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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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住宅を耐震化・省エネ化するときに利用できる制度など

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 こんにちは、総務部理事(兼)税務室長の南です。

 深い悲しみに包まれた東日本大震災から一年がたち、改めて被災されたかたがた、住居を移されておられるかたがたのことを慮ると胸が痛みます。

 国中が復興に向けての懸命な取り組みを行っていますが、一定の復興と呼べるまでには、なお険しく厳しいみちのりが続くものと思います。


                   【震災発生直後、現地入りした本市消防職員が撮影】 

 本市では、震災発生後、いち早く消防職員を派遣するとともに、支援物資の輸送や街頭での募金活動などを継続して実施するとともに、これまで延べ37名の職員を現地へ派遣し、現在も戸籍、建築関係の職員2名が被災地での復興支援に参加させていただいています。
 「思いやりを東北へ、全力支援」をスローガンに今後とも引き続き、一日も早い復興を願い可能な限りの支援を続けていきます。

 
                【本市から派遣した職員が関わった仮設校舎の建築現場】 

 一方で、本市の防災を改めて振り返ったとき、救助から避難所運営まで殆どすべてを行政が担う計画になっています。しかし、全市域が被災するような大災害が発生した場合、全力を尽くしても行政だけで市民のみなさんを守りきることはできません。大災害直後の助かる命を助けるために、すばやい救助、初期消火、安否確認、外部からの支援を待てる態勢などが必要です。

 そのために各小学校区ごとに地区防災委員会を立ち上げ、市と地域が力を合わせた防災体制となるようにと、その設立に向けての取り組みを進めているところです。かくいう私も止々呂美小校区の防災スタッフとして、地域と行政のつなぎ役を果たすとともに、地域の一員として、もしものとき役に立てるように頑張っていきたいと思っています。

 地区防災委員会については、浅井総務部長が詳しく書かれています(こちら)。また、災害時の家庭・地域での備え等については、こちら をご覧ください。 
 

 本市では、大災害時に避難所となる小学校(萱野北小校区は二中)をはじめ、昨年中に府内初となる市立幼・小・中学校の耐震化率100パーセントが実現していますが、大地震時に生命、財産を守るには、事前の備えとして住宅の耐震化が大切です。阪神・淡路大震災の犠牲者となられた83パーセントが建物の倒壊などによるものでした。

 住宅のリニューアルは大きな出費になると思いますが、事前の備えとして、種々の制度がありますので省エネ化やバリアフリー化と合わせてご検討ください。

 

  住宅を耐震化するときの補助制度と税の軽減措置

 耐震基準が低かった昭和56年5月以前の木造住宅は倒壊などの可能性があります。そこで、これらを対象に本市では、「住まいの耐震化のすすめ」として、次の補助制度等を実施していますので、該当されるかたは是非ご検討ください。

《耐震診断》 補助金額;4万5千円

  ※ 診断費用は、一般木造住宅で5万円程度ですので、自己負担5千円程度で受けられます。

《耐震設計》 補助金額;最大10万円 (設計費の70パーセントかつ10万円まで) 

《耐震改修工事》 1戸当たり最大40万円として計算した額が限度。ただし、低所得者については、60万円として計算した額が限度。

  〔詳細 ; 建築指導課ホームページ〕 → こちら

 これに関しての税の軽減ですが、まず、上記の耐震改修工事(費用が30万円以上のもの)を平成24年中に実施した場合、翌年度から2年間の固定資産税が2分の1に減額されます。
 ※ 平成25年から平成27年の場合は翌年度のみ

 また、所得税についても平成25年12月31日までに耐震改修工事を行うと、かかった費用の額か標準的な費用の額のいずれか少ない金額の10パーセント(最高20万円)が税額控除されます。 詳細はこちら 〔国税庁ホームページ〕

 

 省エネ改修工事やバリアフリー改修工事を行ったとき

 平成25年3月31日までに次の要件を満たす省エネ・バリアフリー改修工事(工事費が30万円以上)を行ったときは、翌年度の固定資産税が3分の1減額されます。 

 また、所得税についても平成25年12月31日までに該当する増改築工事を行った場合、その工事に充てるために借り入れた住宅ローンの年末残高の一定割合を所得税から控除することができます。
 なお、住宅ローンを組まずに自己資金で上記工事をした場合でも、条件を満たせば、その標準的な工事費用の額と実際の工事費用の額のいずれか少ない金額の10パーセント相当額を所得税から控除できます。これは住宅ローンとの選択制ですので、住宅ローンを組まれた人でも、いずれか有利な方を選択できます。

