こんにちは。総務部の中井です。
箕面の山を彩った紅葉の季節はまもなく終わりますが、市内の花木はすでに冬の支度を始めています。
写真の椿は気の早い一輪だけ早咲きしていますが、一面につぼみをつけ始めています。
ところで、話は飛びますが、2025年国際博覧会が「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマとして大阪で開催することが決まりましたが、大阪万博は1970年以来55年ぶりになります。
大阪万博といえば私が小学生の時なので、若い人は当然ご存じありませんが、当時は国民的歌手と呼ばれた三波春夫の万博音頭がテレビやラジオで流れ、どこどこのパビリオンは何時間待ちといったニュースが連日のように報道されていました。また、海外、特にアメリカ、ロシア(当時はソビエト連邦)のパビリオンで展示されていた「月の石」見たさに何時間も並んだり、企業のパビリオンでは、未来の映像として今では街中でも見かけるマルチビジョンなどが紹介されていたことを今でも覚えています。
今回は「いのち輝く未来社会のデザイン」のテーマに沿って、人工知能(AI)や仮想現実(VR)など21世紀の最先端技術を活用した医療・健康、スポーツや娯楽、新ビジネスを一堂に集め、人々に経済・社会の未来像を示すとされており、大人だけでなく子どもが見ても楽しめ、刺激を受ける内容であってほしいと思います。
防災スピーカー
夕方、市内におられるかたは、5時にミュージックチャイム「家路」を聞かれたことがあるかと思います。(日常生活に支障が生じないように音量を絞っていますので、聞こえない地域もあります。)
これは、緊急時に重要な情報を市内全域に一斉に伝達するために、市内の公園や学校など44カ所に設置している防災行政無線の大型スピーカーから流れているものです。
高性能型スピーカーの設置
市内には、土石流などにより家屋が倒壊する恐れがある土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)や、家屋倒壊の恐れはありませんが、何らかの被害をうける恐れがある土砂災害警戒区域(イエローゾーン)があり、緊急時には確実にこれらの地域にお住まいの方に情報を届ける必要があります。
現在の防災スピーカーは、平成23年度に既存のアナログ方式をデジタル化し一斉更新したもので、市内全域を網羅するよう設置しています。当時としては府内でも最新の機器を導入した先進的な取り組みでしたが、自動車の通行量の多い地域や雨風の強い日には聞こえにくいという声が寄せられることがあり、現状のスピーカーの性能では、そのときの気象状況などによりどうしても生じる課題でした。
近年の全国的な自然災害の多発などを受け、メーカーでは明瞭な音声を遠方まで届けることができる高性能型防災スピーカーの開発が進んでおり、数社から市販も始まっています。
そこで、まずイエローゾーンのハイリスクエリアには高性能型防災スピーカーを、レッドゾーンの人家のうち、戸別受信機の電波の到達範囲内にある戸建て住宅に戸別受信機を設置し、避難情報などの情報伝達の強化を行います。また電波の到達範囲外などについても確実に情報提供できるように対策を進めていきます。
この一環として、高性能型全方位スピーカーを市役所屋上にモデル設置し、全市展開に向けたテストを行います。テストは当初6月末を予定していましたが、地震や相次ぐ台風などにより現在まで延期となっていました。市役所周辺地域にお住まいの皆様には、大音量で大変ご迷惑をおかけすると思いますが、ご理解いただきますようお願いします。
詳しくは、市民安全政策室のホームページをご覧ください。
数種類テストする高性能型全方位スピーカーの一種です。これも屋上に設置しテストします。
高性能防災スピーカーの設置は、防災体制の強化の一環です。
今後とも、市民の安全・安心を図るため、本年度に発災した地震、台風、風水害の振り返りも行いながら、さらに防災対策の強化を図っていきます。