こんにちは。議会事務局の竹内です。
早いもので、もう3月も終わりです。しかしながら、何か寒い日が多く、まだコートを着て通勤してます。いつもならコートは着ていないと思える時期なんですが?桜の蕾もまだ堅そうで少し開花は遅くなるのかな?
市役所では、人事異動の内示が行われ、異動する人や残留する人、昇格する人などざわざわしている時期です。そして、永年勤務され定年を迎えて退職されるかた、長い間色々教えて頂きありがとうございました。残して頂いた業績や伝統は微力ながら引き継いでいきたいと思っています。
私は今のところ何も受けてないので4月以降も、このブログに登場予定ですので引き続きよろしくお願い致します。(何もなければ)
3月は、年度末で何かと慌ただしい時期ですが、個人的には一番好きな月です。何かをリセットしたり、4月からの新しい年度に期する事など何かを始められる季節なのか軽い昂揚感が味わえるからかも知れません、それと、もう一つ最近はご無沙汰ですが、例年この時期は渓流釣りに北陸方面に遠征していました。
まだまだ残雪が多く、雪解け水も多く非常に釣りづらい時期ですが、残雪の間を縫うように流れる川や、岸辺のネコヤナギやふきのとうなど何とも言えない美しい景色が広がります。
その中で姿を現してくれるイワナやアマゴが実に美しい魚体を踊らせて、釣れたときは何にも代え難い至福の時でした。
最近足腰や体力の衰えがありもっぱらアームチェアーフィシィングですが、何とかこの至福を体調を整え是非味わいたいと思っています。
さて、今回は議会の話題が中心です。箕面市議会3月定例会が3月27日に閉会しました。
2月22日に開会してから35日間のロングランでした。この間、施政方針、代表質問あり、各常任委員会、一般質問を経て平成24年度一般会計予算など実に79件の議案等の処理を完了しました。結果は全て可決決定となり、平成24年度の新しい年度の政策・施策や予算が固まり出発することになります。
写真は、代表質問されました5会派の議員さんの写真です。
(公明党代表質問 田代議員) ※後列左は西田議長 右は私です。
(市民派ネット代表質問 尾上議員)
(民主党代表質問 二石議員)
(自民党・市民クラブ代表質問 中井議員)
(日本共産党代表質問 神田議員)
議案では、市長から提出された、当初予算や補正予算、条例の制定・改正などがあり、今回は、市民の安心・安全に関わる防災関連の内容が多く提出されました。その中で「箕面市災害時における特別対応に関する条例制定の件」が可決されました。全国に先駆けて、大規模な災害発生時における災害対策に早期に着手出来るよう、手続きをあらかじめ定めるとともに高齢者等の安否確認について地域住民が実施可能な方法を定めるなどの災害に対処するための特別態勢を整えることを目的として制定されたものです。
審議の中では、安否確認の名簿の個人情報保護法との整合性や地区防災委員会との連携など議論されましたが、全会一致で可決になりました。しかしながら意見としては今後の防災訓練などを通して改善点や修正点が有れば、議会としても改正提案をしていきたいとの意見もありました。いずれにしても市民の生命財産を守るための重要な条例だと思いますので、皆さんも是非内容についてご覧頂きたいと存じます。
平成24年度一般会計予算は38,070,000千円で対前年度比▲0.2パーセントで可決されました。この一般会計予算において、一部議員から2本の修正案が提出され本会議で質疑・討論が交わされましたが、最終原案どおり可決されました。
最終日27日には、議員からの「動議」が提出されました。内容は、「独立行政法人国立循環器病研究センターの箕面市における飛躍発展を希求する決議」です。
これは簡単に言いますと現在吹田市に有ります循環器病センターが移転建て替えを検討されていることを受け、是非箕面市に来て欲しいとの市が名乗りを上げたことに対し、議会としても同一の思いであることを表明したいとの思いからの決議です。27日いきなりの動議での提出でしたので各議員にとまどいも有ったかと思われ、質疑がなされた後全員賛成で決議を採択することが出来ました。
この後、議会は関係機関に対しましてこの決議を送らして頂きまして、誘致に対する熱い思いをお伝えしたいと思っています。決議文は次の通りです。
独立行政法人国立循環器病研究センターの
箕面市における飛躍発展を希求する決議
