こんにちは。総務部の中井です。
6月は真夏日や暑い日が続き、梅雨という感じがしなかったのですが、7月に入り梅雨らしく雨の日が増えています。
平年の梅雨明けは21日頃ですが、今年はもう少し梅雨の期間が長引くそうです。また、梅雨末期になると、例年局地的な大雨が各地で発生しています。
さらに、現在、大型で勢力が強い台風8号が関西に近づいており、10日3時には九州の西に、11日3時には四国に達する見込みとなっています。すでに各地で被害が出ており、今後とも台風に伴う暴風や大雨に厳重な警戒が必要です。
大雨に伴う災害の発生の可能性を示す“大雨警報”や“土砂災害警戒情報”、“大雨特別警報”の発表に注意し、大雨が予想される場合は洪水や浸水、土砂災害などに備えて、早めの避難を心がけるようにしてください。
市では、各気象警報だけでなく、子どもや市民の安全・安心に関わる情報をパソコンや携帯電話にメール配信し、防犯・防災に役立てていただくことを目的として、市民安全メールの配信をしています。ぜひ登録をお願いします。
全国初!「落雷警戒メール」を市民に配信する実証実験を開始しました。
「箕面市落雷警戒市民メール配信実証実験」について
7月7日の撮れたてブログでもご紹介していますが、箕面市は、雷が多く発生する夏に向けて、学校の屋外での活動やイベントでの落雷事故を未然に防止するため、株式会社具現化と音羽電機工業株式会社にご協力いただき、「箕面市落雷警戒市民メール配信実証実験」を開始しました。
実証実験は、市役所の屋上に半径10キロ圏内の雷雲を検知するセンサーを設置し、落雷の危険性が高まった時に、警戒情報を事前に登録された市民のメールアドレスに配信するものです。雷センサーを使用し、市独自で市民に落雷警戒メールを配信するのは、全国でも初めてです。
これにより、学校の屋外での活動や市内でのイベントなどで、学校や主催者が落雷の危険性を事前に察知し、中止や退避等の適切な措置を講じることができます。
雷雲を検知するセンサー
今後の運用予定
7月下旬まで
試行的に市立小・中学校、幼稚園、保育所、危機管理担当職員、市施設の職員等へ配信します。
8月上旬以降
登録いただいた市民へメールの配信を行います。
登録方法などについては、市ホームページ、市広報紙8月号、市民安全メールでお知らせいたします。
落雷による事故
落雷は、一年の中でも7月〜9月頃、特に8月に多く発生し、毎年約100件の災害が起きています。しかし、そのほとんどが事前に避難するなどの避雷対策をとり、注意していれば防げたものと言われています。
雷の電流は一般家庭の数百から数百万倍に達するほど強く、直撃を受けた場合の死亡率は80%以上です。最近では、大阪府内の野外ライブ会場で女性が死亡した事故が大きく報道されました。
この機器の設置により、落雷の危険性を事前に察知し避難することによって、市内での落雷事故を未然に予防できたらと願っています。
お問い合わせ先 総務部 市民安全政策課 電話:072-724-6750(直通)
「(仮称)箕面市自転車安全利用条例(素案)」のパブリックコメントを実施しています。
自転車は、身近な移動手段として幼児から高齢者まで幅広い年齢層が利用しています。また、環境にやさしく、健康づくりや、スポーツ、レジャーにも利用されていますが、最近は災害時の交通手段としての役割も担っています。
しかし、大阪府内では、自転車による事故が多発しており、特に自転車同士の事故や自転車と歩行者との事故も年々増大しています。
箕面市でも、平成25年度中に市内で発生した人身交通事故674件のうち、約26パーセントに当たる175件が自転車の関係する事故でした。
また、相手方に怪我を負わせたり、死亡させるなどの重大事故により、自転車利用者が加害者になった場合、裁判で高額な賠償金を命じられた判例もあり、本人だけでなく、家族も含めて精神的、経済的にも大きな負担となります。
そのため、市民をはじめ自転車の利用者にかかわるあらゆる人々の責務を明らかにし、それぞれが力をあわせて、自転車の安全利用の意識を高揚し、自転車の関係する不幸な事故の発生防止をめざすため本条例を制定するものです。
箕面市の人身交通事故発生状況
箕面市内で発生した人身交通事故は、ここ数年700件前後で推移しています。そのうち、自転車事故が約25パーセントから30パーセントと高い割合を占めています。
年
人身事故
内、自転車事故
自転車事故の割合
平成23年
732件
182件
24.9%
平成24年
707件
214件
30.3%
平成25年
674件
175件
26.0%
自転車に係る賠償判例
(事故の概要1)〜加害者が自転車でも後遺障害では高額化が進む〜
小学校5年の児童が、自転車で坂道を20から30キロ程度で走行中に、散歩中の67歳女性と正面衝突。女性は、跳ね飛ばされ頭の骨を折るなどして病院に搬送。意識が戻らない状態が続いています。
(判決) 自転車が20から30キロの速いスピードで走行したこと、前方を注視していなかったことなどを指摘し、保護者の監督義務違反を認め、将来の介護費用を含め総額で9520万円の支払いを命じた判決がありました。(平成25年7月)
(事故の概要2)〜携帯・無灯火自転車と歩行者の事故〜
女子高生が、夜間無灯火で携帯電話を操作しながら自転車で走行中、前方を歩行中の看護師(当時57歳)の女性に衝突。女性は後遺障害が残り看護師の職を失いました。
(判決) 総額で5000万円の支払いを命じた判決がありました。(平成17年11月)
条例の骨子としては、昨年、自転車に関する道路交通法が改正されたことを受け、自転車利用者による歩行者など、他の者に危害を及ぼすおそれがある運転や、事故につながる危険な運転を防止するため、次のような対策を講じています。
(1)自転車の安全利用の推進を図るため、市、自転車利用者、事業者などの責務を明らかにする。
(2)自転車利用者の安全利用に関する意識の向上を図る。
(3)市と警察署が連携し、危険な運転をする自転車利用者への指導、警告を行う。
基本的には全市民が条例の対象となりますが、特に、箕面市の未来を担う子どもたちを交通事故から守るため、保護者・学校・警察署・関係団体・市などが連携して見守り指導していくという先進的な取り組みとなっています。
パブリックコメントの期間は次のとおりです。みなさんのご意見をお待ちしています。
期間 平成26年(2014年)7月1日(火曜日)から平成26年(2014年)7月31日(木曜日)まで
箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。