皆さん、こんにちは。消防長の室留です。
桜の季節も終わり、ここ数日はすっかり春うららかな陽気となって来ました。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は、まだ桜に未練があり、もう一目見ようと昨日、自宅近くの五月山にあがり、最後の桜を満喫しました。
今朝、我が家のツツジもようやく開花が見られ、いよいよ春本番です。
消防本部から見た景色です。青空と空気が澄み切った朝、山の緑がとても鮮やかに目に飛び込んできます。
しかしながら、春先は空気が乾燥し、そのうえに強風が吹きやすく、火災が起こりやすくなっています。
そこで、心配されるのが山火事(林野火災)です。
山火事は春先に多く発生しており、統計的には4月が最も多く発生しています。その理由は、季節も暖かくなり、行楽シーズンともなり、山菜取りやハイキングなどが目的でハイカー等の入山者が多くなります。
また、春の野山は地面に枯草や落ち葉が堆積しており、一旦山火事が発生すると燃え広がりやすい環境になっています。山火事の原因の多くは、「タバコ」の投げ捨て、「たき火」、「火入れ」などの人為的な要因が多く、山火事を発生させないため、入山者は火の取扱いに細心の注意を払っていただきたいと思います。
箕面市は市域の3分の2が北摂系箕面連山からなり、明治の森箕面国定公園を擁しています。
山火事のほとんどが、一人ひとりの注意で防ぐことができます。
私たちの財産である豊かなみどりを火災から守るため、皆さんのご協力をお願いします。
平成26年の山火事防止標語 「守りたい 森の輝き 防火の心」
●この1か月の本市消防の動きを紹介します。
【消防学校初任教育修了式】
3月20日(木)消防学校において、実科査閲と修了式が行われました。
消防職に採用されると、消防士として必要な知識、技術を習得するため、6か月間の初任科教育を受けなければなりません。
訓練の総仕上げとなる実科査閲と修了式の様子です。
画面左が、本市消防本部の岡田消防士です。
昨年10月から初任教育生として大阪府立消防学校へ派遣していた本市消防本部の岡田消防士が、無事課程を終了し元気に帰って来ました。4月からは消防署警防第一課に勤務しています。
【箕面市婦人防火クラブ代表者交流会】
3月22日(土)箕面市婦人防火クラブ代表者交流会が行われました。箕面市婦人防火クラブは、「家庭の防火」を合言葉に8クラブ425名で構成され、火災が発生しないよう様々な取り組みや救急講習会などを自治会館やコミセンを拠点として精力的に活動されています。
この日は、箕面山荘風の杜において、新旧の各クラブの会長さんたちによる交流会が行われました。
【消防団消防ポンプ自動車貸与式】
3月28日(金)消防本部において「消防団消防ポンプ自動車貸与式」が行われ、牧落分団と外院分団に新しい消防ポンプ自動車が貸与されました。
箕面市消防団は23台の消防ポンプ自動車を各分団に配置し、府内ナンバーワンの保有台数を誇り、市民の皆さんの安全・安心を日夜守っています。
【高規格救急自動車の寄贈】
3月31日(月)消防本部において「寄贈高規格救急自動車の受納式」が行われました。
昨年8月、最新の救急車で一人でも多くの命を救ってほしいという思いから、高規格救急自動車の購入費用として、3千5百万円のご寄付をいただき、この度高規格救急車自動車が完成し、お披露目の運びとなりました。
(寄付者のご要望で「たきのみちゆずる」がデザインされています。)
(車内の様子です。)
【辞令交付式】
4月1日(火)消防本部で辞令交付式を行いました。
平成26年度のスタートです。心機一転、新たな気合いと緊張感を持って13万4千市民の皆さんの生命と財産を守ります。
【消防長点検】
4月7日(月)消防長点検を行いました。この点検は部隊行動の確実性と厳正な規律を確保させることにより、個人の士気を高め、円滑な消防業務を行うため実施するものです。人(市民)の命を守るためには、まず、隊員や部隊の準備が万端でないとできないことからこのようなことを行っています。
【火災救急発生状況(平成26年1月1日からの統計です。)】
本日、4月14日(月曜日)午前9時00分現在。
火災 7 件(昨年同時期比較 +2件)
救急 1666件(昨年同時期比較 -63件)
火災件数は、昨年と比較して 2件の増加。救急件数は、63件減少しています。
箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。