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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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総合評価競争入札を「希望業務選択方式」で実施

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 こんにちは、総務部長の浅井です。
 梅雨もあけ連日猛暑日が続いています。厳しい暑さのなか節電に取り組まれているとは思いますが、健康第一、無理をしないようにお願います。

  さて、今回は、総務部契約検査課の入札制度についての、新たな取り組みを紹介したいと思います。
   箕面市が、物品の購入や工事、業務の委託(清掃や設備のメンテナンスなど)などを発注する場合、事業者を選ぶ方法としては、地方自治法に基づき、一般競争入札、指名競争入札、随意契約により行うことになっています。
  ここでは、入札について説明をしたいと思います。
  一般競争入札は、一定の条件はありますが、広くお知らせして入札参加事業者を募り、入札を行う方法です。指名競争入札は、市が一定の基準により選定した事業者が入札を行う方法です。
   通常は、どちらも、仕事の内容を事業者に示して、それにかかる金額を記入してもらい、一番安い金額を記載した事業者に発注する方法で、価格(入札額)のみで決定します。
   一方、価格とその他の条件(仕事の履行能力や地域への貢献、環境や福祉的な配慮など)を総合的に判断して、事業者を決める「総合評価競争入札」という方法があります。

   今回、箕面市では全国に例のない「希望選択方式」による総合評価競争入札を実施しています。入札の対象になっている業務は、箕面市内の市役所施設や小・中学校など、市内51施設126業務(以下「施設管理業務」といいます。)の警備や清掃、設備の保守などの委託です。

対象の施設 51の公共施設

 


  これまで、箕面市の施設管理業務は、施設や業務ごとに個別で契約を結んでいましたが、これを集約して入札を行うものです。通常、このような場合は、施設管理業務の全ての業務を対象にするか、一定の施設や業務内容で市側が分類して入札を行い、一番低い価格で入札した事業者と契約します。

   新たな「希望業務選択式」では、126業務のうち、事業者が希望する業務を自由に選んで入札することができるというものです。ある事業者は、警備業務が得意だから、全ての施設の警備業務に入札することも考えられます。また、いくつかの施設の警備・清掃・設備保守を受けることで効率性を発揮できる事業者やいくつかの施設の全ての業務に入札することも考えられますし、ピンポイントにこの業務を受託したいと思う事業者もおられるかもしれません。
   どのような入札をしていただけるか予想はつきませんが、事業者の創意工夫や柔軟な発想でどのような組み合わせで事業を受託すれば、効率性が向上し経費削減が図れるかなど、いろんなパターンに対応できるよう、計算数値を設定しています。これが全国に例を見ない新たな方法です。
   また、この入札は、先に説明しました「総合評価競争入札」で行いますので、入札金額だけでなく、事業者の事業に対する実績や能力、履行体制のほか、社会貢献や地域との関わりなども評価します。また、指名競争入札ではなく、一般競争入札で行いますので、多くの事業者に入札していただき、民間事業者の自由な発想でよりよい提案がされることを期待しています。
   なお、この入札に参加できるのは、業務の履行能力を有していることや地方自治法施行令に定める参加資格のほか、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく障害者の法定雇用率を確保している事業者です。

  各業務の内容や評価の方法など詳しく知りたい方は、本ホームページ
http://www.city.minoh.lg.jp/kanzai/ikkatunyuusatu.htmlをご覧ください。
 

   最後に、日程についてお知らせします。7月2日に公募を始め、7月9日に入札説明会を実施し、72事業者が説明会に参加されました。今、事業者からの質問を受けており、8月10日に入札を行います。
  箕面市では、このように新たな制度に取り組み、より効率的、効果的な、事業実施をめざしています。


箕面市では、6月1日から8月12日まで「あなたの1票が未来の箕面を築きます  8月12日は市長・市議会議員 選挙」統一キャンペーンを実施中です。


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