新型コロナウイルスの影響
こんにちは農業委員会事務局長の藤田です。
新型コロナウイルスによる影響が拡大していますが、箕面市農業公社にもその影響が及んでいます。
箕面市農業公社は、農地所有者の方から市が借り受けた農地で耕作し、収穫できた農作物を小中学校へ納入し、給食の食材として使用することで地産地消を進めています。
しかし、先日の国から要請を受けて市立小中学校が休校となったため、給食に出荷する準備をしていた野菜の行き場がなくなってしまいました。
せっかく育てた農作物を廃棄するわけにはいきませんので、急遽、グリーンホール前で販売することにしました。販売にあたっては農業公社と同じ立場で学校へ野菜を出荷してくださっている農家の方にも声掛けし、一緒に販売したところ、市役所職員や通りがかりの市民の方など多くのみなさんのご協力をいただき、その日の野菜を完売することができました。ありがとうございました。
学校給食が正常に戻るまでは、毎週月曜日と木曜日の午後4時から市民会館前で販売する予定です。(販売する野菜は日によって異なります。)
【農業者の方々と一緒に販売している状況】
学校の休校は期間が限られるものの、観光産業等への影響は長期化することも予想されており、日本全体が受ける経済的影響はかなり大きいようで、一日でも早くこの問題が解消されることを願うばかりです。
箕面市農業公社の令和2年度計画
新型コロナウイルスの影響で先が見えないなかでも、箕面市農業公社は収穫量の増加を目指して新年度も事業を推進していきます。
現在開催されている令和2年第1回箕面市議会で関連する予算案を認めていただけたら、農作業の効率を上げるために耕作機械等を購入する予定です。
【主力商品の「たまねぎ」の収穫機】
【主力商品の「たまねぎ」の拾い上げ機】
【たまねぎを乾燥する機械】
ご存知のとおり、「まちなかの緑」は箕面市の良好な住環境の要素の一つですが、農地がその一翼を担っているものの、農業従事者の高齢化や後継者不足によって「耕作したくでも耕作できない」「経営面積を縮小せざるを得ない」というケースが増加傾向にあり、農地の遊休化が危惧されています。
そこで本市では、農地の遊休化を防止するとともに、市内で生産された農作物を漏らさず学校給食の食材として納入することで地産地消を進め、農業の活性化に取り組んでいるところです。
しかし、まだまだ未熟な箕面市農業公社です。どうか皆さんの暖かいご支援を引き続きよろしくお願いいたします。