みなさん、こんにちは。
監査委員事務局長の吉田譲二です。
ベランダのプランターに ササユリ が一輪咲きました。
ササユリと言えば、箕面の市の花。
大阪万博の開催を記念して、その前年の昭和44年12月、市民の投票により市のシンボルとなる「木」と「花」が選定されました。応募総数319通の中から、市の木に「イロハモミジ」、市の花に「ササユリ」が最多投票を得たとされています。
柴山に 人知れず咲く そは ささゆり
たくましき いのちを 秘めて 気高く 優しき姿
我が学舎の 泉なり 強し 麗わし
〜〜と、箕面三中の校歌にも、ササユリは主役として登場しています。
今年、3年ぶりに咲いたこのササユリ。箕面の山から勝手に持ち帰って育てたものではありません。
10年ほど前の公園課長時代、当時の府立城山高校(平成20年閉校)のご協力をいただいて、箕面の山に咲くササユリの球根から、新たな球根を人工的に培養・量産し、それを箕面の山に戻し、里山のササユリを復活させようという夢のような試みが進められていました。その量産された球根の生育実験をするために、市民の皆さんとともに市内各所に植えた球根のうちの一つが、自宅のベランダでたまたま生き残っているというわけです。
球根を植えた当初は、毎年2〜3輪咲いていたのですが、一度枯らしてしまってからはツボミを付けなくなり、どういう加減か、今年、3年ぶりに開花したのです。わずか一輪だけですが、開花後約1週間は、カサブランカを少し上品にしたような甘い香りが部屋の中にも漂っていました。
写真左:1週間ほどかけてツボミが大きくなり、開花前日はこのような大きさ(約9cm)
写真右:開花の瞬間(6月1日)
写真下:開花後約6時間でこのような状態に
府立城山高校の閉校とともに夢のような試みは終わりましたが、あの時、山のあちこち、緑地のかたすみ、協力者の自宅の庭など、市内各所に植えられた球根は、今頃どうしているのでしょう…?
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さて、監査委員事務局では、現在、決算審査の真最中です。
平成25年度の出納閉鎖期間が過ぎ、その後、決算関係書類の提出を受け、一般会計・特別会計、病院事業会計、水道事業会計及び公共下水道事業会計の各会計について、係数を確認するとともに、予算が適正に執行されているか等々の事前審査を行っているところです。
今後、監査委員による各会計管理者へのヒアリング・質疑応答など本審査を経て、最終の決算審査意見書に取りまとめる作業を進めていきます。関係する職員のみなさんには、万全の準備と審査へのご協力をお願いします。
なお、この決算審査意見書は、来月早々、監査委員から市長に提出され、市長は、これを平成25年度決算関係書類に添え、来たる9月の市議会に提出し議会の認定に付されます。
箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。