みなさん、こんにちは。
監査委員事務局の吉田譲二です。
ベランダのプランターに咲いた 市の花 ササユリ。
今年は、発芽から開花までの観察記録をブログにアップし、できれば滅多に見られない開花の瞬間もお伝えしようと思い立ち、前回のブログ(こちら)では、その瞬間をカメラに収められるかどうか、佳境に入ったところで文字数オーバーになりました。
そこで今回は、その続編です。
5月21日 茎の背丈55~65cm。蕾の長さ5~7cm。4つのうちの1つの蕾がうっすら赤みを帯びてきました。開花まで、あと数日かもしれません。何としてでも開花の瞬間をカメラに収めねば…。
5月22日 茎の背丈55~65cm。蕾の長さ6~8cm。1つの蕾はさらに赤みを増し、他の2つも先端が赤みを帯び始めてきました。今日は金曜日、どうか明日(土曜)か明後日(日曜)には開花して…、と手を合わせます。
5月24日9時17分 茎の背丈55~65cm。蕾の長さ7~9cm。3つの蕾はさらに赤みを増し、大きく膨らんできました。昨日(土曜)は、一日中ベランダに張り付いていたのですが、結局開花しないまま今日(日曜)に持ち越し。今日開花しなければ、明日からは出勤のため、開花の瞬間をカメラに収めることはほぼ絶望的。何が何でも今日中に開花して…、と祈る気持ちで朝から暑いベランダに張り付きました。
左:同日10時21分 オォッ!一番背丈の低い茎の蕾が開き始めています。感動の瞬間です。
中:同日11時12分 さらに開き、中から雄しべと雌しべが顔をのぞかせてきました。
右:同日12時38分 半分ほど開き、薄ピンク色の花びらもはっきりとしてきました。
左:同日13時38分 6枚の花びらが8割がた開きました。初々しい可憐な姿です。
中:同日14時45分 開き始めて4時間半で完全に開花。品の良い甘い香りが漂います。
右:同日15時12分 開花の瞬間をカメラに収めることができ胸をなで下ろしていたところ、気がつけば他の2つの蕾も赤く膨らんできています。開花は間もなくでしょう。
5月26日8時9分 開花2日後。他の2つの蕾は、さらに赤く大きく膨らみ、残りの1つも赤みを帯びてきました。
5月27日8時7分 昨日出勤後、2つの蕾が開花したようで、合わせて3つ。一段と甘い香りが漂います。今年は6本の茎が出て、そのうち3本に花をつけました。残り3本の茎が花をつけた茎を支えています。
花の重みで茎がかなり傾きだしたので細い支柱を立てました。おそらく自然界では、花をつけないもっと多くの茎が、花をつけた茎を支えているのでしょう。何か人間社会や組織に通ずるところを感じてしまいます。ただササユリは、今年花をつけない茎も1~3年後の初夏には可憐な花を咲かせ、世代交代が進んでいきます。
5月28日22時53分 帰宅が遅くなって、夜ベランダに出てみると4つ目が開花していました。夜の姿は初めての画像アップになりますが、何とも艶っぽい…。
5月29日8時10分 昨夜の艶っぽさとは打って変わり、ササユリの花言葉どおり「清浄、上品」な姿に戻っています。4つ咲きそろった姿は、まさに花の競演です。
5月30日9時24分 花の競演は続いていますが、何か昨日までとは違います。そうです。最初に咲いた花が1つ散っています。わずか7日間の短命でした。ササユリは、花びらをつけたまま枯れていくのではなく、潔く雌しべだけを残してヒラリと花びらを落とします。
5月31日9時19分 追いかけるように2つの花が散り、残りは1つ。花の競演は、もうすぐ千秋楽を迎えるのでしょう。次第に寂しくなっていきます。
6月2日8時6分 最後の1つも花びらを落とし、受粉を終えた4本の雌しべだけが残りました。この1週間、ベランダは華やかで、甘い香りに包まれていましたが、これにて閉幕です。
6月8日 4本の雌しべは全て落ち、残った根もとの部分が少しずつ膨らんできました。
7月29日 開花から約2か月。雌しべの根もとは茶褐色に色を変え、「さく果」として熟しつつあります。今後、冬に向け、この中にできる数百~数千もの種子が木枯らしに吹かれて飛んでいきます。数年後、周辺のどこかでササユリを見かけたら、それはこのベランダに咲いたササユリの子孫かもしれません。
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さて、監査委員事務局では、5月下旬から進めてきた平成26年度決算の事前審査を終え、先週22日には各会計管理者へのヒアリング・質疑応答など監査委員による本審査を行い、現在、それらの結果を踏まえ決算審査意見書としてとりまとめる作業が最終局面を迎えています。
この意見書は、来週、監査委員から市長に説明・手交され、その後9月2日から始まる箕面市議会第3回定例会に、平成26年度各会計の決算書とともに提出され、議会の認定に付される予定です。
箕面市では、4月1日(水曜日)から7月31日(金曜日)まで自治会の加入及び結成を促進するキャンペーンを展開しています。