こんにちは、地域創造部 鉄道延伸・まちづくり政策統括監の柿谷武志です。
箕面市内や近畿の各地では、ゴールデンウィークの頃に満開だった『ツツジ』の花も散り、今は標高の高い葛城山(大阪府と奈良県の府県境)のツツジが見ごろとなっています。
ツツジ(躑躅)と言えば、良く似ているサツキ(皐月)と、いつもどちらなのか分からなくなってしまいます。
ツツジはツツジ科の植物の総称で、サツキはツツジ科の中のサツキツツジ、およびその改良園芸種の総称です。
ツツジとサツキは、品種改良が進み分かりにくいものもありますが、一般的に開花時期はツツジが春(4月中旬~5月上旬頃)、サツキが初夏(5月下旬~6月中旬頃)で、大きくなるツツジは庭木や道路沿いの街路樹に使われ、小ぶりのサツキは鉢植えに使われるのが多いそうです。
近畿のとある公園のツツジ(5月3日)
さて、今回は、北大阪急行線延伸事業の進捗状況についてお知らせします。
●延伸事業の進捗状況
平成26年3月31日に、大阪府、箕面市、鉄道事業者(阪急電鉄㈱、北大阪急行電鉄㈱)の4者が「北大阪急行線の延伸に関する基本合意書」を締結し、延伸事業が正式にスタートしました。
※北大阪急行線延伸に関する詳細は、【プロジェクト・アウトライン】をご覧ください。
運行主体と整備主体
平成26年度は、運行主体・整備主体である北大阪急行電鉄㈱と、軌道法区間のインフラ部の整備主体である箕面市が、国、大阪府、交通管理者、道路管理者、河川管理者等の関係機関と協議を進め、鉄道概略設計等を実施するとともに、沿道土地所有者の協力を得て用地測量等を実施して、詳細設計に着手できる段階となりました。
また、環境影響評価の手続きを進めるとともに、箕面市域や豊中市域で説明会を開催して延伸事業に対する周知と理解を深めてきました。
豊中市域の説明会(平成26年11月4日)
平成27年度は、年内の都市計画決定と事業許認可取得をめざして法手続きを進めるとともに、平成28年度の工事着手に向けて詳細設計に取り組みます。
現在、北大阪急行電鉄㈱は、鉄道事業法と軌道法に基づく許認可申請手続きを進めています。また、鉄道事業法区間の整備と軌道法区間のインフラ以外の鉄道設備を整備するための詳細設計に着手する準備を進めています。
箕面市は、軌道法区間のインフラ部を特殊街路として整備するための詳細設計に着手しました。
●都市計画案の説明会を開催
北大阪急行線延伸に関して、都市計画法に基づく手続きを進めるため、都市高速鉄道、特殊街路及び交通広場の都市計画案について、説明会を次のとおり開催いたします。
【箕面市域の説明会】
◆5月17日(日)午前10時~11時30分 みのお市民活動センター(箕面市坊島4-5-20)
◆5月18日(月)午後 7時~ 8時30分 総合保健福祉センター(箕面市萱野5-8-1)
【豊中市域の説明会】
◆5月29日(金)午後 7時~ 8時30分 千里文化センター(豊中市新千里東町1-2-2)
◆5月30日(土)午前10時~11時30分 千里文化センター(豊中市新千里東町1-2-2)
●平成27年度の組織体制
箕面市は、延伸事業を専属で進める「鉄道延伸室」に、鉄道建設などで高度な技術力と実績がある大阪市交通局・建設局から平成26年4月に3名、平成27年1月に2名、平成27年4月に1名の合計6名の職員を派遣していただき、万全の態勢で事業を進めています。
また、北大阪急行電鉄㈱では、「延伸準備室」から「延伸事業部」に組織体制を強化され、事業を進めています。
なお、箕面市では、延伸事業と並行して、「交通政策室」では、交通広場・駐輪場などの整備やバス路線の再編などの事業について、具体的な検討を進めています。
「北急まちづくり推進室」では、新駅周辺の再整備や公共ホールの移転整備などの新駅周辺まちづくりについて、地権者を含む関係者との協議・調整や施設誘致など具体化に向けた取り組みを進めています。
北大阪急行線延伸事業は、平成32年度(2020年度)の開業を目標に進めてまいりますので、引き続き皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。
箕面市では、7月31日まで『自治会に入ってないかた・地域に自治会がないかた 今すぐ自治会に加入してください・自治会を結成してください!』の統一キャンペーンを実施中です。