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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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この1年を振り返って

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こんにちは。教育推進部の大橋です。
関東では、桜が満開を迎えています。私の自宅前の桜もちらほら咲き始めました。
例年より12日も早い開花だそうですが、入学式まで桜がもつかどうか心配です。

 

 市内の公立中学校では3月14日に、公立小学校では3月19日に卒業式が行われました。
私は、第五中学校と萱野北小学校の卒業式に出席させていただきました。

子どもたち一人ひとり、それぞれに夢と希望に胸を膨らませ、学校を巣立っていきます。
これからの道のりは平坦な道ばかりではありません。幾多の試練にぶつかることでしょう。
しかし、試練の中にあっても、自分を信じ、力強く歩んでいってほしいと思います。

卒業式の話題は、教育長教育次長もブログに掲載されていますので、こちらもご覧ください。

今回、今年度最後のブログとなります。この一年いろいろなことがありました。少し振り返ってみたいと思います。

●子どもたちを交通事故から守る取り組み

ゴールデンウィークを前に、集団登校中の児童の列に車が突っ込むという痛ましい交通事故が亀岡市をはじめ、千葉県や愛知県でも相次ぎ、尊い命が奪われました。
箕面市では毎年、青少年指導員の皆様が、PTAや青少年を守る会、こども会など地域の方々と連携・協力して実施される危険個所点検を行っていますが、今年度は、特に通学路の危険個所を重点に点検していただきました。

その結果を受け、学校、箕面警察など関係機関が連携し、さらに危険個所の特定等を行い、対応が必要な個所については、できるところから、その対応に着手しました。
また、国の緊急経済対策を活用して、第四中学校東に自転車通学の専用道を新設をはじめ、市内全域の通学路の改良・拡幅を今後行っていくこととしました。

 また、新たな交通安全教育も実施しました。箕面市では、小学校での交通安全教室や小学4年生を対象とした自転車の乗り方教室を実施していましたが、今年度中学生を対象に、第四中学校と第六中学校で、スタントマンによる仮想事故及び違反行為模擬演技を中心とする「スケアード・ストレート講習」を実施しました。この取り組みは、来年度も引き続き実施する予定です。

 

 

●世紀の天体ショー

5月21日、世紀の天体ショー「金環日食」を日本の各地で見ることができました。
この機会を見逃すと300年先にしか見ることができないことから、市内のすべての公立小学校では、登校時間を1時間30分繰り上げ、7時15分からを1時間目とし、金環日食の観察授業を行いました。
箕面市では、観察授業のために急きょ観察用グラスを全児童と教職員分を用意し、その日に備えましたが、当日、天候が心配で眠れなかったことを覚えています。
子どもたちの日ごろの行いが良いのか、天候にも恵まれ、見事な金環日食を観察することができました。


 教職員はもとより、保護者の皆様や青少年を守る会など地域のかたがた、箕面警察署のご理解とご協力により、事故もなく、子どもたちの心に残る素晴らしい観察授業が行えたことに、本当に感謝です。


●彩都の丘学園・とどろみの森学園で自校調理による給食開始

箕面市では、今年の9月からすべての中学校で給食がスタートします。
それに先駆け、彩都の丘学園ととどろみの森学園において、今年度の2学期から「自校調理方式」による給食がスタートしました。

 

 

  現在、第一中学校から第六中学校において、給食のスタートに向け、工事が行われています。7月ごろには給食調理室も完成し、2学期からは各中学校の校内に給食のおいしそうな香りが漂うことでしょう。
教育委員会事務局としては、安全で安心な給食、そして何よりおいしい給食の提供に向け、全力で取り組んでいきます。


●箕面子どもステップアップ調査を実施

1月、小学1年生から中学3年生までのすべての児童・生徒を対象とする「箕面子どもステップアップ調査」を実施しました。
この調査は、子ども一人ひとりの学力や体力、生活状況を毎年調査し、経年で把握することにより、個に応じた学習や運動、生活面の支援などきめ細やかに行い、子どもたちの学びの連続性を確保し、学力や体力の確かな向上と、豊かな心を育むことを目的としています。

