市民のみなさま、こんにちは。教育委員の高野敦子です。
夏休みも終わり、子どもたちの幼稚園も2学期が始まりました。2学期は行事もたくさんあり、運動会の練習も早速頑張っています。
お祭りの金魚すくいで我が家にやってきた金魚。エサをやるのは子どもが。水槽の掃除は私…
さて、夏休みの間、私たち教育委員は市内の小・中学校を訪問しました。
2、3人ずつに分かれて、各校の校長先生、教頭先生と懇談をしました。
私は、箕面小、南小、中小、とどろみの森学園、東小、西南小、第三中、豊川南小、第六中に行きました。
直接学校の現状、取り組みなどを聞き、各校がそれぞれの課題をもって、それに向き合い、いろいろな工夫をしているのを知ることができました。
当たり前なのですが、子どもたちも地域の特色も学校ごとにそれぞれです。各校がそれぞれのカラーをもって、独自の取り組みの話も聞くことができ、興味深いことがたくさんありました。
中小学校にて
では、私が見てきたこと、感じたことを、たくさんあるのですがいくつか挙げてみようと思います。
●学校の取り組み
どの学校も挨拶の徹底がまず課題にあがっていました。
毎朝取り組むことはもちろんのこと、「あいさつの歌」などがあり、児童会、生徒会の動きが活発な学校も多くありました。
他にも、
・「チャイム着席」(チャイムが鳴って教室に帰るのではなく、休み時間の終わる数分前には教室に帰り着席をする)の取り組み
・「何か一つ、家族のため、周りの人のためにやってみよう」との取り組み(例えば玄関の靴を揃えたり、洗濯物をたたむお手伝いをするなど)
などが取り組みとしてありました。当たり前のことじゃないのかな、と思うのですが、できていない現状。しかし、こうした生活のことは基礎であるので日中の大半を過ごす学校でもしっかり取り組んでいるのだなと感じました。
家庭でもできることは大いにあると思うので、私たち保護者も意識して過ごしていきたいと感じました。
教職員間の連携でも各校が様々に取り組んでいました。以下に例を挙げます。
・子どもたちについて、各クラス、学年のみでなく、全教員が課題や取り組みを頻繁に情報共有
・新たな教育情報やアイデアを学んだ教員の提案の場として自主的に開く研修会
・教員同士での日々の授業研修(最近若手の教員が増えてきたことから、経験が浅い教員が模擬授業をして先輩教員がアドバイスするなど)
などです。
学校ごとに教職員の数も年齢層も違います。教員同士での学び合い、つながりで、どんどん若手が育ち、ベテランが活きる現場になってほしいと思います。
●地域とのつながり
各校、地域の様々な団体とのつながりがあり、子どもたちがたくさんの方々に見守られていることを、本当にありがたいことだなと感じました。
例えば、
・登下校時の見守りやパトロール
・子どもの参加できる多くの行事企画(運動会、文化祭、季節の祭り、清掃活動、校庭を使った野外活動、もの作り体験)
・学校と一緒に授業をつくる取り組み(各学年、年に1回以上)
・土曜日の居場所づくりの取り組み
・防災講習(防災スタッフとして活動できるスキルを学ぶ)
などです。
地域に根ざした取り組みも様々で本当にいろいろなものがありました。
核家族世帯が増えて地域内の繋がりの希薄化も問題になっていますので、学校を中心とした地域の繋がりが、子ども達と地域の繋がり、そして家庭と地域の繋がりになっていけたらと思います。
東小学校にて
今回は主に校長先生、教頭先生との懇談でしたが、ぜひ次回は現場の先生たちにもいろいろお話を聞いてみたいです。そこではもっと具体的な課題なども見えてくるかなと思っています。
●話は変わりますが…
私はこの夏休みに教員免許状更新講習を受講してきました。これは、「その時々で教員として必要な資質能力が保持されるよう、定期的に最新の知識技能を身に付けることで、教員が自信と誇りを持って教壇に立ち、社会の尊敬と信頼を得ることを目指す」目的で平成21年度より導入された制度です。10年ごとに30時間以上の講習受講をします。
必修講座は「教育の最新事情」、選択講座は「心理学概論」を受講しました。大阪教育大学にて。
教育委員になり、教育問題や制度など身近に触れていますが、学校現場ではなく、行政でもなく、第三者の学識者からの講義は大変興味深いものでした。
私は高校(数学)の免許状を有していますので、講義内容も高校現場向きの部分もありましたが、小、中から繋がるところですので今後の教育委員活動にも生かせる知識を得ることができ、有意義なものでした。
最後に。
『たかのさんちのえほんばこ3』
…私が子育てで唯一頑張って続けていること、寝る前の読み聞かせ。我が家で人気の絵本を少しずつご紹介します。
『よーい どん!』
文:中川ひろたか、絵:村上康成、出版社:童心社
「ピーマン村の絵本たち」というシリーズもので、何冊かあります(画像奥にその一部)。
絵がユニークで、文章もそれほど長くなく、ひらがなを覚えたら子どもたちで読める絵本です。ことば遊びも交えてあり、読んでいて楽しいです。
1年を通じていろいろな行事にまつわる絵本がありますので、季節に合わせて読んでいます。
今はもうすぐ運動会なので『よーい どん!』です。
箕面市では、9月1日から11月8日まで「箕面市PRキャラクター「滝ノ道ゆずる」が今年も参戦!ゆるキャラグランプリ2013」を応援する統一キャンペーンを実施中です。