が人を呼び、人が仕事を呼ぶ好循環を確立し、地方への人の流れを作るとともに、地方で暮らすことができる、地方で暮らすことが人生を豊かにする。この地域に住んで良かったと実感できる、個性と魅力あふれる地域社会づくりに全力で取り組んでまいります。」と力強いお言葉がありました。
(会場のホテルニューオータニ)
○東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化
全国市長会議で全国の市長が東京に来られるこの機会を利用して、「2020年東京オリンピック・パラリンピックを活用した地域活性化推進首長連合」の初会合がありました。
この趣旨は、東京オリンピック・パラリンピック(以下「オリパラ」と略します。)を単なるスポーツの祭典として捉えるのではなく、地域活性化、産業・観光振興の絶好の機会として、各自治体の知恵と力を結集し、世界に向けて、その地域の魅力・総合力を発信しようというものです。
呼びかけ人の新潟県三条市の國定市長によると、2012年のロンドンほか、過去にオリパラを開催された国々においては、オリパラ開催が決定して以降、年々、海外からの観光客が右肩上がりに増加し、さらにオリパラ開催後においても増え続ける。そして、これら海外の観光客には、パッケージツアーよりも個人旅行に人気があるらしいです。
このような趣旨で、全国から310自治体の参加のもと、盛大に設立総会が開催されました。また、国においても、オリパラを盛り上げ、地方創生や景気対策にもつながる取組として、内閣府をはじめ、文部科学省、総務省、外務省、経済産業省、農林水産省など、各省庁から副大臣や審議官など、トップクラスの来賓がそれぞれ各省庁との連携にむけて、祝辞や関連施策の紹介をされました。
箕面市では、7月31日まで『自治会に入ってないかた・地域に自治会がないかた 今すぐ自治会に加入してください・自治会を結成してください!』の統一キャンペーンを実施中です。