 
教員は、子どもたちの進級時に、調査結果を共有し、指導の継続性を確保することにより、子ども一人ひとりに応じた指導を行うことができ、進級に伴う子どもたちの不安や戸惑いを軽減する取り組みに活用します。
また、調査結果の把握・検証・分析を行い、教員自らの指導力や授業力の向上に役立てるとともに、学校や学年での取り組みを進めます。

来年度は、4月の「全国学力・学習状況調査」を皮切りに、5月から6月にかけて「体力・運動能力、運動習慣状況調査」を、12月末に「箕面学力調査」を、2月に英語能力判定テストを実施します。また、生活状況調査については、毎学期実施し、「いじめ」をはじめ、子どもたちの生活状況の把握を行い、クラスづくりや学年づくりに生かすとともに、課題のある児童・生徒に対しては、一人ひとりに寄り添いながら必要な支援を行っていきます。


● 新年度に向けて 
〜4月から教育委員会事務局の組織が変わります!〜

箕面市では、国に先駆け、児童福祉部門と幼稚園教育部門が市長部局と教育委員会にそれぞれ所管されており、統一的な施策を構築しづらく、市民にとってもわかりにくいとの観点から、平成17年に現在の子ども部を創設し、教育委員会で一体的に施策・事業を推進してきましたが、子ども部では、就学前の乳幼児と義務教育終了後の子どもの施策・事業を、教育推進部では、義務教育期間中の子どもの施策・事業を所管し、子ども一人ひとりを中心に据えた政策・施策の連続性・継続性が担保しにくいことが課題となっていました。
このたび、この課題を解決し、連続性と継続性のある教育施策を、そして教育施策と福祉施策をさらに一元的かつ強力に推し進めるため、子ども部と教育推進部を統合し、「子ども未来創造局」にすることとなりました。
 子ども未来創造局の組織構成は、次のとおりです。


  
 新年度は、中学校給食の開始、箕面子どもステップアップ調査の本格実施などに加え、子どもたちの放課後をより有意義なものとするための「新放課後モデル事業」が中小学校と豊川北小学校でスタートします。また、国の救急経済対策を活用した非構造部材の耐震化(天井の落下防止やガラスの飛散防止など)、小中学校全教室へのエアコンの設置など、子どもたちにとって、より快適で、かつ安全安心な教育環境の整備を進め、また、豊川支所にキッズセンターを開設するとともに、新たな保育所の整備を行うなど、新たな箕面の教育、子育て支援に踏み出す年となります。
 気を引き締めて、箕面の子どもたちのために、新組織で頑張ってまいりますので、今後ともご指導いただきますとともに、ご理解、ご協力をお願いいたします。


● 心から感謝

この度、教育委員会委員の皆様には、この3月をもってご勇退されることとなり、寂しい思いと不安で一杯です。
小川委員長をはじめ、白石委員、坂口委員、そして森田教育長の箕面の教育に対する情熱と真摯な姿勢は、絶えず子どもたちを中心に据え、子どもたちにとって何が必要か、今何をなすべきかを真剣に議論・検討されてこられました。
いち早く小中一貫教育に取り組まれ、府内初となる施設一体型の小中一貫校の整備を行われました。また、体力向上に向けた取り組みや、全国学力学習状況調査の結果公表の在り方、新学習指導要領に基づく教科書選定など、大きな教育課題に積極的に取り組まれました。
来年度に向けては、新たな箕面の教育を進めるための礎ともいうべき、中学校給食や箕面子どもステップアップ調査、新放課後モデル事業の実施、懸案となっていた知の地域づくりアクションプランに基づく図書館整備や施設再編プロジェクトに基づく豊川支所キッズセンターの整備に道筋をつけられました。
あらためて、小川委員長をはじめ、白石委員、坂口委員、森田教育長、そして昨年12月に退任された福井委員に心から感謝申し上げます。今後も事務局に対しご指導いただきますとともに、叱咤激励のほどをお願いいたします。

 

 箕面市では、1月から4月まで「コンロ火災!!あなたの注意で防げます」統一キャンペーンを実施中です。


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