いやぁー、暑くなりましたね。
こんだけ朝から派手にシャンシャン鳴かれると、お前なんかブログに載せたれへん!と思わず蝉に愚痴ってしまう私は正直者。
その真っ白な性格からして、先月号でオケラをヤゴと書いてしまったと告白するぐらい朝飯前の私です。
その私に「僕はオケラと言ったでしょ!」と怒る辻岡さん、ヤゴはオケラの子どもみたいなもんやろ、と言いたげな私の顔を見て、「まったく別物です」と冷たく切り捨てる辻岡さん。
わかりました、あんさん、それはまたブログに出たいということですな。
ということで、ジャジャーン!
クワガタを発見、捕捉して胸を張る辻岡さんの図
畑の中の木を前に、しばし子どもに返ったおじさん二人。
それでも計算の高さは大人のまんま、カナブン数匹には目もくれず狙うは高級甲虫!
両手にクワガタ、うれしさを我慢しきれず思わず顔がにやける辻岡さん。うーむ、なかなかのもんですな。
さて、田植えも一段落し、これから畑は夏野菜が本番、あちらこちらで沢山の種類が美味しく育っております。
食欲の秋ならぬ食欲の四季。
生でも焼いても煮ても炊いても、どう料理しても美味しい箕面の農家の生産物、いわゆる箕農産(正確には箕面産、しかも「産」を「もん」というのが流行らしい)。
ところがどっこい、美味しいと思うのは人間だけではありません。
こいつらです。
若かりし頃、餌場で餌を与える私
こ猿ちゃん、可愛いですねえ
それがあっという間にこの姿、とほほ・・・。
こうなってしまうと、なかなかというか、ほとんど言うことを聞きません。
その彼らが勝手気儘に振る舞うと、農作物にも被害が発生します。
いよいよ出荷という時期に荒らされしまうと、農家さんのいままでの苦労がすべて無駄になってしまいます。
丁寧に袋がけされた袋紙を破ってビワを喰い、種だけ後に置いていくということをやりますので誠に憎たらしい。
おまけに彼らに食べられてしまうと結果的に我々の口に入らなくなる、ということですからよけいに腹ただしい。
担当部局も猿が出没する早朝の時間帯にあわせてパトロールを強化するなど対策をとっていますが、なんせ相手は並はずれた運動神経の持ち主で、完全な防御は困難なのが現状です。
これは銃の発射音を一定時間ごと自動的に鳴らす爆音機です。
近くにいると、鳴るのがわかっていてもびっくりするぐらい大きな音がします。それでも馴れた猿には効果がありません。
こうした状況は猪、鹿、鳥なども同様、作物を作るということは鳥獣との戦いでもあります。
人を見れば逃げる、人里には近寄らせないためにも、エサを与えず自然へ返すことにご協力ください。
苦労して作られてもこうしてやられてしまうと農家さんの意欲が低下してしまいます。
今、農業は高齢化や採算性の問題など離農の危機に直面していますが、鳥獣による被害も大きな問題となっているのです。
さて、今回は真面目にもう一本。
この写真を見てください。綺麗に耕作された農地です。
ところがどっこい、こちらも農地です。
耕作されないまま放置されている、いわゆる遊休農地です。手前の水田の向こうに耕作されていない荒れた農地が拡がっています。
本来、農地は農地として耕作されなければなりません。
数年前までは農業委員の指導により減少してきましたが、ここ数年また増加の傾向を示しています。
これは過去の遊休理由とは異なり、高齢化や後継者不足など、耕作したくともできないといった農業全体が抱える大きな問題が潜んでいると思われます。
こうした問題を解消していくために、例えば農地を農地として預かり機能させるシステムの構築などを検討していますが、何より皆さん方に日頃から田畑の様子に感心を持っていただいて、箕面産の農作物を消費いただくことが農家さんの営農意欲につながっていきます。
箕面の美しい自然にとけ込んだ農風景、美味しい作物を皆さんも一緒に守っていきましょう。朝市情報はこちら、よろしくお願いします。
さて、気分を変えて「思い出のこんなんあったよ」シリーズ、ツゥー。
今回はこのタイトルでは失礼かなと思いつつ、このままご紹介いたします。
皆さんは箕面在住の画家、市美術協会の会長も務められた故荒井秀宣画伯の画集「箕面百景」(1981年刊行)をご存じでしょうか?
「日ごとに変わり行く箕面の風景を今の内に描いて置こうと箕面百景を思い立った。」と、ご本人があとがきで述べておられるように、古き良き箕面の姿が情緒豊かに描かれ、当時の市広報紙にも連載されました。
じっくりとページを開いていくと、まるで自分が描き手になったような不思議な感覚で、今そこにいるかのような気持ちになっていきます。
市立図書館に蔵書されていますので、一度ご覧になってみてください。
ありふれた光景がすごく大切なもののように感じられ、もっと箕面が好きになることでしょう。そして今度はあなた自身が画家の目となり、それぞれの百景続編を見つけられてはいかがですか?
ところで、ブログネタを拾うため古いフィルムを見直していると、箕面まつりで似顔絵コーナーを担当されているところを見つけました。
さすがに子どもたち相手のイベントでも、絵を描くとなるときびしいお顔をされていますね。
今となっては貴重なカットですが、このように箕面まつりはいろいろな出会いの場であり、楽しい思い出がつくれる機会でもあります。
今週末はぜひお友達やご家族で箕面まつりにお出かけください(箕面まつり公式サイト( 外部サイトへリンク ))。
それにしても隠された歴史を紐解く「思い出」シリーズは素晴らしいではないですか。
そこでもう一つの看板企画、「虫もん」も負けじとツゥー。
今回はショッキングシーンからスタートです。
オタマジャクシが押しくらまんじゅうやってる!
ではなくて、死んだ仲間を群がって食べているオタマの図です。
オタマといえども怖いですね、それも生食!
気分を変えて、次いきます。
こいつは新稲の農家さんが設置しているミツバチの巣箱です。ほっといても蜜が採れる、とは農家さんの弁。
なるほど、ミツバチは働き者と聞いていましたが、こんなところで働かされているとは知らなんだ。
それにしても、田畑を歩いていると様々な虫たちに出会います。まだまだ箕面には身近に自然が一杯ですよ。
よい子たちは夏休みだ、おまけに鳥も載せとこう
あれやこれやと書きながら今月もいろいろと楽しませてもらいましたが、お疲れ様でした。
最後は「滝道andドライブウェイの川沿い涼感風味で暑さを吹き飛ばそう!」の図を数枚。
ほんとに暑くなりましたが、皆さん熱中症には気をつけられて、お出かけの際には飲み物を忘れずに日傘・帽子でキューティクルを守りましょう。箕面の大滝では9月2日までライトアップ中です。デートにはぴったりですよ。
〜「今月の一枚」〜
田植えが終わって一段落の水田に月が映え、犬連れのご家族が夕食前の散歩でしょうか。
この場所はスカイアリーナの南側、新稲地区でもっとも高い位置にある水田です。
遠く大阪市内まで遠望できるこの場所は、夕暮れ時も美しいところです。
今月はページが重かったかな、次月もよろしくお願いします(農業委員会 吉田)。
箕面市では、6月1日から8月12日まで「あなたの1票が未来の箕面を築きます 8月12日は市長・市議会議員 選挙」統一キャンペーンを実施中です。