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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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春の足音

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  こんにちは、総務部理事の南です。


 明日3月5日が「啓蟄」で、冬眠していた虫が春の暖かさを感じて、穴から外に出てくる頃といわれています。「啓」には、ひらく、開放する、明けるなどの意味、「蟄」には、冬ごもりのために虫が土の下に隠れる、とじこもるという意味があるようです。また、そろそろ鶯の初鳴きが聞ける頃でもあります。
 といってもまだまだ寒い日が続いています。奈良(東大寺二月堂)のお水取りが終わり、春分が過ぎるともっと春を感じられることになるでしょう。

    

   

 

 確定申告は3月15日まで


 さて、平成24年分の確定申告の期間も残りわずかとなりました。確定申告は、1月1日から12月31日までのすべての所得金額と、それに対応する所得税額を確定する手続きで、申告の受付及び相談は、3月15日(金曜日)までとなっています。申告会場は豊能税務署です。申告が必要な方は、期限内に申告をよろしくお願いします。

    

   

            〜豊能税務署での申告風景〜

 

 平成24年度市税収入の総括

 年度末が近づき税務課では、固定資産税、市民税等の当初賦課に向けての事務作業がピークを迎えようとしています。
現在開会中の市議会で、平成24年度補正予算及び平成25年度当初予算等の審議していただいているところです。
上程している施政及び予算の主な内容は報道資料(→こちら)と市長ブログ(→こちら)をご覧ください。


 平成24年度の市税収入は、6月にならないと確定しませんが、今の時点での見込みは、平成23年度の決算と比べて約7千万円増の224億円程度と見込んでいます。
 その理由としては、固定資産税等において、箕面森町や彩都における新築家屋等の増加があるものの、3年に一度の評価替えを行ったことにより在来分家屋の減額や土地の下落が影響し、約5億7千万円の減となる模様です。また、個人市民税においては、子ども手当との兼ね合いで年少扶養控除の見直しがされたことと、個人所得金額の増加により、約6億4千万円の増となる模様です。その他、法人市民税、軽自動車税は微増になると見込んでいます。
 一方、平成25年度から新規事業としてクレジット収納を国民健康保険料と上下水道使用料と併せて実施する予定です。税分野では、まず軽自動車税から始め、平成26年度には個人市民税、固定資産税・都市計画税も実施します。これは、市役所での窓口支払い、金融機関での支払い、口座振替、コンビニ収納に加えて、新たな納税環境を整備しようとするもので、24時間、いつでも納税が可能ということになります。

 

 退職金にかかる課税の一部改正について

 先月のブログ(→ こちら)で医療費控除について説明させていただきましたが、今回は今年(平成25年1月1日以後の支払分)から一部改正されている退職所得の住民税課税について、その変更点を含めて退職所得課税の概要を説明したいと思います。
退職所得による所得割は、前年の所得に対するその年度分の課税ではなく、他の所得とは区別して課税される現年分離課税になっています。
 * 退職所得とは、退職金のほかに
 (1)確定給付企業年金法に基づいて支給される退職一時金
 (2)各種の共済制度に基づく退職一時金
 (3)小規模企業共済契約に基づいて支給される退職一時金などがあります。
分離課税にかかる所得割の課税標準は、その年中の退職所得の金額とされ、所得税法に規定する退職所得の金額の計算によって算定されます。
   具体的には、次のように計算します。

 


 重要な改正点として上記にもあるように、これまで地方税法附則により退職所得かかる税額は、当分の間、上記により算出された税額からその10分の1に相当する金額を控除した金額とするとされていましたが、平成25年1月1日以後の支払い分からはこの10%減額の措置が廃止されました。
これは、前年所得課税主義の例外として現年分離課税としたことから通常の前年課税で考慮される「損失の繰越控除」、「所得控除」などが受けられない不利益を考慮し当分の間とられていた措置ですが、金利水準等の面から廃止されることになったものです。
 この退職金にかかる課税の徴収については、特別徴収の方法(申告納入)によって徴収されるとされています。特別徴収義務者(会社)が、その徴収すべき地方税の課税標準額や税額を申告して、その申告した税額を納入することを申告納入といいます。
 また、もう一つの重要な改正点として、「勤続年数5年以内の法人役員等の退職金」について2分の1課税(上記図の「50%切捨て」部分)が廃止されました。なお、これは所得税法の改正ですが、退職所得の金額の算定は所得税法等の計算の例によっているので住民税についても自動的に同じ計算となります。

