こんにちは、地域創造部 鉄道延伸・まちづくり政策統括監の柿谷武志です。
今日、3月11日で、東日本大震災の発生から丸4年になります。
未曾有の大震災により、多くの方々が被災され、尊い命が数多く失われました。また、ふるさとから移住するという大きな決断をされた方々、今もなお避難を余儀なくされている方々がいらっしゃいます。
大震災により犠牲になられた全ての方々のご冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。
箕面市では、亡くなられた方々、最愛の家族を失われたご遺族の皆様のために哀悼の意を表するため、発生時間には1分間の黙とうをおこないます。
午後2時46分に、防災スピーカーによる黙とうの放送とサイレンを鳴らすとともに、市庁舎、公共施設においては館内放送などにより来庁者に呼びかけますので、1分間の黙とうをお願いします。
さて、今回は北大阪急行線延伸により設置する(仮称)箕面船場駅の周辺まちづくりについてお知らせします。
●大阪船場繊維卸商団地の再整備
大阪船場繊維卸商団地は、鉄道の延伸により(仮称)箕面船場駅が設置されることから、周辺まちづくりを検討し、「物」中心の団地から「人」中心のビレッジ(街)を創ることをめざしたマスタープラン(基本計画)を策定しました。
現在、マスタープランに基づき、再整備に向けた事業計画の策定作業に取り組んでいます。
(仮称)箕面船場駅の駅前約5.7ヘクタールを先行整備地区と位置づけ、次代を見据えた新産業を担う地区として医療、健康、福祉産業や環境、教育など新たな産業の核となる施設を誘致し、新拠点の形成をめざしています。
また、先行整備地区以外のその他の地区については、新拠点のインパクトを活用した関連産業やこれまでの繊維業を広義に捉えて、デザインに係わる業務集積地として、企業等の集積を図っていくとともに、デザイン工房など新規企業家のインキュベーター機能やカフェなどの交流空間も付加し、様々な機能が連携した一体的なまちづくりを推進していきます。
大阪船場繊維卸商団地の区域図
●先行整備地区の取り組み状況
平成26年6月に先行整備地区の土地所有者が、再整備に向けて土地区画整理準備組合を設立して、新拠点として核施設等を誘致するため大街区等に敷地を整序する事業計画案の作成を進めており、平成27年末には土地区画整理事業に着手する予定です。
また、土地区画整理事業と並行して新拠点の形成に向け、保健医療・スポーツなどの健康機能と公共ホールなどの文化機能を備えた核となる施設整備構想の具体化をめざしています。
新拠点のイメージパース
健康機能の施設として、予防医学、健康寿命の延伸に資する拠点となる「関西スポーツ科学・ヘルスケア総合センター(仮称)」の整備に向けて、大阪大学医学部、同工学部、箕面市、船場団地組合をはじめ、趣旨に賛同する民間事業者等も参画した関係者連絡協議会で、協議、調整を進めています。
※関係者連絡協議会の詳細は【こちら】をご覧ください。
文化機能の施設として、市ではグリーンホール(市民会館)の建替え移転先に、先行整備地区を優先順位1位に決定したことから、「公共ホール」の整備に向けて、ホール規模等の施設整備内容の検討を深めるとともに、民間の資金やノウハウ、経営能力を活用した整備手法(PFI事業手法)の導入を念頭に検討を進めています。
北大阪急行線延伸と関連まちづくりは、平成32年度(2020年度)の開業・まち開きを目標に事業を進めてまいりますので、引き続き皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。
箕面市では、3月31日まで『明日くるかもしれない大災害!今すぐ始めよう!家庭の備え』の統一キャンペーンを実施中です。