みなさま、こんにちは。
教育委員の丹澤でございます。
保育所、幼稚園、小学校、中学校、高等学校と卒業されたみなさま、ご卒業おめでとうございます。次のステップへと進まれるにあたり、喜びと期待で満ち溢れていることでしょう。
先日、幼児教育のテレビ番組で、どのような幼少時代を過ごさせたら良いのか?という内容の番組がありました。
そして、対象の保護者にアンケートをとった結果、以下のような回答があったそうです。
38%のかたが「幼稚園の時は、思いっきり外遊びをさせた。」
では、「どのような外遊びか?」
「自発的に遊ぶことを心がけ、集中して遊んでいるときは集中を邪魔しなかった。」
最近は、幼稚園などで自由に好きなことをして遊んでもいいと言っても、戸惑う子どもが多いそうです。しかし、本来、子どもは、自主的な遊びを通して実に多くのことを学びます。字が読める、計算できるというのも遊びの中から自然に土台づくりができてくるものです。そして、答えを出すことよりも、答えに至るまでの過程での考える力が大切です。その積み重ねの中から自分の考え方の道筋を見い出せ、思考力が自分の物になり実力がついてくるものです。
箕面市でも、思考力・判断力・表現力を身に付ける授業づくりをすすめています。
また、「外遊び」とひと言で言っても、電子機器発達の時代の中、なかなか難しいものです。お友達などがゲームをしていると一緒にやりたくなるのも子どもの心情です。ゲームをしていると静かにしていてくれたりするので、保護者としても、ついついさせておいてしまうこともあります。
それに、昔と違い車の数が増え、保護者なしで自転車に乗せたり、遊びに行かせたりするのも難しくなりました。
箕面市には子育て中のお母様・お父様を応援する施設や企画がたくさんあります。(→こちらをご参考にしてください。)
是非、それらを利用し、箕面市・地域と一緒に子どもたちの成長を見守っていきましょう。
先日、以前から希望していましたPTAのみなさまとの意見交換会が実現しました。お仕事でお忙しいお父様やお母様がたの貴重なお時間を頂き、大変感謝いたしております。
以下のようなご意見を頂きました。
(1)学校内での先生同士の組織化。例えば、年度途中で学校を辞められた場合にも教科・学年できちんとカバーできるようにしてほしい。
(2)教育委員自らがもっと学校に直接赴き、現場を見てほしい。教育内容だけでなく学校施設の備品なども。
(3)先生がたがの授業指導の面だけでなく、生徒への心理的・精神的な対応を身に付けられるよう研修を充実してほしい。
(4)先生によって仕事量が違いすぎるように見えるが、いかがなものかと思う。
(5)今回、より良くしたいという気持ちで話をしているが、ともすれば、現状のマイナス面が話題になりがちである。そうではなく、先生がたがやる気のでるようなプラス面での評価もすべきではないか。
(6)教員を確保するには、箕面市の教員になると他市よりもメリットがあるという魅力的なアピールが必要ではないか。
(7)新任研修も大切であるが、新任以外の教員の研修も充実してほしい。
(8)教育委員自らもっと保護者やPTAとの交流機会を持ったほうが良い。
などなどの沢山のご意見を頂きました。確かにすぐに解決できるものもあれば、学校に出向き対応しないといけないこと、また時間をかけて対処していかなければならないものなどもあります。
このようなご意見の中、私たち教育委員に何が必要かをその後何回か熟議を重ねてきました。
その中で強く感じたのは、「学校・先生がた、そしてお子様や保護者のみなさまの考え・様子を公募の教育委員が市民目線で皆様に発信していく」ということの大切さです。この1年間は学校訪問・給食視察などで全学校を訪問してきましたが、その内容はブログ中心で発信してきました。2年目はもっともっと学校に出向き直接先生がたと交流の機会を持ち、また、保護者の皆様とも意見交流会をもてる機会を増やしていこうと熟議している最中です。
箕面市では、11月9日から3月31日まで『ラジオ体操を始めましょう』統一キャンペーンを実施中です。