 

 WBCとセンバツ


 これからは余談となりますが、野球ファンにとって待ちに待った WORLD  BASEBALL CLASSIC がいよいよ開幕しました。
 このWBCは、野球の世界一を決める国別対抗戦として、2006年3月に第1回大会が開かれ、今回が3回目の大会となります。皆様もご存じのとおり過去2回とも日本が優勝しています。第1回大会の王監督、第2回大会の原監督に続いて、今回は山本浩二監督が率いる28名の「侍ジャパン」。
 一昨日の1次ラウンドA組(リーグ戦方式)初戦の対ブラジル戦を5×3で逆転勝利しました。日系人が多く日本野球を経験した選手も多数いるブラジルは、予選でパナマを破ったことからもわかるいいチームで、あわやというところまで日本を追い詰めました。続く第2戦の中国戦は危なげなく5×2と快勝しました。ただ、攻撃面でワンチャンスに打線が繋がって得点しましたが、格下相手なのにもう少し打たたないとこれからの対戦するであろうもっといい投手に苦戦するのではとちょっと心配です。この2戦で国際試合に慣れていつも通りの打撃ができることに期待したいと思います。これで、キューバが中国に勝てば2次ラウンドへの進出が決まり、6日に行われるキューバとA組1位をかけ対戦します。
 敗者復活のある2次ラウンドと決勝トーナメントは次のようになります。

 

 

 前回大会(2009年)では、松坂、岩隈、ダルビッシュ(青木、藤川、中島も含めて全てメジャーリーグに行ってしまいました。)の快投とともに、第1回大会とは打って変わって不振を極めていたイチローが決勝の韓国戦で延長10回に放った決勝2点タイムリーヒット。当時ヤクルトスワローズにいた韓国の抑えのエース林昌勇との8球にわたる息詰まる攻防は、今でもはっきりと覚えています。

  一流のプロ選手がものすごい重圧のなか、日の丸を背負ってひたむきにプレーする姿は胸を打つものがあります。
  これからの2次ラウンド及び決勝トーナメントの戦いに熱烈な応援をするとともに、野球の醍醐味を存分に楽しみたいと思っています。個人的に注目しているのがアンパイヤのジャッジ、ストライクゾーンの違いやジャッジの際の位置取りや連携、また、コールのスタイルなども大いに興味があります。

 観戦するうえで知っておきたいのがこの大会独自のルールです。
 (1) 投手の予告先発とDH制(指名打者制)を採用し、ジャッジに関しては本塁打のみビデオ判定を採用。
 (2) 延長は12回迄で13回以降はタイブレーク制が適用されます。タイブレーク制とは、ソフトボールや一部のアマ野球で実施されているもので、得点が入りやすい状態、すなわち、ノーアウト・一、二塁の状態からその回を始めるものです。
 (3) コールド制が採用され、5回以降に15点差、7回以降に10点差がつけばコールドゲームとなります。
 (4) ケガ防止などのため、投手の投球数を制限する特別ルールが採用されています。2次ラウンドでは80球、準決勝以降は95球となっています。(登板中に制限数を迎えた投手は、その対戦打者が打席を終えるまでは投球を認められます。)また、登板間隔も細かく決められ、50球以上投げた場合は中4日、30球以上の場合と30球未満でも連投した場合には中1日空けることとされています。先を見据えた投手起用が必要です。

 

 野球関連でもう一つ、「春の甲子園」ともいわれる、『第85回記念選抜高等学校野球大会』が今月22日から4月3日までの予定で阪神甲子園球場で行われます。今年のセンバツは5回目ごとの節目の大会ということで、例年より多い36校が出場します。


 北海道地区からは北照(2年連続5回目)。


 東北地区からは、岩手の盛岡大付(3年ぶり3回目)・宮城の仙台育英(6年ぶり10回目)・福島の聖光学園(2年連続4回目)の3校。
  【各地区の秋季大会で優勝した10校で争った明治神宮大会で、仙台育英が優勝したので、東北地区の出場枠が2校から3校に増えました。】


