生涯学習部長・人権文化部長の浜田です。大型連休も終わりましたが、みなさんはゆっくりと休めましたか。市役所の裏手では、ツバメがやってきています。
さて、今回は、オープンして1周年を迎えた多文化交流センター・小野原図書館の様子や改修が進んでいる東生涯学習センターについてお伝えします。
◆多文化交流センター・小野原図書館がオープンして1周年を迎えました
昨年5月11日にオープンした多文化交流センター・小野原図書館が1周年を迎えました。
3月末までの利用者は、約86000人、1日平均300人以上のみなさんにご利用いただいています。
図書館で本に親しんだり、貸室を利用してイベントや会議を行ったり、comm cafe(コムカフェ)では世界各国の家庭料理が味わえるランチやコーヒーなどを楽しまれています。
これから多文化交流センターや国際交流に関する話題を拾ってご紹介します。
○ニュージーランド・ハット市と箕面市は交流の「窓」を開きました〜「Skype™(スカイプ)」を活用し、子どもたちの国際交流を進めます〜
箕面市は、ニュージーランド・ハット市と平成7年(1995年)に国際協力都市提携を締結していますが、今年3月、ビデオ通話サービス「Skype™」(スカイプ)を活用し、とどろみの森学園、彩都の丘学園、多文化交流センターの3ヶ所にスカイプ交流専用のディスプレイを設置しました。
両市は時差が少なく、身構えて交流することなく、ディスプレイの向こうにハット市の日常を垣間見ることができ、お隣りさんと窓越しに会話を楽しむ感覚で、「ディスプレイ=“窓”」を通じた気軽な交流が可能になります。
3月19日(水曜日)には、とどろみの森学園で、両市長参加のもと開通式が行われ、日本時間の午前10時にハット市のエプニ・プライマリー・スクールと窓が開かれました。
「窓」を通じて、両校の子どもたちは、隣の人と話すようにいつでも気軽に交流できる環境となり、日常的なコミュニケーションを取る新たな姉妹都市交流の形がスタートしました。
(報道資料でも紹介していますので、ご覧ください)
画面前列右側の黄色のはっぴを着ているのが、レイ・ウォレス ハット市長
開通式では、とどろみの森学園の生徒が英語で箕面市や学校の紹介、和太鼓を披露しました。
一方でエプニ・プライマリー・スクールの生徒がマオリの民族舞踊「ハカ」を披露するなど、交流の窓を通じてお互いの文化を知ることができました。
エプニ・プライマリー・スクール生徒によるハカの披露
とどろみの森学園の生徒による和太鼓の披露
始まってまだ数ヶ月ですので、それぞれの学校ではどのようにコミュニケーションを取っていいのか戸惑う児童・生徒の様子が見られるようですが、それこそが異文化交流であり、これからこの「窓」を通じて、英語やニュージーランドの文化を数多く知っていただき、国際協力都市であるハット市により興味を持ってもらいたいと期待しています。
多文化交流センターでは、スカイプの「窓」を入り口から入ってすぐ右側に設置しています。
多文化交流センターは、ハット市の戦争記念図書館の学習室とつながっており、現地の放課後の時間帯となると、たくさんの学生が集まって勉強をしている姿をよく見かけます。お互い手を振ったり、ハット市側から日本語で「こんにちは」と声をかけてくれることもあるようです。
また、5月6日(火曜日)には、ハット市主催の科学技術イベントが現地で行われ、ハット市の依頼により、最新技術の一つである「スカイプ」を活用した姉妹都市交流の形としてイベント会場と多文化交流センターをつなぎ参加しました。
当日は、箕面市ハット市友好クラブ、国際交流協会理事長・職員、文化国際課の職員、大阪大学に留学中のニュージーランドの学生も参加し、ハット市の科学技術関係者と意見交換を行いました。
市民の間でも「窓」を通じて、より自由な姉妹都市交流の展開が期待されます。
多文化交流センターでは、いつでも「窓」を開いていますので、一度立ち寄って、窓に向かって声をかけてみませんか。新しい交流が始まると思います。
