秋は、学校や地域のイベントが目白押しですが、今年の秋は駆け足のように早く過ぎようとしていますね。急な冷え込みに、みなさん体調をくずされていませんか?すっかり厚着となってしまった教育委員の大橋亜由美です。
地域の「子どもみこしパレード」
●箕面っ子の体力
この度、『平成25年度(2013年度)箕面子どもステップアップ調査結果報告(その1)』が作成されました。平成25年4月に市内公立小学校6年生および中学校3年生全生徒を対象に実施された「全国学力・学習状況調査」、5月〜6月に市立小学校1〜6年・中学校1〜3年を対象に実施した「体力・運動能力、運動習慣等調査」の結果および分析をまとめた報告書です。
この報告書は、教育委員会HPや行政資料コーナー、各支所、市内公立図書館の資料コーナーで閲覧できます。また、各学校でもそれぞれ分析を行い、保護者向けに配布するとともに、学校協議会、懇談会などで説明を行います。
「学習状況調査」結果は、ほぼ良好な結果でした(詳細については、報告書をご覧ください)。一方で、「体力・運動能力」の結果が思いのほかよくなかったことに正直少し驚きました。委員会では、子どもたちの生活習慣(習い事や遊び方など)や子どもを取り巻く環境(公園など)、体育の授業などについて議論しました。
各学校では、いちはやくこの課題をふまえて、体力向上や体育の授業改善に取り組んでいます。
箕面市も、子どもたちが運動・スポーツに親しむ場作りに力を入れています。その取り組みの一つとして、10月には、第二総合運動場で『市民スポーツカーニバルふれあいフェスティバル』で、小学生の「なわとび大会」が実施されました。私は、娘の応援に行ってきました。八の字とびと大なわとびがあって、決められた時間内のとんだ回数を競います。そのスピードや各チームの工夫したとび方などに、応援している保護者たちも!!!
参加した子どもたちの様子を見ていると、みんな活発で特に箕面の子どもの体力に課題があるとは思えませんでした。結局、どれだけ体を動かす機会があるかということがポイントのような気がします。箕面の子どもたちが、のびのびと遊ぶ中で、自然と体力がついていくのが理想だと思いますが、現実はいろいろとむずかしいですね。
なわとび大会・大なわとび
大人になると、「知力」は「体力」によって支えられていることに気づきます。身体の基本がつくられる小・中学生の時期に、ぜひ箕面の子どもたちの「底力」が鍛えられるよう、私たち大人もできることを考えていく必要があると思います。かくいう私の運動不足は最たるものなので、まずは自分から…ですね。
●「道徳」の授業
現在、文科省で「道徳」を教科にする問題が本格化しているそうです。その背景には、いろいろな議論があるようです。そのような中で、11月14日に「第19回近畿中学校道徳教育研究大会・大阪大会」兼「第9回大阪府中学校道徳教育研究発表会・豊能大会」が開催され、午前中は箕面市立第五中学校で公開授業が、午後は池田市民文化会館で分散会と記念講演が行われました。
五中の公開授業は、全クラスで実施されました。どのクラスも見学者であふれていました。私が中高生の頃、「道徳」の授業中は、クラスのほとんどが寝ていたような記憶があります。私は小さい頃からお昼寝が苦手で、まして授業で寝ることができず、結果的にみんなが寝てしまう道徳の時間は先生とほぼマンツーマン状態でした。今回授業見学をして、生徒が自分の考えを発言したり、グループで話し合ったり、自分で考えることが授業の中心におかれていて、私の受けた「道徳」の授業とすっかり変わっていたことも新鮮でした。生徒が共感できる教材、先生の問い、自分が考えたことを発言できる雰囲気が、「道徳」の授業の大切な要素になっていたようです。
記念講演は、日本道徳教育学会名誉会長の横山利弘先生の『教師と子どもがともに考える道徳の時間とは』でした。講師のお人柄を感じさせるユーモアあふれ、とてもおもしろい講演でした。講演の最後におっしゃっていた「子どもにとって一番大きな環境は学校なんだ。先生からまともな場所でほめられることが、子どもにとってとても意味のあること。先生は最大の環境なんだ。」という言葉がとても印象的でした。まさに私たち保護者の先生や学校に対する思いが詰め込まれた言葉だと思います。
北小「かんたろうまつり」
ゆずるくんとラジオ体操
箕面市では、11月9日から3月31日まで『ラジオ体操を始めましょう』統一キャンペーンを実施中です。