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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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看護の日、鳥インフルエンザ、オレンジゆずるバス

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 箕面市立病院事務局長の宇治野清隆です。

 この時期は、一日の気温の変化が最も激しいように思います。
 昼間は快適ですが、朝夕は少し寒いので体調を崩されている方も多いのではないでしょうか。皆さん体調の管理を心掛けましょう。

− 開 −
 今年もフロ−レンス・ナイチンゲール生誕の日(5月12日)に由来した「医療・看護フェア」を先週の5月9日(木曜日)と10日(金曜日)に開催しました。

 

 2日目の5月10日はあいにくの雨模様だったのですが、2日間で昨年より11人多い延べ1,486人の方が来場されました。

 歯科医師による相談も行い、医療、薬剤、リハビリ、放射線、かかりつけ医、看護、栄養や介護などの相談コーナーを設置して相談に応じました。
 相談コーナーでは栄養相談が最も多く150件、次いで看護に関する相談が99件、次に歯科も含めた医療(医師)への相談が35件でした。

 また、毎年人気がある骨密度、体脂肪、肺年齢や血圧などの測定コーナーはそれぞれ300人前後の方が利用され延べ1,170人、箕面市消防職員のAED(自動体外式除細動器)による救急蘇生の実技演習には28人、1日看護体験には3人の方が参加されました。

 外来エリアでは市立病院の各部門や在宅介護に関係する部署の業務内容や職員の紹介パネル掲示など、2日間にわたる箕面市立病院に関わる医療や看護について啓発を行いました。ご来場ありがとうございました。
 開かれた病院をめざし来年度も開催を予定しています。


− 危 −
 鳥インフルエンザの情報です。
 一昨日の健康福祉部中井理事のブログでも注意点などが紹介されていますが、中国で発生している鳥インフルエンザ(H7N9)の状況と感染の仕組みについてお話します。
 この冬に日本で流行したインフルエンザは、2月のブログで報告したとおりA香港型(A/H3N2亜型)で、季節性(普段)のインフルエンザです。

 鳥インフルエンザ(H7N9)は、今のところ鳥から人へ感染して、高い死亡率が報告されていますが、WHO(世界保健機関)の報告では、現段階では持続的な人から人への感染は認められていません。

 簡単な例えで説明すると、インフルエンザが感染するには、感染する相手方と共通のウイルスの形、鍵のようなものが必要ですが、現在のところ鳥インフルエンザウイルス(H7N9)には人に感染する鍵を持っていないと考えられます。

 しかし、ウイルスは常に変化しており人と共通の鍵を持つ可能性は大きく、平成21年に流行したインフルエンザ(H1N1)は、鳥 ⇒ 豚に感染し、人に感染する鍵に変化 ⇒ 人に感染し、人 ⇔ 人の感染が拡大しました。
 当初の呼称を「豚由来インフルエンザ」と呼んだのはこの経緯からです。鳥インフルエンザウイルス(H7N9)が人に感染する鍵を持つようになるのは時間の問題だとも言われています。


 
 この鳥インフルエンザが人から人に感染する鍵を持つと、これまで人間はこのウイルスに感染した経験がないために抗体を持っておらず、急速に感染が拡大したり、症状が重症化することが懸念されています。

 人から人への感染が認められた段階で、呼称が「鳥インフルエンザ」から「新型インフルエンザ」に変更されます。
 国では、昨年5月に「新型インフルエンザ等特別措置法」が公布され、今年の5月6日に施行されました。
 この法律は、感染の拡大を可能な限り抑制し、健康被害を最小限にとどめ、社会や経済を破綻させないための法律です。

 「新型インフルエンザ」となった段階で国はその感染力、毒性などを総合的に判断します。もし強い感染力や強毒性がある場合は、この法律に基づく「緊急事態宣言」を発することにより、国や地方公共団体が国民に対して様々な行動制限を行うことが可能となります。

 また、社会活動を維持する公務員は当然ですが、医療関係者や医薬品製造販売業者などの民間人も業務を継続する責務を果たすことを国から求められます。
 そのような要請を受けて業務に従事する者には、ワクチン接種や健康被害に対する補償なども考えられています。

 一般の方は今、何をする必要があるのか?
 それは、鳥インフルエンザの発生地域への不要不急の渡航をしないことが肝要です。また、そのような地域から帰国後10日以内に発熱等のインフルエンザ様の症状が発症すれば、まず、近くの保健所に相談し、指示を受けてください。
 それと、手洗いを励行し、診療所や病院に行く場合は必ずマスクを着用するようにお願いいたします。

 鳥インフルエンザ等の詳しい情報は、下記のホームページをご覧ください。http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/h7n9.html

− 変 −

 日曜日・祝日の「オレンジゆずるバス」は、市立病院への乗り入れ便がなくなりますので、注意してください。

 5月20日(来週月曜日)から「オレンジゆずるバス」の本格運行が実施され、運行ルートとダイヤが変更になります。

 平日と日曜日・祝日の運行ルートとダイヤが異なり、日曜日・祝日は市立病院敷地内への乗り入れがなくなります。平日は、これまでどおり病院敷地内まで運行します。

 日曜日・祝日に市立病院に来られる場合は、少し不便になりますが、お間違いのないようにしてください。


− 催 −
★ 今年度最初の「市民医療講座」を開催します。
 入場無料、事前のお申し込みも不要です。是非お気軽にお越しください。

 今回は、肩の痛みについて、種類や原因、治療方法などをわかりやすくお話しします。

  ・ 開催日時 6月22日(土曜日)14時〜16時
  ・ 開催場所 箕面市立病院(箕面市萱野5-7-1)
    リハビリテーションセンター4階 「いろはホール」
  ・ 講  座 「肩の痛みと治療」
  ・ 講  師 箕面市立病院 整形外科医長 後 藤  晃 医師

 

箕面市では、5月から8月まで「オレンジゆずるバスで行こう!日曜・祝日はお買いものバスとして運行」統一キャンペーンを実施中です。


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