こんにちは。総務部の宇治野清隆です。
- 春 -
ちょうど1ヶ月前が立春で明後日は啓蟄。暦の上では春季ですが、この時期は三寒四温と言いわれるように気温の変化が周期的に起こります。
今年のこの時期は、意外と雨が多いように思います。雨上がりや、朝は暖かくても夕方から急に冷え込むこともあるので服装に気を付けましょう。
先週、箕面市内を散策し、春を見つけました。
2月24日から平成27年第1回箕面市議会定例会が始まりました。
平成27年度の市の予算や条例など多くの案件が審議されますが、平成27年度に既に実施することが予定されている、国の三つの事業について概要を紹介します。
まず一つ目は、昨年実施された「臨時福祉給付金」です。この制度が平成27年度も実施される予定です。
- 給 -
今回の給付は、平成26年4月に消費税率が5%から8%に引き上げられたことに伴って、低所得世帯の食料品支出額の増加分(3%アップ分)を参考に、平成27年10月から平成28年9月の1年間分を「簡素な給付措置」として支給対象者一人当たり6千円が支給される予定です。
支給対象は、平成27年1月1日を基準日として、平成27年度の市町村民税(均等割)の非課税世帯のかたに対して申請のご案内を行い、給付金の支給時期は平成27年10月以降となる予定です。
平成26年度の給付制度と平成27年度実施予定の給付制度の概要は次のとおりとなります。
二つ目は、これも昨年実施された「子育て世帯臨時特例給付金」です。この制度も平成27年度も実施される予定です。
今回の給付は、消費税率引き上げの影響を踏まえ、平成27年6月分の児童手当の受給者及び要件を満たすかたに対し、その対象となる児童一人当たり3千円が支給される予定です。
三つ目として「マイナンバー制度」があります。
テレビなどでも啓発が行われているのですが、「マイナンバー制度って何だ?」、「いつから始まり、その制度によってどうなるの?」など、僕の知人などでも知っている人が少ないように感じます。
- 番 -
「マイナンバー制度」とは、正式には「社会保障・税番号制度」と言い、国の制度で既に法律で規定されています。概要を要約すると・・・。
マイナンバーは、住民票を有する全てのかたに1人1つの番号(12桁)を付け、社会保障や税、災害対策の分野で効率的に情報を管理し、複数の機関に存在する個人の情報が同一人の情報であることを確認するために活用されます。
(マイナンバーロゴマーク:マイナちゃん)
マイナンバーは、行政的な業務を効率化し、国民の利便性を高めて公平で公正な社会を実現するための社会基盤となるものです。
期待される効果は、次の3点があげられます。
(1)公平・公正な社会の実現
所得や他の行政サービスの受給状況が把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止することが可能となり、本当に困っているかたにきめ細かな支援が行えるようになります。
(2)国民の利便性の向上
これまで様々な行政サービスを受ける場合、必要な添付書類を自ら揃える必要がりましたが、マイナンバーを利用することで行政機関側で確認できるなど、行政手続が簡素化され、 国民の負担が軽減されます。
また、行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関から様々なサービスのお知らせを受け取ったりできるようになります。
(3)行政の効率化
行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。
複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が少なくなります。
平成27年度は、この「マイナンバー制度」が実際に動き出す年度です。
平成27年10月にマイナンバー(個人番号)が通知され、平成28年1月から希望者に「マイナンバー(個人番号)カード」が交付される予定です。マイナンバーカードの交付手数料は、初回は無料の予定です。
現在、国をはじめ都道府県や市町村で導入準備作業が行われています。 詳しくは、次のホームページをご覧ください。 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bangoseido/
箕面市では、3月31日まで『明日くるかもしれない大災害!今すぐ始めよう!家庭の備え』の統一キャンペーンを実施中です。