本年もよろしくお願いします!農業委員会事務局長の岡山です。
今年は辰年。天界の動物である竜が地上に降りてきて、兎からバトンを引き継ぎましたので、これから、天に昇る竜のごとく運気が上がり、全てにおいて良い年でありますように願っております。
さて、今は農閑期です。
米の収穫後から田植えの準備が始まるまでの間をそのように言われ、農家さんの充電期間とも言われます。
実際には、野菜や花卉の栽培など収穫は減少しても農作業は続きますし、春からの農業経営のための農地管理に力を注ぐ時期でもあり、堆肥などを施したり、有害鳥獣による被害防止のための防除柵の設置計画や設置済み箇所の再確認等々、農家さんからすれば暇なしの状況です。
●鳥獣対策講習会
今月の20日(金曜日)に止々呂美地域で、21日(土曜日)に粟生間谷地域で「鳥獣対策講習会」を開催しました。
特に粟生間谷地区は28名が参加され、質問も多数あり防止対策の熱意が伝わりました。昨年も講習会を開催し、市補助金を活用した防除柵の設置の呼びかけを行い、設置箇所は増えてきていますし、捕獲檻の貸し出しやサルなどの追い払い作戦なども実施していますが、まだまだ農業被害は後をたたない状況があります。
そこで、今回の講習会では、防除柵の効果的な設置について具体的に話をしていただきました。
例えば、
(1)防除柵は、基本的に電気柵が効果的。人への配慮をしつつも、できれば昼も夜も農作物の収穫後も動物が来なくなるまで流す。
(2)電気柵は動物の鼻が当たるように設置。動物は警戒して鼻で探るので、鼻に電気が触れると効果的。「痛い・危険」を植え付けることが大事。
(3)もしその時、電気が流れていなかったら、次からは警戒せず鼻を使わないで進入しょうとするので効果はない。毛皮が分厚く体に触れても余り電気を感じないので、入られてしまうということです。確かに、毛皮を触ってみるとホントに分厚く電気を余り感じないだろうと思い、なるほど納得の話でした。
有害鳥獣で、あらためて心配するのは、種類が増えており、これまでのイノシシ・シカ・アライグマ・サル・カラスからハクビシンそしてヌートリアなども。ビーバーに似たヌートリアは、粟生間谷地域では確認されていないということですが、講師の先生は、能勢・豊能町では確認されており稲や水路沿いの野菜に大きな被害を与えるとのことでした。
<ご案内>
防除柵を設置される場合は、まだ市の補助が使えます。「農とみどり政策課」へお問い合わせください。
箕面市では、1月から3月まで「はじめませんか?地域のボランティア活動 〜まずは箕面市役所へ!シニア・ナビでご紹介します〜」統一キャンペーンを実施中です。