独立行政法人国立循環器病研究センターは、これまで数多くの住民の命を救ってこられたかけがえのない医療機関であると同時に、ナショナルセンターとして日本の循環器医療を牽引し、全国の医療研究・技術研究の進歩に大きく貢献し続ける日本最高峰の研究機関である。
現在、同センターにおいて、開設35年を経た建物の老朽化等が事業展開上の制約となっていることから、移転建て替えを検討されている。その候補地として、本市は大阪船場繊維卸商団地協同組合とともに名乗りを上げているところである。
この移転建て替えは、同センターにとって大きな飛躍の機会である。その一方で、我々箕面市民が安心の拠り所として信頼を寄せてきた同センターが、万が一この地を離れるとすれば、その喪失感は計り知れないものとなる。
本市の船場地域は、現センターに近接し、交通の要衝であるとともに、大学や病院、研究施設などが集積する北大阪の中心に位置しており、高いポテンシャルをもつエリアである。同地域の地権者であり、同地域を拠点に発展してきた大阪船場繊維卸商団地協同組合も誘致に強い意欲を示していることから、船場地域こそ、同センターの今後の発展を大きく支え得る、全国でも最適の候補地だと確信している。
独立行政法人国立循環器病研究センターにおいては、ぜひ箕面市を拠点とされ、かつ、本市のまちづくりの中核としてさらに飛躍発展されることを強く希求するものである。箕面市議会として、同センターの移転と将来にわたる発展、同センターを支えるまちづくりに、最大限の力を尽くすことを表明し、ここに決議する。
平成24年3月27日
箕 面 市 議 会
そして、最後になりましたが議会としては、最も大きな出来事として、「箕面市議会議員定数条例改正の件」が議員提出議案として提出されました。
この内容は、次回市議会選挙(平成24年8月5日告示、8月12日投票)から議員の定数現行25人から2名減少させ、23人にする内容です。
その理由は市民に対して市の施策として財政健全化のためのゼロプランにより負担がかけている中で議会としても、何らかの議会費の削減を果たすため、平成20年から続けている議会改革の流れの中の一つとして議論が交わされました。
しかしながら、議会改革会議では全会一致には至らず、意見集約を断念致しました。この後一部会派から再度やはり何らかの措置は必要との判断から3会派の代表者から議員提出議案として提出されたものです。その理由は人口同規模の他類似自治体の議員数との比較により箕面市の人口13万人に対して約6千人に1人の議員が適数ではないかとの理由や経費として議員1人あたり報酬等で年約1千万円、合計約2千万円の削減になるなどによるとのことでした。
一方、議員数削減すべきでは無いと考えている一部の会派から対案として「箕面市報酬及び費用弁償条例改正の件」が提出されました。この内容は議員の期末手当に加算されるいわゆる役職加算分の削減や競艇運営審議会の報酬を月額から日額に改正する内容でした。
理由は、定数よりもこの提案内容の方が喫緊に議会として対処すべき課題であるとの事でした。
以上2件は、議会運営委員会に付託して議員同士が提案者と委員の形で審査することになりました。
いままで経験がないくらい激しい議論が4時間に渡って展開され、議会運営委員会では定数条例改正が可決、報酬条例が否決すべきとなり、本会議に於いても各議員からそれぞれの思いを討論として述べられたのち、採決の結果定数削減が14:9の賛成多数で可決されたものです。
結果として、8月の市議選は23人で戦われることに決定されました。これは、平成12年に定数27人から25人になってから12年ぶりの定数見直しであります。
今議会として、定数が少なくなることは、少数精鋭で今まで以上に市民の声を聞き市政等に反映していく必要が有ります。事務局としてもますます補助機関としての役割が重要になるとの意識を持ち、常に市民の皆様に議会が今何をしているのか、どういう問題意識が有るのか積極的に発信していく必要が有ると考えています。
議会改革には終わりが有りません。今後も機会を捕まえて改革の提案も含め一助になっていきたいと考えています。今後ともよろしくお願い致します。
箕面市では、1月から3月まで「はじめませんか?地域のボランティア活動 〜まずは箕面市役所へ!シニア・ナビでご紹介します〜」統一キャンペーンを実施中です。