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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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海外からのお客さん

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こんにちは、教育次長の中井です。
今年の冬はことのほか寒いですね。
雪国は例年になく大雪とのことで、ところによれば大きな災害となった昭和38年1月の豪雪(38豪雪)に匹敵するくらいの降雪量であるとも報じられています。そのニュースを聞いて、38豪雪で運行不能となった線路の除雪に立ち向かった国鉄職員の奮闘を描いた記録映画「豪雪とのたたかい」を思い出しました。(古い話ですね)

この時期に海外からお客さんがお見えになりましたが、やはり「寒〜い」が第一声。でも子どもたちとは元気に交流をしてくれました。


【インドの先生たちが彩都の丘学園を訪問】
JICA(国際協力機構)の青年研修員としてインドから15人の先生が彩都の丘学園を訪問され、インド式数学の授業を行いました。

四角形の面積や三角形の内角の和を求める授業でしたがパソコンを使って判りやすく説明してくれました。通訳はあるものの、仮に言葉が通じなくても理解ができるようで、画面を見ながら図形を動かすなど、数学という教科は言葉での説明より視覚で理解できるところが多いですね。

私自身、三角形の内角の和を求めるためにいろんな形の三角形を作ってそれを3つに切り、内角をきれいに並べて一直線になることを確認したことを思い出しました。
三角形を一度作ってそれを切る、という作業もパソコンを使えば画面上で行うことができ、繰り返し何度もできるので理解も大きく進みます。

インド中央政府管轄学校の先生ヴァムシ・クリシュナさんも「もちろんITツールを使うことの効果も大きいですが、言葉が通じなくても彩都の子どもたちが理解してくれたのは数学という教科が世界共通の教科だからです」。
そうですね、インド式というからどんな教え方?と興味もあったのですが、こと数学という教科に関していえばあまり違いは無いようです。

インドでも最近はICT教育が盛んに取り入れられているようですが、箕面市でも萱野小学校全国のモデル校として先進的にICT教育を進めています
先日も萱野小学校で公開研究会を開催し、1年から6年まで総てのクラスで公開授業を行い、北海道から九州まで全国から多数の先生に参観に来ていただきました。 

6年生は図形の問題を解く算数の授業でしたが、「点AがBからCまで移動したときに・・・」教室の大きな電子黒板では線BCの上を点Aが実際に動いていきます。
設問を動画でみることができますので総ての子どもが理解できたようです。
算数の問題といってもそれを解くには問題の文章を正しく理解することが必要ですが、ここでも視覚も使うことで設問の理解を助けることができます。
参観に来ていただいた多くの先生からもデジタル教材、IT機器の可能性を確信したとの感想もありました。

これからも全国のモデル校としてICTの効果的な活用方法について実証研究を続けていきたいと考えています。 

 

【エリック・ワイナイナ選手が箕面森町妙見山麓マラソン大会に出場】

2月の定例行事となった箕面森町妙見山麓マラソン大会、今年で4回目の開催を迎えます。一番寒い時期に、箕面では一番寒い地域?で実施するもので、名前の通り山麓を走るアップダウンの激しい難コース。参加者からも
「このコースは坂がきつくて走りにくいね」
「でも、一度走るとやみつきになります」
ということで毎回参加いただいている選手もたくさんおられるようで、第4回目となった今年は全国から1400名を超える参加となりました。

山肌には数日前に降った雪がまだ残っており、天気は良いものの心地よい程きちんと寒い日でした。ケニア生まれのワイナイナさんですが海外からのお客さんと言うよりすっかり日本に馴染んだマラソン選手、日本語も流暢で「寒いから無理をせず、けがをせず、そしてなにより楽しみながら走ってください」と出場者に声援を送ってくれました。

 

3キロメートル、5キロメートル、10キロメートルと順番にスタートしていきます。

ワイナイナさんは一番長い10キロメートルに出場、コース中程で待ちましたがなかなか現れてくれません。待つことしばし、遠くからコースの幅一杯を縫うように走り、何人もごぼう抜きで近づいてくる選手がいます。ワイナイナ選手です、目の前を一瞬で通過、シャッターを押すのがやっとでした。

上り坂でも実に軽快な走り。

箕面市の中学生もたくさん参加してくれましたが、陸上部を中心に上位に多数入賞したのはさすがでした。
例えば一番長いコースである10キロメートルでは男女とも10位以内に中学生が4人も入っており、特に女子は第三中学校陸上部が参加した4人が4位までを独占する圧勝となりました。
長距離選手としてこれからの活躍に大いに期待がもてます。

箕面出身の長距離ランナーといえばお正月恒例の箱根大学駅伝で今年優勝した東洋大学の田口雅也選手。
優勝した東洋大学は山登りの神様とまで言われ、山登りの5区で抜群のタイムを出した柏原選手があまりにも有名、ところがその柏原選手にたすきを繋いだのが萱野小学校出身で4区を走った田口雅也選手です。

(優勝報告に来てくれました)

田口選手は東洋大学のチームでただ一人選ばれた一年生。たすきを渡すのが大先輩の柏原選手とあって少々緊張もあったようですが、その柏原選手から「初めてのレースなので楽しみながら走ったらいい、でもたすきは間違いなく俺の元に届けてくれよ」と言われたそうです。
それで少しリラックスしたのか「楽しみながら走ったらいいんだ」と思えたそうです。
その結果はなんと一年生ながら4区の区間賞、立派なものです。
来年の箱根駅伝、大いに期待しましょう。

 

【第一中学校の生徒会】
箕面森町妙見山麓マラソン大会で大健闘してくれたが第一中学校の陸上部ですが、この第一中学校の生徒会が本日、岩手県大槌町にむけて出発します。

大震災以降、登校前や放課後の駅前での街頭募金活動にいち早く取り組み、集めたエコキャップをプランターに換え、メッセージをつけて被災地の学校へ送るなど早くから熱心な取り組みをしていた第一中学校生徒会ですが、「メールでのやりとりではダメ、顔が見える中で交流と支援をしたい」との熱い思いから、この度大槌中学校の生徒会と直接交流することになりました。

おそらく経験したことの無いような激寒の時期の現地訪問となりましたが、きっと寒さも吹っ飛ばして暖かいつながりをつくって帰っていてくれるものと思います。
こちらもご期待ください。

(現地での活動は第一中学校のホームページで速報をご紹介します)


 

箕面市では、1月から3月まで「はじめませんか?地域のボランティア活動 〜まずは箕面市役所へ!シニア・ナビでご紹介します〜」統一キャンペーンを実施中です。


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