○箕面市の国際交流で活躍されている個人と団体が憲法記念日知事表彰を受賞しました
5月7日(水)大阪国際会議場で憲法施行記念式並びに表彰式が執り行われ、国際交流関係で本市から、個人表彰で金星令(キム ソンリョン)さん、団体表彰で「T.E.S.(Try Enjoy Speak) にほんご」が憲法記念日知事表彰を受賞されました。
金さんは、外国人市民が病院などに行かれる際の同行通訳などで活躍している「みのお外国人医療サポートネット」で長年にわたり代表を務めておられ、他にも本市国際交流協会の理事を務めていただいているなど、日々本市の多文化共生事業にご尽力いただいています。
「T.E.Sにほんご」は、昭和63年(1988年)に設立して以来、外国人の日本語学習支援活動を通じて、外国人と地域の人々が共生できる社会の実現に貢献することを目的に活動をされています。本市国際交流協会が多文化交流センターで火曜日と木曜日の午前10時よりセンター事業として実施している、日本語教室「ささゆり」と「あかね」は、T.E.Sにほんごへ業務を委託し実施しています。
金星令さん T.E.Sにほんご会長 西岡さん
○comm cafeを利用しませんか
好評いただいているcomm cafe
5月のランチの内容は、ランチカレンダーをご確認ください。
◆東生涯学習センターの一部をリニューアルしました。
東生涯学習センターの利便性を向上させるため、昨年度後半から順次、館内各部屋の改修を進めていましたが、5月7日にホール(旧大会議室)の利用を再開したことをもって、みなさんが利用される貸室の改修が終了しました。利用者のみなさんには長らくご不便をおかけいたしましたが、より利用しやすい施設に生まれ変わりました。多くのみなさんのご利用をお待ちしています。
また、駐車場については、これまで駐車スペースの不足のため、利用者や近隣のみなさんにご迷惑をお掛けしていましたが、駐車スペースを大幅に増設しました。
5月20日からの利用を予定しています。駐車場は、施設利用者以外の不適切な利用防止と、駐車場の維持管理費用の一部を賄うため有料化(図書館で本を借りたり、返却したりする時間。施設利用の予約を行うために要する時間を30分と見込み、30分間は無料。)しますので、ご理解をいただきますようお願いします。大会議室は、可動ステージの設置などを行い、これまでの生涯学習活動のみならず、コンサートや講演会、発表会など様々な催しに対応できるホールになりました。
音楽室(大)は、フローリング化や、ダンスなどで活用できる鏡を整備し、利用ニーズの多いダンスなどにも活用できる多目的室として改修しました。
ほとんど利用がなかった録音室・暗室を、音楽室(小)とともに利用の多い音楽スタジオに改修しました。
なお、本年度は利用者のみなさんが快適に利用いただけるよう、トイレの改修などを行う予定です。
◆箕面市美術協会がチャリティ・オークション展を開催します
未だ復興が進まない東日本大震災の被災者のみなさんに対して何か役に立ちたい。そんな思いを胸に抱いていた箕面市美術協会のみなさん。
6月に開催される箕面市美術協会会員展(美協展)が40回目を迎えるのに合わせて、自らの作品をオークションに出品し、その売り上げを被災地の復興に役立ててもらおうと思い立たれました。
美術を通して社会貢献するという趣旨に賛同いただけるかたは、ぜひ会場にお越しください。
箕面市もその趣旨に賛同し、パネル展示に協力しています。
日時:6月1日(日曜日)から6月8日(日曜日) 午前10時から午後5時まで(最終日は午後4時まで)
場所:箕面市民ギャラリー(箕面文化・交流センター地下1階)
併せて「第40回美協展」が多目的室(箕面文化・交流センター地下1階)で開催されます。
チャリティ・オークション展、美協展のお問い合わせは、072-729-0750(九後さん)、または080-5356-5116(大井さん)までお願いします。
箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。