 関東地区からは、栃木の宇都宮商(34年ぶり3回目)・茨城の常総学院(8年ぶり7回目)・埼玉から浦和学院(3年連続9回目)と花咲徳栄(3年ぶり3回目)の4校。

 東京からは早稲田実(4年ぶり20回目)と安田学園(初出場)の2校。

 東海地区からは静岡の常葉菊川(5年ぶり4回目)、岐阜の県岐阜商(18年ぶり27回目)・三重の菰野(初出場)の3校。

 北信越地区からは福井から敦賀気比(2年連続5回目)と春江工(初出場)の2校。

 近畿地区からは大阪から前年度優勝校の大阪桐蔭(2年連続6回目)と履正社(3年連続5回目)・兵庫から報徳学園(2年ぶり19回目)・京都から京都翔英(初出場)と龍谷大平安(5年ぶり37回目)・奈良から大和広陵(28年ぶり2 回目)の6校。

 中国地区からは岡山の関西(2年ぶり12回目)・広島の広陵(3年ぶり23回目)・山口の岩国商(初出場)の3校。

 四国地区からは徳島の鳴門(2年連続8回目)・愛媛の済美(9年ぶり2回目)・高知の高知(2年連続17回目)の3校。

 九州地区からは長崎の創成館(初出場)・熊本の濟々黌(55年ぶり4回目)・鹿児島の尚志館(初出場)・沖縄の沖縄尚学(5年ぶり5回目)の4校。

 そして、21世紀枠【恵まれない野球環境の克服、文武両道の実践、積極的な地域貢献活動など他校の模範となる学校に出場権が与えられる制度。】から北海道の遠軽(初出場)・福島のいわき海星(初出場)・島根の益田翔陽(初出場)・高知の土佐(20年ぶり7回目)の4校、

 さらに東北絆【東日本大震災で被災した東北地方を元気づけるための特別枠。】として山形の山形中央(3年ぶり2回目)以上の36校が紫紺の優勝旗目指して、熱い戦いを繰り広げることでしょう。
   高校生たちの一球、一打にかける気迫溢れるプレーを期待し、出場校それぞれが故郷や周りの人たちの思いを背負って熱戦を繰り広げて、日本中に元気を与えてほしいと思います。

 最後に、スポーツの話題をもう1つ。先週の消防長のブログ(→ こちら)でも紹介されていましたが、2月24日に行われた東京マラソン大会、およそ3万6千人が参加したビッグイベント。その23km地点で突然30歳の男性ランナーが意識を失って倒れました。心肺停止状態で、その異変に気付いた女性ランナーが119番通報。別の男性ランナーが心臓マッサージを続け、沿道にいた観客がAED(自動体外式除細動器)を近くの交番から取り寄せ、もう一人の男性ランナーがAEDで蘇生措置をしたようです。この連係プレーにより倒れた男性は意識を取り戻し、駆けつけた救急車で病院に運ばれましたが、快方に向かっているとのことでした。
   連係プレーにより1人の大切な命が救われました。救助に当たった3人はレースに戻り、沿道の男性も名乗らないまま立ち去ったようです。日本橋消防署員によると、「命を救えたのはこの方々のおかげ」とコメントされていました。迅速で的確な措置が功を奏したようです。
   その後、救助に当たったうちのお一人が松山市役所の職員であることが分かりました。東京消防庁からの感謝状を受け取られたときに、「レース後、ホテルのテレビで救助した方の無事を確認して、思わず小さくガッツポーズしてしまいました。救命講習を受けていてそれが役立った。」と話されていました。

       

                〜市役所に設置されているAED〜 

  いつこのような場面に遭遇するかわかりません。本市では公共施設や学校等にAEDを設置していますので、この機会にご確認をお願いします。(AEDの市内での設置状況は→ こちら)【参考;大阪府AEDマップ】。
  箕面市消防本部では、定期的に種々の救命講習を行っています。『助かる命を助ける』ため、市民の皆さまも機会があれば是非受講をお願いします。(詳細は→ こちら
  また、不特定多数の人が集まる行事等の際には、AEDの貸し出しも行っていますのでご活用ください。(詳細は→ こちら) 
  なお、当然のことですが、本市職員全員、このAEDでの蘇生措置を含む救命講習を受講しています。

 

 

箕面市では、1月から4月まで「コンロ火災!!あなたの注意で防げます」統一キャンペーンを実施中です。


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