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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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体罰は学校教育法違反です。

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みなさんこんにちは 教育長の具田です。
奄美地方ではすでに梅雨明けとなりましたが、近畿地方は例年では3週間ほど後になるようで、今週後半も雨の予報が出されています。台風による風水害や長雨などによる土砂災害については、主に避難所運営を分担する教委として、平素からの備えや訓練をを進めていますが、市民のみなさんにおかれましても、6月に「箕面市防災マップ(地図面、裏面)」を発行し、各家庭に配布していますので、これを参照いただき、いざという時に備えご準備をお願いします。(箕面市の気象情報。避難所は各小学校です。ただし、萱野北小学校区は土石流氾濫想定区域にあるため、第二中学校となります。)

さて、大阪市立桜宮高校での体罰に起因する痛ましい事件をはじめ、これまでも体罰が原因で子どもたちの掛けがえのない命が奪われる事件がありました。
体罰は、学校教育法で禁止されている行為であり、決して、教員の愛情や信頼関係があっても認められるものではありません。児童生徒の身体を殴る・蹴るなどの行為は、その回数や部位などのいかんにかかわらず違法です。
また、突き飛ばしたり、頬をつねったりするなど、身体に対する体罰だけでなく、トイレに行きたがっている児童を教室外に出さない、あるいは正座で授業を受けさせ苦痛を与えるというのも体罰に含まれます。
体罰は、違法であるだけでなく、児童生徒の心身に深刻な悪影響を与え、教員や学校への信頼を損なう行為でもあります。特に、教職員として、とっさに感情的な形で児童生徒に体罰を行うことは、言語道断です。
一方で、児童生徒の暴力行為等に対して、教職員一体となって毅然とした態度で対応するため、やむを得ず実力行使に及ぶのは、状況によっては必要なことです。
これらのことについては、3月に文部科学省からも通知があり、市教委としても各学校に通知をしたところですが、改めて、周知徹底を図っていきます。

さて、私事ですが、人間魚雷「回天」の基地のひとつがあった、山口県平尾町に行ってきました。
 

 

この人間魚雷「回天」は、先の大戦の末期、“天を回らし、戦局を逆転させる”という願いを込めて誕生しました。
魚雷に大量の爆薬を搭載し、隊員自らが操縦して敵艦に体当たりするという特攻兵器で、全国から20歳前後の精鋭たちが集まり、毎日厳しい訓練を繰り返し、そして、日本を守るため、多くの若者がそれぞれの基地から出撃していきました。
私の義理の父は、当時「回天」の搭乗員としてこの平尾町の基地で訓練を受け、出撃命令を受けたのですが、たまたま「回天」を載せる潜水艦の修理をする必要が生じ出撃が2度にわたり延期となり、そのまま終戦を迎えたとのことです。
たった6か月の訓練生活にもかかわらず、しかも、多くの先輩や同僚を亡くし、辛い思いがいっぱいのはずのこの地を、父は第2の故郷だと言って、今までに何度も訪れています。今では、要介護1の父と、認知症のある要介護2の母ですので、今回、連れ合いと一緒に同行することにしたのです。
平尾町では、父と親交のある町長さんや関係の方々とも面談し、平生回天基地の資料展示がある阿多田交流館も見学してきました。また、「回天」最大の基地があった周南市の大津島の回天記念館にも足を運んできました。


 

 


 

まもなく86歳を迎える父にとって、あと何度平尾町への帰省ができるか分かりませんが、できるだけ親孝行を続けたいと思うとともに、世界が平和になりますよう、さらに努めていきたいと思います。

 

 

 

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