こんにちは。健康福祉部長の小野啓輔です。
師も走る、気ぜわしい12月です。
忘年会、クリスマス、新年会など、宴会部長の出番が多くなるこの季節、
私の近辺にも、酔っ払って溝に落ちた情けないヤツがいます。
自戒を込めて、お互い、おからだを大切に!!
●障害者問題連続講座
箕面市障害者事業団による「障害者問題連続講座」が、
12月7日から始まりました。
今年の全体テーマは、
「障害のある人の『働く』を支える〜次の一歩を踏み出すために〜」です。
すでに12月7日(金曜日)に第1回目の講座があり、
「大人の発達障害当事者から見た現状と生活支援・就労支援
〜より良い社会生活をするために〜」と題して、
NPO法人 発達障害をもつ大人の会代表で、大阪府若者サポートステーションの
ピアワークサポーターも務めておられます広野ゆいさんを講師にお迎えしました。
近年、大きく注目されるようになった「発達障害」ですが、
まだまだ基礎的な理解も十分には進んでいないのが現状です。
広野さんは、ADHA(注意欠陥・多動性障害)、PDD(広汎性発達障害)、
LD(学習障害)など、発達障害の症状例や特性、二次障害、
セルフ・ヘルプ・グループの活動など、発達障害についての基礎知識と現状、
理解のポイントなどを、ご自身の経験も踏まえて、わかりやすく話してくださいました。
ご自身もADHDの当事者であり、また発達障害をもつおとなが、
その特性を社会に受け入れられ地域社会に貢献できるように、
当事者支援や啓発活動を実践されている広野さんのお話は、
とても説得力がありました。
講演の中で紹介された「発達障害当事者が、言われてショックな言葉集」を
少し引用します。
●「普通に見えますよ」「それぐらい誰にでもありますよ」
・・・・・・普通に見えても普通にできないことが障害なのです。
・・・・・・誰にでもあることなら、こんなに苦労はしていません。
●「みんな頑張ってるんだから」「頑張れば克服できますよ」
・・・・・・そこにいるだけで頑張っているんです。
・・・・・・私だけ頑張っていないように見えるんでしょうか?
・・・・・・克服できないから障害なんです。
●「できないんじゃなくて、やらないんでしょ」「どうしてできないの?」
・・・・・やらないんじゃなくて、できないんです。
・・・・・できれば障害じゃないんです。
●「何が困っているのかわかりません」「○○だから困ってないでしょ」
・・・・・実際のところ、自分にもわからないんです。
・・・・・それがわかりやすく説明できれば、ここに来る必要はないですよね?
広野さんのおススメ『大人の発達障害 生活ガイドブック2012』は、
こちらから、ダウンロードできます。
12月7日の連続講座の様子です。
連続講座は、あと2回あります。
以下、第2回目以降のプログラムをご紹介します。
障害者問題連続講座第2回
テ ー マ:「精神障害のある人のリカバリーとIPS(個別就労支援)
〜働くことの意味〜」
講 師:香田 真希子さん(目白大学 保健医療学部作業療法学科 准教授
NPO法人 地域精神保健福祉機構・コンボ ACT-IPSセンター
開催日程:平成25(2013)年2月1日(金曜日) 18時30分から20時30分まで
開催場所:箕面市立障害者福祉センター「ささゆり園」プレイルーム
参 加 費:無料 手話通訳・要約筆記・点字資料もあります。
内 容:ACT(包括型地域生活支援)と、IPS(個別就労支援)などを通じて、地域生活中心の精神保健医療福祉の実現をめざして活動を展開するACT-IPSセンターを立ち上げたかたがたのおひとりです。精神障害者支援を切り口に、障害者が働くことの意味をお話しいただく予定です。
障害者問題連続講座第3回
テ ー マ:「障害のある人が働くこととは 〜 箕面市内での様々な取組みから〜」
講 師:新居 良さん
(箕面市障害者事業所(社会的雇用)豊能障害者労働センター職員)
杉林 佳治さん
(就労継続支援A型事業所 桜ほのぼの苑 代表取締役)
中岡 努さん
(就労継続支援B型事業所 箕面東部自立センターZEROの家 職員)
武内将仁さん
