みなさん、こんにちは。
監査委員事務局長の吉田譲二です。
新年度がスタートして、早や1か月半。
ゴールデンウィークも終わり、庁内の事業部局では、前年度までの課題を検証し、それらを踏まえて今年度の目標やスケジュールを立て、これに新たな事業も加え、それぞれの業務を軌道に乗せていく重要な時期を迎えていることと思います。
この時期、監査委員事務局は、所属する連合組織の定期総会や研修会が集中し、2名の監査委員とともにあちこち飛び回ることになります。
4月11日には、北大阪都市監査委員会の定期総会と研修会が摂津市で、同じく18日には、大阪府都市監査委員会が守口市で開催されました。
この日は、平成25年度決算や26年度予算案、役員選出など所定の審議の後、関西学院大学大学院の小西砂千夫教授により「第2次安倍政権における地方財政と地方分権改革の動向」と題した講演が行われました。
今後、来週23日には、近畿地区都市監査委員会が四条畷市で、さらに8月28〜29日には、全国都市監査委員会が熊本市で…、と続きます。
これらの都市監査委員会という、地域レベルから全国レベルにわたる連合組織の目的は、監査委員相互の意思疎通・情報共有、研修・研究発表、監査委員制度に関する国への意見具申・陳情などを行うことにあります。
箕面市の監査委員事務局は、公平委員会事務局と兼ねて3名の職員体制で運営していますが、このような少人数職場において、高い専門性が求められる監査業務の知識やノウハウ等を蓄積・継承していくのはなかなか難しい面があります。地域の各都市が集まる都市監査委員会の活動を通して、これらを補完し、情報交換、事例研究などを連携・協力して行えることは心強い限りです。
現在、全国都市監査委員会では、これらの活動の一環として、監査の計画・実施・指摘・公表の手順や手法等を内容とした、統一的な「監査基準」の制定に向けてその第一次試案を公表し、今後、各地域の都市監査委員会の意見を踏まえて最終調整が行われる予定です。
また、現行の監査委員制度の見直しや監査機能の充実・強化に向けた国の動きに対し、地方の独立性や分権化の流れに逆行する部分について、慎重な対応を求める意見書を提出するとともに、国と協議を進めていくことも検討しているところです。
それぞれの都市監査委員会の運営は、所属する各都市の輪番制で行っていますが、箕面市は、来年度、北大阪都市監査委員会の会長と大阪府都市監査委員会の理事、さらに平成29年度は、近畿地区都市監査委員会の定期総会の開催・運営という大役を担わなければなりません。
少し気の早い話ではありますが、平成29年5月、近畿一円から監査委員・事務局職員を含め約400〜500名の関係者が、箕面の地に集まることになります。
さて、監査委員事務局では、4月早々に定期監査報告書の公表を済ませ、監査業務のメインは決算審査へと移行しています。
今後、平成25年度の決算関係書類の提出を受け、一般会計・特別会計、病院事業会計、水道事業会計及び公共下水道事業会計の各会計について、係数を確認するとともに、予算が適正に執行されているか等々の事前審査を行い、監査委員による各会計管理者へのヒアリング・質疑応答を経て、最終の決算審査意見書に取りまとめる作業を進めていきます。関係する職員のみなさんには、万全の準備と審査へのご協力をお願いします。
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これまで、海外の世界遺産と対比しながら、「東洋のマチュピチュ 竹田城跡(兵庫県朝来市)」や「東洋のヴィクトリア 吹割の滝(群馬県沼田市)」など数々のスポットを紹介し、誤解等を含め多くの反響をいただいてきました。
さて、今回は ……。
絶海の孤島 イースター島へ !?
あのモアイ像で有名なイースター島は、チリの首都サンチアゴから西へ約3700km、タヒチから東へ約4000kmの太平洋上に位置し、面積は180平方kmで北海道利尻島とほぼ同じ大きさです。島全体が「ラパ・ヌイ国立公園」として、チリ政府により国立公園に指定され、また1995年には世界遺産に登録されています。
イースター島へ行くには、日本からの直行便はなく、タヒチのパペーテ経由で行くか、チリのサンチアゴ経由で行くしかありません。時間的には、日本からタヒチまで約11時間、タヒチからイースター島まで約5時間かかります。それぞれ週2〜3便しか飛んでいないため、タイミングよく予約できたとしても、片道まる2日はかかります。
モアイ像が建造されたのは10〜17世紀と言われています。その後、島内の部族間の争いから「モアイ倒し戦争」が50年近くも続き、モアイをうつ伏せに倒し、目の部分を粉々に破壊することが勝利の証しとされた結果、島全体で約1,000体あったモアイ像のほとんどが倒されました。現在、立っているモアイは40体ほどで、20世紀以降に復元・修復されたものです。
日本からは遥か遠くになりますが、時間をかけ、体力とお金をかけ、一度見に行ってみる価値は十分にあると思います。
……と、数年前からこんな夢と野望を抱いていましたが、それを果たすのは経済的にも時間的にもなかなか困難。
しかし、モアイ像は日本国内にもありました。あんな所にも、こんな所にも。そしてよく似たものが、この箕面にも? ……次回に続く
箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。