Quantcast
Channel: 部長ブログ@箕面市役所
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2068

自然の恵みの素晴らしさ、大切さを学ぶ

$
0
0

教育推進部の大橋です。
皆様、いかがお過ごしでしょうか? 今年は梅雨入れ後も比較的過ごしやすい日が続いていましたが、先週末ごろから流石に蒸し暑くなってきました。ですが、この梅雨も植物の実りにとっては大切な時期です。感謝を持って日々を過ごさなくてはいけませんね!

箕面小学校の柿の木が逝く 「ありがとう柿の木」
私が市役所に入庁した時、阪急牧落駅を降り、市役所に向かって歩いていると、箕面小学校の校庭に凛として立つ柿の木が目に飛び込んできました。その姿に不思議と心癒されたことを思い出します。
この柿の木、創立100年を超える箕面小学校の校庭に創立以来ずっと子どもたちの成長を見守ってきました。尋常小学校、国民学校、そして小学校と時代の流れの中で、いつも変わらずに校庭に立つその姿。「春」は、新芽を芽吹かせ、「夏」は、青々と葉を茂らせ、木陰をつくり、「秋」は、たわわに実を結び、「冬」は、春に備えて箕面山から降り注ぐ木枯らしに耐え、130年余りの時を刻んできました。

「渋柿」だった柿の木、秋の実りの時期には、子どもたちや地域の方々が一緒になって柿の実をとり、とった柿の実を子どもたちが干し柿にして頂いたそうです。その数や、十分に子どもたちに人数分以上毎年獲れたそうです。


その柿の木もここ数年樹勢に衰えが見えはじめ、樹医さんによる定期診断を受けるようになり、2008年には痛んで弱っている枝を落とすなどの大手術を受けました。
しかし、今年春になっても新芽の芽吹きがなく、樹医さんに診ていただいたところ「枯れています」とのことでした。大変残念で、悲しいことですが、天寿を全うした柿の木に感謝の気持ちで一杯になりました。

箕面小学校では、6月9日に子どもたちはもちろんのこと、保護者の皆様や卒業生が集って「柿の木 お別れ会」が開催されました。あいにくの雨で体育館でのお別れ会となりましたが、ここに集った一人ひとりが柿木の思い出を胸に、「ありがとう、本当にありがとう」と感謝の気持ちを伝えたのではないでしょうか。

 

 

柿の木は、子どもたちに自然の恵みの素晴らしさ、大切さを伝え続けてくれました。校庭の柿の木は、天寿を全うし、その役割を終えましたが、実はこの柿の木の子孫が箕面小学校の中庭にしっかりと根付いてくれています。それも2本! この子孫もこれから何十年も子どもたちの成長を見届けてくれることと思います。

「柿の木お別れ会」では、3人の子どもたちがお別れの言葉をそこに集われた皆さんの前で伝えました。そのうちの1つをここでご紹介します。

 「箕面小のシンボルかきの木さんへ」

 箕面といえば「かきの木」です。
 かきの木さんは、雨の日も晴れの日も、毎日毎日私達を見守っていてくれ
 ました。
 私が初めてかきの木さんを見た時、それは約5年前の入学式の時でした。
 私はかきの木を見てビックリしました。
 大きくてりっぱなかきの木だなぁと。
 かきの木に実ができているのを見た時は、
 とてもいい色で今すぐに食べたくなるぐらいでした。
 そんなかきの木さんとも今日でおわかれとなりました。
 私は、かきの木さんとおわかれすれのはさみしいですが、
 私達の時代まで長生きしてくれたかきの木さんへの感謝でいっぱいです。
 おわかれをしても箕面小をず〜と、ず〜と見守っていてください。
 よろしくお願いします。

                            6年3組 元目 凪咲さん


田植え 「収穫の時に思いを馳せて」
箕面市内の小学校では、「田植え」や「芋の植え付け」など体験学習が行われています。
箕面は大阪の都市部から電車等で約30分という土地柄にもかかわらず、明治の森国定公園を背景に、市街地に田んぼや畑が残る田園都市です。この地の利を生かして、農業体験の学習が各学校で取り組まれ、自然の恵みの大切さや食物を育む大変さを学んでいます。

田植え体験では、まず今の田植え、田植え機を使って行う田植えについて学習しました。次に、昔ながらの手による田植えの方法について学びました。
皆さんはご存知でしょうか。田植え機の構造は人の手による田植え方法を真似ていることを。しっかりと稲を植えないと次の日にせっかく植えた稲が水面に浮かんでしまいます。手で植える場合は、中指と人差し指の間に3株の稲を挟み、その指をしっかりと土の中に差し込まなければなりません。
田植え指導をしてくださった方は、まず機械の動きを子どもたちに見せてから、手植えの方法を丁寧に伝授されていました。


真剣に田植えの方法に聞き入る子どもたち。いよいよ田植えです。初めて田んぼに入った子どもたちが多いのか、最初は「気持ち悪い〜」「冷たい〜」など恐る恐るの状況でしたが、いざ田植えが始まると一生懸命に田植えをしていました。


田植えから稲穂が頭をたれるまでには、日照時間400時間以上(確か、じいちゃんがそう言ってたと思うのですが、正確かどうかは自信がありません。)が必要で、寒暖の差が大きければ大きいほど美味しいお米ができるのだそうです。稲作をはじめ農業は自然との共生が大切であることは言うまでもありませんが、人の大変な手間と労力が必要です。田んぼの水の管理に始まり、夏の盛りには「田の草(雑草)」取りなどなど・・・。
この秋、子どもたち自身が植えた稲が実りの時を迎え、自然の恵みとお世話をする人への感謝の気持ちを感じることと思います。

 
                (昨年の稲刈り風景です)


豊川南小学校校庭の芝生化 「緑のじゅうたんを楽しみに」
箕面市の小学校では、校庭の一部芝生化を進めています。平成21(2009)年度までは校庭全面の芝生化を行いましたが、いろいろな課題が見えてきたことから、平成22(2010)年度は検証期間とし、芝生化のあり方を検討しました。検討の結果、全面ではなく校庭の一部を効果的に芝生化することとし、昨年度は箕面小学校、北小学校、中小学校の3校の一部芝生化を地域の方々のご協力のもと行いました。
今年度は、豊川南小学校で地域の皆様で構成する校庭緑化委員会(井上会長)を立ち上げ、学校、地域、教育委員会が一体となって6月29日に芝生の植え付けを行いました。
芝生植え付け式には、市長をはじめ、小川教育委員長やPTA会長、地域の各団体の方々、地元選出の議員の皆様、大阪府の職員も駆けつけてくださり、子どもたちへのポット苗の贈呈式を行いました。

その後、緑化委員会 井上会長の合図とともに、1年生から3年生まではポット苗をそれぞれ受け取り、植え付けを行いました。

4年生から6年生までは貼り芝の植え付けを行いました。


前日までの涼しさに打って変わって30度にもなる暑い日でしたが、地域の方々も子どもたちと一緒になって芝生の植え付けをし、最後まで整地作業などをしてくださいました。


運動会までには、豊川南小学校の校庭の一部が緑のじゅうたんになっていることでしょう。
子どもたちが芝生の生育していく様子を見て、自然の力強さ、ひいては自然環境に興味・関心を持ち、また緑のじゅうたんの上で思いっきり体を動かしてくれることと思います。
ご協力を頂いた皆様、暑い中、本当にありがとうございました。

 

 

箕面市では、6月1日から8月12日まで「あなたの1票が未来の箕面を築きます  8月12日は市長・市議会議員 選挙」統一キャンペーンを実施中です。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2068

Trending Articles