みなさん、こんにちは。総務部の北村清です。
6月26日に近畿、中国、四国、九州北部地方がようやく梅雨入りしましたが、今年の梅雨入りは1951年の統計開始以来最も遅い梅雨入りとなりました。梅雨入り後、九州地方や四国地方を中心に激しい雨が降った地域もあり、今日も、九州地方で記録的な大雨による被害が生じています。雨の降り方が強まると土砂災害が発生するリスクが高まります。気象台が発表している土砂災害警戒情報や、市町村の発表する避難勧告等に留意し、川や急な斜面などには近づかないように注意しましょう。
ここで、梅雨入りにあたって注意しておくべき点をいくつかお知らせしたいと思います。
1点目は、食中毒の発生です。
梅雨の期間は気温と湿度が上がり、食中毒の原因になる細菌やウイルスなどが活動しやすい環境になります。
2点目は、カビの発生です。
棚の裏側や押し入れなどはカビが発生しやすいので、すき間をあけたり、押し入れは障子や戸をあけるなどしてカビの発生を防ぎましょう。エアコンも要注意です。エアコンを使用した際は、冷房を止める前に送風や除湿モードにすると効果があるそうです。
3点目は熱中症です。
梅雨になると湿度が上昇するので、汗が蒸発しにくくなります。そうすると体に熱がこもり熱中症になります。こまめに水分補給をしましょう。
このように梅雨の時期は「イヤなことばかり」と考えがちですが、梅雨があるからこそ、水不足を防ぎ、農作物も成長します。日本には四季がありますが、梅雨も四季と同様に必ず決まって訪れるものと考えると、しばらく我慢しようという気持ちになれるのではないでしょうか。
◆高齢ドライバーの交通死亡事故
さて、今年4月に東京・池袋で発生した、88歳の高齢ドライバーによる交通死亡事故や、6月にも福岡市で高齢者が関わる死傷事故が生じ、また、昨日も鎌倉市で80歳の高齢者が運転する車にはねられ死亡する事故が発生するなど、高齢者の運転による重大死亡事故が後を絶ちません。 警察庁の発表によると、昨年1年間に交通死亡事故を起こした75歳以上の高齢ドライバーは前年比42人増の460人となり、2年ぶりに増加となりました。 死亡事故全体に占める割合は過去最悪の14.8パーセントに上り、ブレーキとアクセルの踏み間違えなどの運転操作のミスが目立っています。 昨年は、全体の交通事故死者数は戦後最少の3,532人でしたが、75歳以上の高齢ドライバーによる死亡事故は過去10年間で3番目の多さとなっています。
▲警察庁交通局「平成30年における交通死亡事故の特徴等について」抜粋
政府が6月18日に閣議決定した「高齢社会白書」によると、自宅からの外出手段として車を運転している人は、60歳以上で約6割、80歳以上でも4人に1人となっています。また、白書の「高齢者の移動手段に関するアンケート(複数回答)」で、自宅から外出する際の手段を尋ねたところ、
「自分で運転する自動車」と回答した人が56.6パーセント、「徒歩」が56.4パーセント、「自転車」が22.4パーセントの順となり、年齢別に見た場合、「自分で車を運転する人」は、60歳から64歳が78.8パーセント 、80歳以上で26.4パーセントとなっています。 白書では、高齢になるほど認知機能の低下などで運転が難しくなり、高齢者の外出手段をどう確保するかが重要な課題としています。 政府は、高齢者を対象とした「限定条件付き免許」の創設を検討するとのことですが、海外では運転できる場所を限定したり、運転できる時間帯や場所を限定している例もあります。
◆運転免許鉦の自主返納制度をご存知ですか?
運転免許が不要になった方や、加齢に伴う身体機能の低下等のため運転に不安を感じるようになった高齢ドライバーの方は、自主的に運転免許証を返納することができます(ただし、運転免許の停止・取消しの行政処分中の方や、停止・取消処分の基準等に該当する方等は、自主返納することができません)。
運転免許証を自主返納し、運転経歴証明書の交付を受けた大阪府在住の65歳以上の方が、サポート企業・店舗において運転経歴証明書を提示することにより、さまざまな特典を受けることができます。 箕面市役所内にある食堂「磯よし市役所店」では、ご本人に限り、食事後のコーヒーサービスが付いています。また「磯よし本店」では、川床料理が10パーセント引きになります!
サポート企業の一覧は、 http://www.pref.osaka.lg.jp/dorokankyo/anzen/zisyuhennou.html をご覧ください。