  〔詳細;国税庁ホームページ〕  省 エ ネ 改 修 工 事  →  こちら   
                     バリアフリー改修工事  →  こちら


 復興支援・住宅エコポイントについて

 復興支援・住宅エコポイントとは、地球温暖化対策の推進に資する住宅の省エネ化、住宅市場の活性化、東日本大震災の復興支援のため、エコ住宅の新築、エコリフォームを平成24年10月31日までに建築着工した場合にポイントが発行され、被災地の商品やエコ商品等を交換できる制度です。発行ポイント数は、エコ住宅の新築で、15万ポイントです(被災地は30万ポイント)。              

 エコリフォームは、窓、あるいは外壁・屋根・天井・床などの断熱改修と併せてバリアフリー改修、太陽熱利用システムの設置や耐震改修などを行った場合がエコポイント付与の条件になります。平成24年10月31日までに工事着手したもので、上限30万ポイント(耐震改修を含む場合は、45万ポイント)です。

 ポイント交換商品は、被災地支援として「被災地産品」「被災地の商品券等」「被災地への義捐金・募金」、また、エコ関連として、「省エネ・環境配慮商品」「環境寄付」、即時交換として、「追加工事への即時交換」となっています。
詳細はこちら〔国土交通省ホームページ〕 → こちら



 春はセンバツから

 さて、話はガラッと変わりますが、この時期何故か胸の高鳴りを感じます。

 春の訪れの予感とともに、「センバツ」「春の高校野球」「春の甲子園」ともいわれる、『選抜高等学校野球大会』がもうすぐ始まろうとしています。                               

今年のセンバツは、84回目を迎え、今月21日から4月1日までの12日間にわたって阪神甲子園球場で行われる予定です。出場校は選考委員会によって決められた32チームです。 北海道(1)・東北(2)・関東、東京(6)・東海(2)・北信越(2)・近畿(6)・中国、四国(5)・九州(4)・21世紀枠(3)・明治神宮大会枠(1)

 近畿地区代表として、大阪から、昨年のベスト4チームで新2年生左腕の東君が安定し、攻撃では3割打者を多く擁し、犠打と機動力をからめたスキのない野球で得点に結びつける能力が高い「履正社」(2年連続4回目)と、身長が2m近い大型右腕・藤浪君を擁し、走攻守ともに鍛えに鍛えられた「大阪桐蔭」(2年ぶり5回目)が出場します。

 その履正社が高校野球のオープン戦解禁日となる3月10日に早速オープン戦を行い、甲子園へ向けて始動しています。

 

          

 
          
 「甲子園出場おめでとうございます。昨年以上の成績を目指して頑張ってください」と岡田龍生監督を激励。  

 明後日(3月15日)に組み合わせ抽選会が行われますが、大会途中で再度組み合わせ抽選をする夏と違って、決勝戦までの組み合わせがこの日に決まります。同じ都道府県出場校は決勝まで当たらないよう配慮されていますので、是非、大阪勢同士の決勝戦を見てみたいものです。

 それと、注目してほしいのが21世紀枠の3校です。

 まず、東日本から宮城県立 石巻工業(初出場)、東日本大震災の被災という極めて困難な状況を克服し、着実に実力をつけ、被災者を励まし続けている点が高い評価を受けて選ばれました。東北地区代表の光星学院(青森、2年連続6回目)・聖光学院(福島、4年ぶり3回目)とともに、「がんばれ東北」の思いで応援したいと思います。

 次に、西日本からは、兵庫県立 洲本(26年ぶり3回目)、阪神・淡路大震災当時に生まれた生徒が主力となり、県内の強豪校と互角に戦い続けている点が高く評価されて選ばれました。

 そして、地域を限定しない3校目は、小規模校で寒冷地の中で頑張っている北海道 女満別(初出場)が選出されています。これらの学校も頑張ってほしいものです。

 もう一つの注目校は、春3回、夏2回の全国制覇を達成している、甲子園常連校の横浜(神奈川、2年連続14回目)です。
 何故かといいますと、箕面市立第五中学校出身の尾関一旗君が主将としてチームをとりまとめ、同じく第三中学校出身の高橋亮謙君が2年生時から遊撃手のレギュラーとして頑張っています。これは応援せずにはいられません。

 何はともあれ、高校生たちの一球、一打にかける気迫溢れるプレーを期待しています。そして、出場校それぞれが故郷や周りの人たちの思いを背負って熱戦を繰り広げて、日本中に元気を与えてほしいと思います。

 最後に、このセンバツが終わると、4月から春季近畿大会大阪予選があり、そして、7月中旬から全国一の激戦区といわれる選手権大阪大会が行われます。
 この夏の甲子園をかける大会で、『箕面から甲子園へ』を目指して、箕面東、箕面学園、箕面自由学園が更なるレベルアップを図って、活躍してくれることを期待しています。

 



箕面市では、1月から3月まで「はじめませんか?地域のボランティア活動 〜まずは箕面市役所へ!シニア・ナビでご紹介します〜」統一キャンペーンを実施中です。 


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