(就労移行支援事業所 箕面市障害者雇用支援センター 職員)
開催日程:平成25(2013)年3月15日(金曜日) 18時30分から20時30分まで
開催場所:箕面市立障害者福祉センター「ささゆり園」プレイルーム
参 加 費:無料 手話通訳・要約筆記・点字資料もあります。
内 容:「障害のある人がいてあたりまえ」な社会に向けて、働くことを軸とした現状のお話を箕面市内で実際に活動されているそれぞれの立場から語っていただく予定です。
たくさんのかたがたのご参加をお待ちしています。
詳しくは、こちら。
お問い合わせ:箕面市障害者事業団
電話:723−1210
FAX :724−3383
●社会福祉協議会バザー
箕面市社会福祉協議会が、毎年12月にお贈りしている人気イベント
「社協バザー」が、今年も12月16日(日曜日)に開催されます。
これは、「ものを活かして福祉が生きる」をテーマに、
地区福祉会・自治会などの多大なご協力により様々な物品を提供いただき、
バザーの売り上げは、すべて福祉相談やボランティア育成、一声訪問などの
地域福祉活動・事業に活かされるもので、
今年で第47回を迎える伝統ある行事です。
結構、お値打ち物品が安価で購入できるうえに、福祉にも役立つということで、
毎年、大人気のイベントです。
皆さま、お誘い合わせのうえ、ご来場いただきますようお願いいたします。
日時:平成24(2012)年12月16日(日曜日)
午前10時から12時および13時から15時まで
ただし、売り切れ次第、終了。
場所:箕面市立 中(なか)小学校 体育館(箕面市稲1丁目)
箕面市立 萱野東 小学校 体育館(箕面市石丸1丁目)
当初、会場として西南小学校も予定していましたが、
衆議院議員選挙の投票所として使用されることになりましたので、
西南小学校でのバザーは中止となりました。お間違えないように。
販売物品:衣料品、日用雑貨、什器、食料品、農作物など
収益の使い道:ボランティア講習会、社協だより、見守り活動など
お問い合わせ:箕面市社会福祉協議会 地域福祉課
電話:749−1575
FAX :727−3590
物品の提供、収集、準備、販売とお手伝いいただいている地区福祉会をはじめ
多くの市民の皆さま、ご協力まことにありがとうございます。
皆さま、12月16日は「第46回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査」の
投票日でもあります。
選挙については、こちら。
この日は、選挙に行って、バザーに行こう!!
皆さまのご来場を心からお待ちしています。
今年のポスターはこちらです。
去年までのバザーの様子をご紹介します。
バザーの入り口です。
お目当ての人気物品を求めて、開始前から長蛇の列です。
たくさんのボランティアの皆さまが、バザーの運営にご協力いただいています。
いざバザースタート、頑張るぞー!
大盛況の会場の様子です。
今年も、たくさんの皆さまがお越しいただきますように!!
●ライフプラザ「ふゆまつり」
12月21日(金曜日)の17時45分から、みのおライフプラザで、
恒例! 「ふゆまつり」を開催します。
この催しは、箕面の保健福祉の拠点「ライフプラザ(箕面市総合保健福祉センター)」を
市民の皆さまに広く知っていただき交流していただくために、毎年実施しています。
すでに、健康福祉部の中井理事のブログでも紹介されています。
ライフプラザの中には、障害のある人もない人もともに働く「ライプラ商店街」もあり、
各種団体とも協力して、飲み物・食べ物、おもちゃ、お菓子つかみ取りなどの出店や、
フォークソング、ジャズダンス、大抽選会などのステージイベントなど、
にぎやかで楽しい催しが予定されています。
そして、知る人ぞ知ることですが、
みのおライフプラザは、建物の構造から、比較的暖かい空間にもなっています。
厳しい寒さの冬のひとときを、ライフプラザふゆまつりで暖かくお過ごしください!!
箕面市では、8月13日から12月31日まで『大地震! 「うちは大丈夫」の目印は 黄色いハンカチ作戦』統一キャンペーンを実施中です。