皆様、こんにちは。総務部理事の中野です。
いよいよ秋が深くなり、紅葉の季節となりました。外吹く風も冷たくなり、冬がそこまで近づいています。皆様、風邪など体調管理には、お気を付けください。
昨年度の紅葉の様子です。緑葉の中に見事に映える紅葉と黄葉のコントラストがとても美しいです。その中でも滝の存在感は見るものを圧倒しています。
今年の紅葉の状況です。大滝周辺はまだまだ緑葉が多く、今年の見頃は11月中旬から11月下旬頃になりそうです。
箕面市では、現在、「頑張った職員が報われる人事給与制度」の確立に向け、鋭意検討を進めています。今回は、この人事給与制度構造改革についての、これまでの検討の経緯などをご紹介します。
◆倉田市長 所信表明〜公務員制度改革への思い
人事給与制度構造改革は、倉田市長が2期目の選挙(無投票)にあたり、掲げられた3つの選挙公約(=3つのK:「教育改革」「北大阪急行線の延伸と関連のまちづくり」「公務員制度改革」)のうちの一つで、その考え方は、2期目就任後の、箕面市議会平成24年第3回定例会で、述べられています。
「箕面市役所が、将来にわたり市民に理解される組織であるためにも、また、職員が納得して努力できる組織であるためにも、「頑張る職員には報い、頑張らない職員には“一切”報いない」公務員制度を新たに構築したいと考えています。・・・」
この方針の下、平成24年8月に、民間企業経験者など若手職員を中心としたプロジェクトチーム(箕面市改革特命チーム・ゼロII)が発足しました。プロジェクトチームでは、「従前の国制度に準じた公務員制度の枠組みにとらわれず、意欲をもって頑張っている職員が報われるためには、どのような制度が良いかについて、一から検討してほしい。」との市長の思いを受け、それぞれ担当業務を抱える中、喧々諤々、何度も議論を積み重ね、平成25年2月に、「人事・給与制度構造改革プラン(たたき台)」が取りまとめられました。
(報道資料)新たな人事・給与制度の構築に向けて〜人事・給与構造改革プロジェクトチーム(箕面市改革特命チーム・ゼロII)の発足〜
(報道資料)公務員制度改革により人件費10.1%(約6億9000万円)を削減へ
◆人事・給与制度構造改革プラン(たたき台)の概要
プラン(たたき台)については、若手職員が従前の枠組みにとらわれることなく、自由な発想と議論の元、練り上げただけあり、他自治体などでみられる人事給与制度改革では、あまり見られない斬新な内容も含まれており、人事担当の立場から見ても、「おそらく、人事給与担当者が本来業務として検討していたなら、これほど画期的な内容にはならなかっただろう・・・・」という感想を持ちました。
改革プランの大きな柱は、次の3つですが、詳細は、次のリンクをご覧ください。
<プランの3本柱>
◆総人件費の1割カット
◆給与制度の抜本的改革 〜 年功序列を廃し、能力と職責に応じた給与体系へ
◆人事評価制度の抜本的改革 〜 相対評価による昇格・降格制度の導入へ
「人事・給与制度構造改革プラン(たたき台)(PDF:2,082KB)」
◆制度設計に向けての検討
この改革プラン(たたき台)を踏まえ、人事給与諸制度の具体的な改革案を策定するため、本年4月に、総務部内に、「人事給与制度改革担当」というセクションを設け、人事給与業務を所管する職員課とともに、現在、鋭意検討を進めています。検討に当たっては、職員を対象に、改革プラン(たたき台)についてのアンケート調査を、本年6月に実施(アンケート回収率:95.8%)しました。アンケート全体を通じて、「給料表の見直し」や「管理職手当の改定」など、ほとんどの改革項目について、「賛成」「どちらかといえば賛成」の意見が、「反対」「どちらかといえば反対」の意見を上回る結果となりました。なお、個々の改革項目については、反対意見が賛成意見をやや上回る項目もありました。このアンケート結果も踏まえ、各種制度の具体案について、職員組合とも協議をしながら、制度構築に向け取り組んでいるところです。
今般、改革プランの3本柱のひとつである、人事評価制度改革について、制度概要がまとまり、平成25年度の「試行実施」に向け、管理職を対象に説明会を実施し、その他職員へも周知を図りながら、取り組んでいきます。新人事評価制度の主なポイントは、次のとおりです。
今後、人事評価の施行実施結果の検証を進めるとともに、改革プランの給与構造改革など、残された多くの課題について、職員組合との協議を進め、早期の実施に向け取り組んでいきます。
箕面市では、11月9日から3月31日まで『ラジオ体操を始めましょう』統一キャンペーンを実施中です。