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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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市長政策室の役割と箕面市の政策決定のしくみ

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皆様こんにちは。市長政策室の稲野です。

市役所では、今年も5月1日から「クールビズ」がはじまっています。初めは「まだ寒いなぁ」という感じでしたが、日を増すごとに、少し蒸し暑くなってきました。今年の夏の気温は「平年並み又はやや高い」と予測されています。水分補給や体調管理に留意しながら、節電にご協力をお願いいたします。

また、東日本大震災から、約2年2か月が経ち、瓦礫の処理に一定の目途がついたとの報道がありました。しかし、市民生活が復旧・復興するには、まだまだ程遠い状況にあります。
箕面市では、今後も可能な限りの、末永い支援を続けていくこととしており、現在も3名の職員をそれぞれ約1年間、大槌町へ単身派遣しています。(本市の支援の取組はこちら)
まず誰にもできる支援は「東北を忘れない」ことだと思います。それぞれの立場で可能な支援を続けていきましょう。

 

(咲き出したバラの花)

さて、今回は少し硬いですが、自らのおさらいを兼ねて、私が所属する市長政策室の役割と箕面市の政策決定のしくみについて、ご紹介します。

◆市長政策室の役割
箕面市の市長政策室は、市長・副市長と一体となって市政の総合推進を担うセクションです。政策推進課秘書課箕面広報課の3課で構成しています。

他市では、市長公室や企画部、総務部といったセクションが一般的で、人事や財政、企画調整などと一緒になっている場合が多いのですが、本市では倉田市政が誕生してから、トップと一体となって重要政策を、スピード感をもって決定・推進するため、他市にはない「市長政策室」という直属セクションを設けています。

市長政策室のうち、政策推進課は、トップが関わるさまざまな政策協議に参加したり、事前調整をしたり、財政部局と連携しながら行政評価や予算編成など市全体の施策の推進に携わったりしますが、直接に事業を執行することはありません。
ですから、いろいろなかたから「毎日忙しそうだけど何してるの?」とよく聞かれますが、「いろいろ・・・」とか、「何でも・・・」といった表現になってしまい、うまく説明できないのが悩みです。
他市の友達にはイメージが湧きにくいらしく、いつも不思議がられていますが、スピーディな意思決定と実行を旨とする、いまの箕面市政にはピッタリのセクションと感じています。

秘書課は文字どおり、市長・副市長の秘書業務を行っています。スケジュールの調整や来客対応はもとより、本市に関係の深い、全国大会等へ出場したかたや、優れた功績を挙げたかた、人命救助等に尽力されたかたなどの栄誉を称える市長表彰の業務も担当しています。
また、箕面広報課は広報紙「もみじだより」や市ホームページの管理、プレスへの情報提供を担っており、市が力を入れて取り組んでいる施策や行政サービス、市内で行われる各種イベント等のお知らせなど、市に関する様々な情報を迅速かつわかりやすくお伝えするよう努めています。
市長政策室は、これらの3課が常に連携して、トップマネジメントを支援しています。

◆箕面市の政策決定システム
本市行政の意思決定は、最終的には市長の決裁により決定(副市長以下の職員があらかじめ定められた範囲で意思決定することを「専決」といいます。)しますが、その前段の方向性の確認や全庁的な方針調整のため、毎月1回、定例の政策決定会議を開催しています。(審議案件により、開催しなかったり、臨時で開催したりする場合もあります。)

参加メンバーは、市長、副市長、市長政策室長、総務部長、市民部長、地域創造部長と審議案件を所管する部長です。教育委員会や上下水道などに関する案件の場合には、教育長や公営企業管理者なども参加します。

また、政策決定会議に付議する審議案件を事前調整するため、政策調整会議を開催しています。参加メンバーは、副市長、市長政策室長、総務部長、市民部長、地域創造部長と審議案件を所管する部の部長、副部長、次長、課長などです。

これらの様子はホームページで公表していますが、条例の制定・改正や、各種計画の策定、それに伴うパブリックコメントの実施、指定管理者制度の導入など、案件を見ただけでも、市の様々な施策の方向性をこの会議で決定しているということがわかっていただけると思います。

もちろん市の重要政策や、それに伴う条例・予算などは、行政内部の意思を市議会へ提案し、市民の代表である議員同士で議論され、市議会で決定されます。市議会は、定例では年に4回開催され、市長が提案したさまざまな案件を審議されるとともに、議員が提出された議案や意見書の審議などが行われています。(詳しくはこちらこちらをご覧ください。)

 

(特別会議室)

それら以外の全庁的な課題を総合的に調整するとともに、各部局室のトップ間で情報を共有するため、毎月2回、経営会議を開催しています。参加メンバーは、市長、副市長、教育長、公営企業管理者、病院事業管理者ほか部長級の職員全員です。先日の会議では、被災地支援職員に関することや今年度の節電対策について議論しました。


【お知らせ】
<Comm caféがオープン>
去る5月11日に開館した小野原西の箕面市立多文化交流センターの中に、Comm café(コム・カフェ)という名前のカフェがオープンしました。外国人市民が日替わりで、世界各国の多文化なランチを提供しています。めずらしいスイーツや飲み物もあります。ぜひご利用ください。
○営業時間:火〜土曜日 9:30〜17:00
ランチは11:30〜14:00(数量に限りがあります。お早い目にご来店ください)

 
(Comm caféのようす)

 

箕面市では、5月から8月まで、「オレンジゆずるバスで行こう!日曜・祝日はお買い物バスとして運行」統一キャンペーンを実施中です。


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