Quantcast
Channel: 部長ブログ@箕面市役所
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2068

鉄道・バスが便利なまち 箕面市総合都市交通戦略 (素案) を公表!

$
0
0

 こんにちは、地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 暦のうえではもう春ですが、先週末には記録的な寒波が押し寄せ、寒い日が続いています。 インフルエンザも流行していますが、皆さま、体調など崩されていないでしょうか? 市役所では新年度予算を審議していただく平成24年第1回定例市議会に向けて、大詰めの作業が続いています。

 さて、今回は、現在、策定作業を進めている “箕面市総合都市交通戦略” について、その概要と検討状況をお知らせします。

 “箕面市総合都市交通戦略” は、人にやさしく、クリックすると拡大します環境にやさしい “公共交通による移動が便利なまち” を実現するため、北大阪急行線の延伸や新名神高速道路の開通など交通環境の変化や、少子高齢化による交通弱者の増加など今後急速に進展するとみられる状況変化に対応し、市民、事業者、行政などさまざまな主体が協働して公共交通を軸としたまちづくりに取り組んでいくための指針となるものです。

 昨年5月に、国、府、市、学識経験者、交通事業者、NPO、商業者などからなる総勢20名の 「箕面市都市交通戦略検討協議会」 を立ち上げ、協議を重ねてきた結果、この度、戦略 (素案) がまとまり、パブリックコメント(素案に対する意見募集) を実施しているところです。

 パブリックコメントは2月1日から3月1日までの間実施しています。 詳しくは、【こちら】 をご覧いただきたいと思いますが、骨子は概ね次のとおりです。


1.箕面市を取り巻く交通環境

 箕面市を取り巻く交通環境を整理すれば、以下の5点に集約できます。
  ● 公共交通の整備が十分ではなく、他都市への移動や市内東西方向の
   移動が不便
  ● 自動車依存度が高く、自動車分担率が近隣市の約1.5倍
  ● 自転車・歩行者交通量が20年間で約1.5倍に増加
  ● 公共交通の利用者数が10年間で約7パーセント減少
  ● 高齢化の進展で、20年後にはおよそ4人に1人が高齢者

 こうした状況を放置し、自動車への依存を続けると、公共交通のサービス低下を助長し、高齢化の進展とともに交通弱者の増加につながるため、鉄道・バスを軸とした交通体系の整備によるまちづくりが求められています。

2.基本理念と方向性

 環境問題の深刻化や少子高齢化の進行など時代の潮流を踏まえ、かつ、第五次箕面市総合計画にうたわれた 「公共交通による移動が便利なまち」 「人と環境にやさしい交通体系が整ったまち」 を実現するため、都市交通の 「基本理念」 と 「目指す方向性」 を以下のとおり設定しています。

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)

3.総合交通戦略の構成

 “箕面市総合都市交通戦略” は、大きくふたつの分野で構成しています。
  ● 長期的な総合交通計画  (目標年次 平成42年度)
    20年後を見据え、都市交通で目指す 「将来像と基本方針」、「都市交通の
    あり方」 を明示
  ● 短・中期の戦略実施プログラム  (目標年次 平成32年度)
    今後10年間で優先的・重点的に取り組むべき 「施策のパッケージ化」 と
    「プログラムの設定」、「評価・改善システムの確立」

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)

4.都市交通のあり方

 総合交通計画 (長期) で示した 「都市交通のあり方」 の主だった項目は以下のとおりです。

  ● 鉄道延伸
    箕面市の骨格を形成する都市基盤の中で最後に残された課題である
    北大阪急行線の延伸を推進
  ● バス路線網の再編
    鉄道延伸の効果を箕面市全域に波及させるため、バス路線網を再編
    して、新駅及び市内東西方向の移動サービスを充実
  ● 道路空間の再配分 (バスレーン・自転車走行空間)
    道路空間の再配分により、バスレーンや自転車走行空間の確保を検討
  ● 交通結節点の整備 (駅前広場、駐車・駐輪)
    (仮称)新箕面駅を交通結節点として、バスやタクシー等との乗り換えが
    便利な駅前広場を整備
クリックすると拡大します  ● バリアフリー化
    ノンステップバスの導入やバス停での音
    声・点字案内板の設置などを推進


そのほかの項目をご覧になりたい方は
右の画像をクリックしてください。  



5.戦略実施プログラム

 戦略実施プログラムでは、4つの基本戦略ごとに施策をパッケージ化し、17の戦略施策をまとめています。 それぞれの戦略施策には、施策を実施する趣旨や具体案、対象地域、関係者、工程 (実施時期) などを整理しており、今後10年間で進める交通施策の指針となるものです。

 基本戦略 (施策パッケージ) ごとの 戦略施策の概要は以下のとおりです。

<基本戦略 1>
   質の高い生活を支える公共交通サービスの充実 (公共交通関係)

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)


<基本戦略 2>
   多様な交通基盤としての道路の使い方の見直し (道路関係)

 クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)


<基本戦略 3>
   新たな魅力拠点となる駅周辺のまちづくり (交通結節点関係)

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)


<基本戦略 4>
   安全・安心でみんなが使う交通まちづくり (ソフト系)

クリックすると拡大します
                                   (画像をクリックすると拡大されます)


 以上が、現在、パブリックコメントを実施している “箕面市総合都市交通戦略(素案)” の骨子と概要です。 皆さま方の積極的な意見をお待ちしています。

   ※ パブリックコメントは 【こちら】
   ※ 箕面市総合都市交通戦略 (素案) 概要版 (PDF:2,065KB) は 【こちら】
   ※ 箕面市総合都市交通戦略 (素案) 本 編 (PDF:6,556KB) は 【こちら】

 今後は、パブリックコメントでいただいた意見を踏まえて内容を修正し、再度、「箕面市都市交通戦略検討協議会」 に諮ったうえで成案化し、すみやかに決定したいと考えています。 北大阪急行線の延伸計画が大きく前進し、新たな一歩を踏み出そうとするなか、箕面市全体の交通体系のあるべき姿を描く “箕面市総合都市交通戦略” は、周辺地域を含めたまちづくりを展開し、鉄道の延伸効果を全市域に波及させるためにも、非常に重要な意味をもつ計画ですので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。




箕面市では、1月から3月まで「はじめませんか?地域のボランティア活動 〜まずは箕面市役所へ!シニア・ナビでご紹介します〜」統一キャンペーンを実施中です。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2068

Trending Articles