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火災・救急統計

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皆さん、こんにちは。消防長の室留です。
風薫る五月、山の緑、新芽に日が差して一段と色鮮やかに映っています。
 
消防本部から見た景色です。1か月前と比べ緑が日に日に濃くなってきているのがわかります。
(左側が昨日、右側が1か月前です)

先日、自宅近くの公園で散歩を楽しみました。春の花々が綺麗に咲き誇り、水辺では水鳥(カモ?)が散歩し、心が和む風景でした。

昨日は福知山市で最高気温が30度まで上がり、近畿で今年初の真夏日を迎えました。今日の大阪の天気は「晴れのち雨」で最高気温は28度の予想です。

これからの季節、熱中症に注意が必要となってきました。熱中症は毎年7月から8月に集中して発生しますが、急な気温の上昇で体がまだ暑さに慣れてないため、例年5月ごろから熱中症で病院に搬送されています。

熱中症対策として、まずは暑さを避けることが一番です。外出するときには日傘や帽子などを着用し、長時間炎天下にいることは避けましょう。
また、熱中症は室内でも起こります。エアコンや扇風機などで部屋の温度と湿度を下げることが大切です。
水分補給をこまめにし、何よりも普段からの体調管理・健康管理には十分留意しましょう。

さて、今回は平成25年中における火災・救急・救助の概要を取り上げさせていただきます。

1.火災の概要
(1)火災件数は、19件で2年連続で20件未満!
平成25年中における火災件数は、19件で、前年に比べ2件(約12%)増加していますが、2年連続で20件未満になりました。

火災種別ごとには、建物火災は12件で全体の約63%を占め、車両火災は3件(約16%)、その他火災は4件(約21%)で、林野火災は3年連続発生していません。前年と比較すると、建物火災が増減なし、車両火災が1件減少し、その他火災が3件増加しています。

(2)火災損害額は、29,767千円で前年より増加!
火災損害額は、29,767千円で、前年に比べて11,543千円増加しています。
火災種別ごとには、建物火災が28,697千円、車両火災が968千円、その他火災が102千円で、前年と比較すると、建物火災が11,280千円増加、車両火災が182千円増加、その他火災が81千円増加しています。

建物火災による焼損面積の合計は、375平方メートルで、前年と比較すると、300平方メートル増加しています。

(3)火災による死者は0人、負傷者は3人
火災による死者はなく、負傷者は建物火災で2人、車両火災で1人の方が負傷されています。前年と比較すると、死者は1人減少していますが、負傷者は建物火災で1人増加、車両火災で3人減少しています。

(4)火災原因の第1位は「たばこ」
火災原因の第1位は「たばこ」、第2位が「電気関係」、第3位が「放火及び放火の疑い」及び「コンロ」となっています。

(消防隊の訓練の様子)

2.救急の概要
(1)救急出場件数は過去最高の5,948件
平成25年中における救急業務実施状況は、救急出場件数5,948件(対前年535件増、対前年比9.9%増)、搬送人員5,502人(同565人増、同11.4%増)となっています。
これは、1日平均16件(前年14.8件)出場し、市民の24人に1人が救急隊によって搬送されたことになります。

(2)搬送人員の約6割が軽傷
平成25年中の搬送人員5,502人のうち、入院加療を必要としない軽症が3,600人で全体の65.4%を占め、次に中等症の1,808人(32.9%)、重症の46人(0.8%)となっています。

(3)救急救命士による救急救命処置は71人
平成25年中に救急隊員が応急処置を行った救急患者は5,661人(搬送者5,454人、不搬送者207人)で、この救急患者に対して、延べ19,780回の応急処置を行っています。
また、救急救命士による救急救命処置(特定行為)は、71人(搬送人員の1.3%)に対して行われています。

(救急救命士の訓練の様子)

(4)北部地域(箕面森町及び上・下止々呂美)の出場件数は90件!
北部地域(箕面森町及び上・下止々呂美の総称)において豊能町との「箕面市と豊能町との間における消防事務の委託に関する規約」等により豊能町消防本部が出場した件数は90件(対前年4件増、対前年比4.6%増)、搬送人員は88人(同6人増、同7.3%増)となっています。

(5)救命講習等の応急手当の普及啓発への取組み
救急事故の覚知から救急隊が現場に到着するまでに要した時間は、平成25年中の平均で約7.0分となっています。しかし、救命率の向上をはかるためには、救急隊の到着時間の短縮はもとより、救急隊が到着するまでの間に救急現場近くの住民による応急手当が適切に実施されることが重要です。

消防本部では救命を主眼とした応急手当の普及啓発を推進するため「普通救命講習?(3時間)」と「普通救命講習?(4時間)」を実施しており、小児、乳児、新生児を対象とした「普通救命講習?(3時間)」も実施しています。また、従来の普通救命講習より短時間に設定した「救命入門コース(90分)」を実施しています。

市民に対する講習の実施方法についても、e-ラーニングを活用した講習や普及時間を分割した講習が可能となりました。
また、救急搬送人員の約6割が軽症であることから、講習会等を通じて救急車の適正利用及び「救急安心センターおおさか」について広報を行っています。
 
(6)「救急安心センターおおさか」
「救急安心センターおおさか」は、救急相談窓口(ダイヤル #7119)として相談員、看護師が医師の支援体制のもとに、24時間365日救急医療相談として、病気やケガの緊急性の判断や応急手当、適切な救急病院の案内について対応し、緊急性のある場合には、最寄りの消防署から救急車を出場させるなど、市民に安全と安心を提供するものです。箕面市は、平成22年12月1日から参加をしています。詳しくはこちらへ

3.救助の概要
(1)救助出動件数は、12件
平成25年中における救助出動件数は12件で、前年と比べ5件の減少となっています。事故種別ごとの出動件数は、交通事故が6件、建物等による事故が1件、水難事故が1件その他の事故が4件となっています。救助活動件数は6件、救助人員は6人となっています。

 

(救助隊の活動を支える救助工作車)

 

【火災救急発生状況(平成26年1月1日からの統計です。)】
本日、5月14日(水曜日)午前9時00分現在。
火災     7 件(昨年同時期同数)
救急  2179件(昨年同時期比較+19 件)
火災件数は、昨年と比較して同数。救急件数は、19件増加しています。

 

 

箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。 

 


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