みなさん、こんにちは。子ども未来創造局の大橋です。
春の花々がそこかしこに咲き誇り、風薫る季節となりました。
皆さまには、いかがお過ごしでしょうか。春を満喫されておられますか?
この季節、学校では卒業式、市役所や会社では退職を迎えるかたがたなどとの別れの時であり、入学式や就職と新たな出会いの時でもあります。
別れの時
3月14日(金曜日)小中一貫校と中学校で、18日(火曜日)小学校で卒業式が行われました。
私は、第二中学校と萱野小学校の卒業式に参列させていただきました。
第二中学校では、昨年4月校長に着任された若狭校長先生が、校長先生として初めて卒業生を送り出され、いつもの朗らかな姿と違ってちょっぴり緊張気味でした。
若狭校長先生は、昨年3月まで教育委員会事務局におられ、ご一緒に仕事をさせていただいた当時、常々お話しされていたのが「絆」の大切さでした。
学校へ戻られても「絆」をモットーに学校づくりをされたのか、若狭学校の卒業生は「絆学年」と言われるほど、互いの絆を大切にし、東北支援を積極的に行ってきたそうです。
萱野小学校の卒業式は、箕面初の行政職校長である藤迫校長先生が卒業生を送り出されました。
慣れない環境の中で先生がたはもとより、地域のかたがたとも良い環境を築かれた1年間。卒業式を迎えられたこの日、卒業生や保護者のみなさんはもとより、藤迫校長先生も感慨深いものがあったのではなかったでしょうか。
萱野小学校の卒業生は、卒業制作として「時繋木」という映画を制作し、3月16日・29日の2回にわたり、109シネマズ箕面で上映会が開かれました。
私も29日に映画を拝見させていただいたのですが、子どもたちが制作したとは思えないほどの見ごたえのある作品でした。
笑いあり、涙あり、考えさせられるところあり。2時間の上映時間があっという間に過ぎたほどです。
109シネマズ箕面での上映会が実現したのは、萱小卒業生の団結力と熱意が多くの大人たちをも動かしたからに間違いありません。卒業生にとって、この体験は一生の宝ものであり、自信につながることでしょう。
卒業、それは別れの時でもあり、新たな出会いの時のスタートです。子どもたち一人ひとりがしっかりと将来を見据え、困難や試練に出会っても負けることなく、夢と希望を胸に、新たな友とともに一歩一歩しっかりと歩んで欲しいと願うばかりです。
出会いの時
入学式、それは新たな出会いの時。小中一貫校と中学校では4月7日(月曜日)に、小学校では8日(火曜日)にそれぞれ入学式が行われました。
桜も小・中学校の入学式に合わせたかのように満開となり、新入生の門出を祝福しているかのようでした。
少し大きめの制服を身にまとい、少しあどけなさの残る新中学1年生、かわいらしさ満点でどこか不安げな新小学1年生。
私は、萱野東小学校の入学式に参列させていただきました。
慣れない学校生活。新入生はもちろんのこと、保護者の皆様もご不安でいっぱいではないでしょうか。
教育委員会と学校、教職員一丸となって、豊かで楽しい学校生活となるよう、また、お子さまの一人ひとりの学力・体力・豊かな心を育んでまいりますので、ご家庭のご支援とご協力、ご理解をお願いいたします。
また、教育委員会事務局や学校に多くのニューフェイスが着任しました。
本市では、昨年から教育委員会事務局の職員1名を文部科学省に派遣していますが、この度、文部科学省から本市に職員のかたを派遣いただきました。
着任いただいたのは、文部科学省 初等中等教育 財務課に勤務されていた野津 麻衣さんです。
自己紹介をしていただきましたので、掲載させていただきます。
「みなさま、こんにちは、初めまして。箕面市教育委員会子ども未来創造局教育改革担当専任参事の野津(のつ)と申します。3月までは文部科学省におり、この4月から箕面市にて勤務することになりました。よろしくお願いいたします。今回は、簡単に私の自己紹介をさせて頂きます。
