こんにちは。病院事業管理者の重松です。
急に気温が上がり、桜は開花から満開までが一挙に来てしまったようで、そしてもう風に吹かれて・・・。花見に浮かれる楽しい時間がとれません。それでも夜、仕事帰りにさくら通りを歩いてみたり、中央線の桜を見たり、あとは病院内のリハビリテーション玄関前の明るい桜を見たりして、今年のせめてもの桜を愛でている状態です。
患者さんも車イスに乗って、あるいはリハビリ歩行のついでにお花見。これは患者さんの癒やしの桜です。
春の季節の爆発で、病院の庭も花盛り。
★ 新たな地域医療の担い手を迎えて
そんな中、4月1日には新しい地域医療の担い手63人を迎え辞令交付をしました。その内訳は医師18人(転勤や新規研修医)、看護師26人、薬剤師2人、管理栄養士3人、放射線技師1人、理学療法士3人、作業療法士5人、事務職員5人。これで常勤職員は502人、非常勤職員を入れますと551人となります。これに加えて、外来診察の応援医や看護師等の臨時職員、受付、清掃や保安など施設管理の委託の人たちを含めますと750人にのぼる人員で市立病院を運営していることになります。
【臨床研修医1年生】
今回それぞれの職種に新卒者もたくさんいますが、希望と不安が混じりながらも前向きな気持ちで奮い立っていることと思います。箕面市立病院にあって、医療者としての夢と使命を大いに語り、存分の力を発揮してもらいたいものです。
いま、2週間程度の採用時研修を緊張して受講中です。まず院内見学から始まり、院内システム、感染予防対策、地域連携、個人情報保護、医療安全、防災訓練等の研修を進め、各部署に配置します。
★ 内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」 導入!!
~ まず 前立腺がんに ~
当院はこれまで内視鏡手術の実施に力を注いで参りました。読売新聞の「病院の実力」特集でも、婦人科疾患(2013.7.7)、大腸がん(2014.12.7)、前立腺がん(2015.2.1)などが取り上げられています。今年度はさらにそれを強化するため、大きな事業の一つとして、先進的な医療機器ダビンチを導入いたします。
ダビンチは、高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像と、術者の手の動きを正確に再現する装置で、鮮明な視野、精密な操作性を利用して手術を行うことができるものです。より細やかな機械操作が可能であるため従来の内視鏡手術では対応しきれなかった難しい症例に対しても内視鏡手術が可能となりました。手術の傷口が小さく、回復も早いので入院期間も短縮され、患者さまの身体の負担も少なくなります。
国内では、現在181台、大阪府内では17台が導入されています。豊能二次医療圏では阪大病院と国立循環器病研究センターと当院、近隣では淀川キリスト教病院、北野病院が導入をしています。
領域別手術件数としては、世界的には子宮がんなどの婦人科領域(50%)が多く、次いで泌尿器領域(28%)、消化器外科領域(17%)となっています。
★ 前立腺がんに保険適用
しかし、日本では現在のところ前立腺がんだけが保険適用となっており、今後順次対象領域が広がることが期待されるところです。前立腺がん組織の精密な切除、神経温存手術を実施する能力などの利点がありますので、当院泌尿器科までお問い合わせください。
なお、『手術支援ロボット ダビンチによる最先端手術』、6月20日(土)午後2時から箕面文化・交流センターにて泌尿器科医師による市民講座を開催いたしますのでご参加ください。
★ 3階南病棟(回復期リハビリ病棟)の改修工事をいたします
4月17日から5月末までの予定で、3階南病棟の病室等の改修工事をします。急性期病棟(病院本館)から回復期病棟への受け入れを、これまで以上にスムースに受け入れられるように4床病室と個室の入れ替えます。このことにより急性期病棟への入院も拡大されることになると思います。
またそのまま3階でリハビリテーションを受けることができる理学・作業療法室の設置等の工事も進めます。50床のリハビリ病棟が、この間32床での運営になりますが、ご理解くださいますようお願いいたします。
★ 医療・看護フェアのお知らせ
ナイチンゲールの誕生日にちなみ、今年も5月14(木)・15(金)日午前10時から実施します。医療・介護の相談や骨密度、肺年齢など各種測定も実施。
大阪青山大学の協力も得て、普段の食事の栄養バランスチェックなどしますので、是非ご来院ください。
★ 明日4日は皆既月食
けっこう、天体の動きには関心があるのですが、たまたまブログの前に<動きが・・・>ということが、これまでもあり取り上げました。
4日午後7時15分から欠け始め、全体が隠れるのは8時54分から9時6分までの12分間、そして10時45分に終わるそうです。『月はどっちに出ている』という面白い映画がありましたが、明日は南東の方角です。
次に国内で皆既月食が見られるのは2018年1月31日。今回のように桜の時期の皆既月食を日本気象協会は「月食花見」と名付けたそうですが、次にそうなるのは、なんと2043年!!だそうです。団塊の世代がみんな75歳以上になり、その時点の医療・介護サービスの提供体制が問題となる2025年問題よりもまだ先の話とは・・・。
というよりも、明日は花散らしの雨の天気予報じゃないですか! (^_^;)
★ 本年度もよろしくお願いします
1日、年度初めの職員への挨拶で、呼び掛けました。「自ら働く市立病院に愛着を持っていただき、愛していただき、その気持ちをもって患者さんに向き合っていただきたい。そうすることによって市立病院の治療が満足される豊かなものになるはず」だと。
職員一同、質の高い安全な医療・看護を提供するよう努めますので、本年度もよろしくお願いいたします。
桜の別名、夢見草。新年度、新しく夢見るような新鮮な気持ちも持ちながら進みたいものです。
箕面市では、7月31日まで『自治会に入ってないかた・地域に自治会がないかた 今すぐ自治会に加入してください・自治会を結成してください!』の統一キャンペーンを実施中です。