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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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船場地区のまちづくり  = 国立循環器病研究センターの誘致に挑戦!=

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 こんにちは、地域創造部専任理事(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬です。

 先週末あたりから急に暖かくなってきました。 今朝、通勤途中にある桜がツボミをつけているのを見つけました。まだまだ硬いツボミですが春は確実に近づいているようです。

 さて、今回は、“船場地区のまちづくり” についてお知らせします。

クリックすると拡大します 大阪都心部から新御堂筋を北へ向かうと、千里中央を過ぎたあたりで 両側に中高層のビルが建ち並ぶ船場地区が出現します。 箕面といえば住宅地、しかもほとんどが低層の住宅地で、箕面市の一般的なイメージは “みどり豊かな住宅都市” といったところでしょう。 そうした中で唯一、船場地区は業務系の中高層ビルが建ち並ぶ 約 50ヘクタール のまちで、今から 40年以上前に大阪市内の船場地区から繊維卸の問屋さんが流通機能を移転して生まれた物流団地です。

 以来、船場地区は日本有数の繊維卸商団地として発展してきましたが、まち開き後40年以上を経過し、社会経済情勢の変化とも相まって、近年、少しずつまちの様相が変化しており、まちの更新期を迎えています。

 そうした中、北大阪急行線の延伸をひとつのきっかけとして、現在、地元、船場繊維卸商団地協同組合が自ら、団地再生に向けたまちづくりのマスタープラン策定に取り組まれています。

 船場地区は非常に交通利便性が良く、また、周辺地域に様々な研究機関が集積するなど、非常に高いポテンシャルをもったエリアで、本市の第五次箕面市総合計画においても、『地の利と知の利を生かして新産業を創り出す都市』 として位置づけられています。 鉄道が延伸すれば、多くの人が流入することになり、物流のまちであった船場地区も自ずとその性格が変わることになります。 このため、市としても、どういう方向でこのまちを転換していくのか、船場団地組合と一緒になって検討してきました。 現在、検討されているマスタープランでは、船場地区にできる新駅周辺に、健康、環境、教育など、現状にはない、多様な都市機能の導入をめざしています。

 そうした中、昨年8月に国立循環器病研究センターから本市に対し、誘致意向の有無について照会があり、第五次箕面市総合計画の位置づけや船場地区のマスタープランの方向性と一致することから、現在、市と船場団地組合が一丸となって、新駅周辺の中核施設として、センター誘致に取り組んでいます。

 全国にひとつしかない循環器病のナショナルセンター (国立高度専門医療研究センター) である 国立循環器病研究センターの誘致は、船場地区の計り知れないポテンシャルを最大限に活用するひとつの選択肢として大きな可能性を秘めており、10年後、20年後を見据えたまちづくりにとって非常に重要な意味をもっています。

 本市のほかには、吹田市、茨木市が “誘致意向あり” として手を挙げており、去る2月8日には、国立循環器病研究センターの建替整備構想検討委員会からプレゼンテーションを求められ、本市では、市長とともに船場団地組合の会長や阪急電鉄(株)の担当部長が出席し、船場地区の優位性について、精一杯アピールしてきました。

クリックすると拡大します クリックすると拡大します クリックすると拡大します
船場地区への国立循環器病研究センター誘致のイメージ図  (クリックすると拡大します)


 プレゼンテーションの資料と当日の質疑応答の内容は、箕面市のホームページにアップしていますが、我々が積極的にアピールした 主なポイントは以下のとおりです。
                                 (画像をクリックすると拡大します)

クリックすると拡大します● 圧倒的な交通利便性の良さ
 誘致予定地は関西各方面としっかりとした広域幹線道
 路で結ばれ、大阪都心部や周辺主要都市とのアクセス
 性が良いこと
 周辺道路網も充実しており、年間3000件を超える救急
 搬送に十分対応できること
 鉄道が延伸し、駅前徒歩0分の病院が実現できること
 新大阪駅や大阪国際空港からのアクセスが容易なこと


● 大学・病院など周辺施設との連携が容易
 大学や病院、研究施設など、北大阪の知的資源の集積地の中心に位置しており、
 特に、阪大病院との距離が近く、連携に最適な立地であること
 箕面市立病院や総合保健福祉センターが隣接し、地域医療・福祉との連携が容易
 であること

クリックすると拡大します   クリックすると拡大します
船場地区への阪大病院の位置関係        市立病院、総合保健福祉センター

クリックすると拡大します
● 船場地区でまちづくりが進捗
 北大阪急行線の延伸が予定されていること
 船場地区がまちの更新期を迎え、物流機能中心の
 まちから複合都市へ転換を進めていること
 センターを中心とした関連施設の集積など拡張余地
 があること
                          など

 

 ※ プレゼンテーション資料 (PDF:7,326KB) は 【こちら】
 ※ プレゼンテーションにおける質疑応答(要旨) (PDF:104KB) は 【こちら】


 今後、どのような手順、スケジュールで移転先が決定されるのかは不明ですが、まずは、センターの建替整備構想検討委員会で専門的見地から議論されるものと思われます。 市としては、北大阪急行線の延伸や船場地区のまちづくりをこれまでどおり着実に進めるとともに、センターの誘致活動についても、引き続き、熱意をもって取り組み、追加の意見聴取などの機会があれば、積極的に対応したいと考えています。

 誘致活動の成否がどうなるか、まだ予断を許しませんが、この間の動きが一部メディアに採り上げられたこともあり、船場地区が交通の要衝であることや再整備の動きがあること、また、北大阪急行線の延伸が進んでいることなど、船場地区のもつ高いポテンシャルが広く知られるようになり、実際、複数の教育機関や商業施設の関係者から強い関心をもっている旨の問い合わせが入っています。

 こうしたことから、今回の誘致活動がどのような結果になったとしても、船場地区のまちづくりにとってプラスであると考えており、センター誘致の成否にかかわらず、今後とも、船場団地組合と連携し、北大阪急行線の延伸と一体となったまちづくりを一歩ずつ前に進めたいと考えています。




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