こんにちは、上下水道局の武藤です。
東大寺二月堂の「お水取り」が1日に本行入りしました。古都に春を告げる「おたいまつ」は、テレビやニュースの定番です。もう目の前には春到来と穏やかな天気もありますが、寒暖の差は厳しく体調管理に十分注意してください。3月のお彼岸の声を聞くまで冷え込む寒い日は続きます。また、花粉の季節となり花粉症の方はくれぐれもご注意ください。
今回は、先月の24日から始まった平成27年第1回箕面市議会定例会に上程された上下水道に関する平成27年度(2015年度)予算案について、施政方針及び予算編成方針等にもとづきご紹介したいと思います。
【水道事業】
水道事業会計については、水道料金で水の供給費用を賄えない状況(逆ザヤ状態:料金回収率が100パーセント以下)が続いていました。(料金回収率=供給単価/給水原価)「上下水道経営改革プラン」に基づき上下水道料金等計量・徴収等に関する業務の委託化などで経費を圧縮することにより、この状況を解消し約2億8千8百万円の黒字予算となっています。新年度については、主に施設や管路の老朽化に伴う更新事業を進めていくことになりますが、この更新については、限られた収入で計画的にかつ施設水準を維持・向上させるため、概ね20年先を見据えた「水道施設整備基本・実施計画」を策定しておりこれに基づく更新を進めていく予定です。
【水道事業会計予算額】
【下水道事業】
公共下水道事業会計については、水道と同様に「上下水道経営改革プラン」により約1億6千4百万円の黒字予算となっています。本市の下水道は、平成12年度末に止々呂美地域の公共下水道が完了し普及率が概ね100パーセントに達しました。平成13年度以降は(箕面森町や彩都などのプロジェクト事業の整備費は事業者が負担)既存地区の汚水整備を終えたことや経費削減などにより、収益面においては、使用料金で処理経費が賄える状況(経費回収率=使用料単価/処理原価)が平成18年度から今年度まで続いています。
こうしたことから、経費回収率の100パーセントを超える黒字を還元すべく下水道使用料の値下げを検討しています。
下水道事業についても建設から約半世紀が経過し施設や管渠の更新や耐震化を進めて行くことが、今後の重要な課題であり、水道と同様に概ね20年先を見据えた施設・管渠の更新計画や資金計画などを定めた「下水道施設整備基本・実施計画」を策定しておりこれに基づき更新を進めていく予定です。
【下水道事業会計予算額】
○企業団・市町村親睦の駅伝大会に参加しました
先月、21日の土曜日恒例の大阪広域水道企業団と市町村合同の親睦駅伝大会が、大阪市にある長居公園で開催され、今年も箕面市上下水道局チーム「滝ノ道ゆずる」として参加しました。選手5名が各約3.3キロメートル、合計約16キロメートルを走ります。
〔会場の長居公園の周回コースです〕
太い赤線がコースで1周が約3.3キロメートル。
昨年は、第1走者に学生時代陸上選手として鍛えた下水道課職員Wさんの実力で、見事10分36秒で区間1位となり、結果も36チーム180人中トップのタイムで走りきりました。残念ながら、Wさんは昨年3月末で退職しました。しかし、高槻市職員として再び今回の駅伝大会に出場し区間1位の表彰を受けていました。
当日は、天候にも恵まれ、清水副企業庁の挨拶で始まり府域の市町村をはじめ関係団体も含め多く参加しました。
まずは準備体操から!!
スタート直前の水道工務課の職員選手(ゼッケン14の膝を屈伸)
下水道課職員余裕の笑顔
水道工務課職員の頑張る姿!!
上下水道職員走者の勇者5人
「滝ノ道ゆずる」チームは、年々職員の高齢化が進み参加選手の選出に四苦八苦していますが、何とか1チームエントリーできました。結果は残念ながら、36チーム中18位となり昨年の12位を上回ることはできませんでした。タイムは、1時間17分19秒で、1位は高槻市の1時間3分1秒でした。
ああ疲れた!!
箕面市では、3月31日まで『明日くるかもしれない大災害!今すぐ始めよう!家庭の備え』の統一キャンペーンを実施中です。