そもそも、文部科学省に対して、みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか。教育を担当する省庁というイメージが強いかもしれませんが、文部科学省では、その他にもスポーツ、文化、科学技術に関する政策を担当しています。私も前職は、教育財政、地方財政に係る業務に携わっておりましたが、入省して1〜3年目は、昨年9月に決まった2020年東京オリンピック・パラリンピック競技会の招致や、国際的なスポーツ大会に関わる業務に携わりました。2月にはソチ五輪がありましたが、前回のバンクーバー五輪の際に、メダルを獲得した浅田真央選手や、高橋大輔選手らとお会いさせて頂く機会もありました。国でも様々な業務に携わらせて頂きましたが、「新人奮闘記!」でも記事を書かせて頂くことになりましたので、そちらでも、詳しく書いていこうと思います。
箕面市民になってまだ二週間ですが、箕面市でもたくさんの人たちと関わり、箕面市のために頑張りたいと思いますので、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします!」
また、新任教職員33人が市内の学校に着任しました。
4月1日には、教職員33名の辞令交付式が行政職員と合同で行われました。
具田教育長から、「箕面の子どもたちのために頑張ってほしい」との力強いお言葉の後、一人ひとりに辞令が交付され、辞令を受けた先生がたからは緊張感の中にも箕面の教育の担い手としての熱い意気込みを感じました。
新たに吹き込まれた力とこれまで培ってきた力を一つにし、これからの箕面の教育、子どもたちの輝かしい将来を切り拓いていきたいと思いますので、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
新年度のスタートにあたって
いよいよ平成26年度のスタートです。
本年度は、小学1年生からを対象とした英語教育の平成27年度実施に向けた準備や、タブレット導入を見据えた電子黒板の小・中学校全クラスへの設置とICTを活用した授業づくりの検討、小学校教科書の選定、子どもたちにとって分かり易く、興味関心が持てる授業を目指して昨年度策定した先生がたにとっての授業づくりのバイブル「箕面の授業の基本」による授業実践と授業研究の充実・実施、農業公社とタイアップした地産地消による安全で安心な給食の実施などなど、やるべきことが目白押しです。
一方、国においては、昨年度土曜日を活用した取り組みについて検討が行われ、子どもたちに土曜日における充実した学習機会を提供する方策の一つとして土曜授業を捉え、学校設置者の判断により、土曜日に授業を行うことが可能であるとする学校教育法施行規則の一部改正がされ、また、教育委員会制度の見直しが本格化するなど、教育を取り巻く環境が大きく動いています。
土曜授業は、全国でもいくつかの自治体で取組が始まっています。先進自治体の取組事例では、土曜授業の回数は月に1〜2回程度で、その内容は地域のボランティアのかたによる体験型学習やスポーツなどが多い状況です。
また、文部科学省の「土曜授業に関する検討チーム」の最終報告でも、地域社会・産業界と連携した学習・体験プログラム等の実施などが報告されています。
本市では、週休二日制導入以降、定着してきた子どもたちの生活習慣や、学習指導要領に規定されている授業時数が確保されている状況、特に地域のかたがたのご協力によるサタデースクール等、土曜日における様々な活動機会が確保されていること等から、現在は土曜授業の導入に至っていません。
土曜授業については、子どもたちの学習機会の確保の必要性を再検証するとともに、土曜授業に対する保護者や子どものニーズの把握分析や教職員の労働条件の検証などが必要であり、なによりも何の目的で、どんなカリキュラムにするか、また地域との連携のあり方など明確にしなければならないと考えています。
いずれにしても、導入にあたっては、様々な角度から教育委員会や学校現場での議論を十分に重ねる必要があります。
今後とも、箕面の子どもたちを中心に据えて、中長期的な視点を持って何が子どもたちにとって必要かを議論するとともに、本年度取り組むべきことをしっかりと取り組んでいかなければと、心新たに新年度のスタートを迎えたところです。
今年度も、どうかよろしくお願いいたします。
箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。