こんにちは。
4月1日付けで総務部長を拝命しました中井です。昨年度までは総務部担当部長として、防災・防犯や税務などの業務を所管していましたが、今月から総務部全体の担当となります。どうぞよろしくお願いします。
4月も半ばに入り、初春を代表する桜、ソメイヨシノのシーズンは終わりましたが、手入れされた市内の公園や沿道では、季節に応じて様々な草木を見ることができます。
毎日通る通勤路も、自動車で通るだけでは気がつきませんが、のんびり歩くだけでもいろいろな発見があります。
第五中学校近くの道路沿い
ライフプラザ内
平成29年度にできたもの
~土砂災害、水害対策~
少し気が早い話になりますが、あと一月あまりで出水期に入ります。
出水期とは、通常、集中豪雨(梅雨)、台風などの発生が多い6月から10月末までの期間をいいますが、この間は大雨や土砂災害に対する備えが必要です。
土砂災害対策工事は、大阪府の所管として現在も市内で実施されていますが、災害発生時の被害が一定戸数以上の人家に及ぶものが対象となり、人家戸数が少ない小規模な区域は対象外となっています。
しかし、人家戸数が少なくても、崖崩れなどが発生すれば人命にかかわる事態も想定されます。
市では、人家戸数が少なく大阪府の対策工事の対象外であっても、災害発生時にリスクが高い特別警戒区域(レッドゾーン)の人家戸数をゼロにすることを目標として、市単独での対策工事や、国や大阪府の制度を利用した対策を進めています。
次の写真は、平成29年度末に箕面地区で竣工した崖崩れ待ち受け擁壁です。写真では規模がわかりにくいと思いますが、実際には、高さが3.5メートルから最も高いところで4.5メートル、延長52.4メートルに及ぶ大規模なものす。
~全ため池の防災マップを作成~
市では、国や大阪府の助成制度を活用し、平成28年度に市内14カ所の大規模ため池(「芦原池」、「取池、貞池、普請池、大宮寺池」、「新薩摩池、五藤池、薩摩池」、「導心ヶ谷池」、「打越池」、「尺下池」、「粟生新池」、「神田池」、「川合池」)のハザードマップを作成しました。
続いて、平成29年度には市内11カ所の大規模ため池(「半町池、寺池、新稲中池、新築池、清水池」、「才ヶ原池」、「山口池、泉池」、「松出下池、宮池」、「唐池」)のハザードマップを作成するとともに、市内8カ所の中規模ため池(「冷ヶ谷池」、「当対池、新池」、「摺鉢池」、「日池」、「裏池」、「ひょうたん池、長池」)については、簡易版のため池ハザードマップを作成しました。
「ため池ハザードマップ」は、ため池が満水時に、大雨などで決壊した場合に想定される浸水区域や浸水深、対処に必要な情報などをまとめたもので、ため池の流域地域のご家庭に配布しています。
このハザードマップは市のホームページ「ため池ハザードマップ」 に掲載していますので、ぜひご覧ください。
ハザードマップの一例「才ヶ原池」
ご紹介した2つの事業は平成29年度で終了しましたが、平成30年度には、土砂災害対策として次の工事予定地を決定し、必要な対策工事を開始します。また、箕面の滝道(箕面温泉スパーガーデン前から一の橋まで)では、大阪府による土砂災害対策工事が開始されます。さらに、水防対策として、半町地区で排水管の口径を大きくする工事などを予定しており、ソフト、ハードの両面から着実に安全・安心なまちづくりに取り組んでいきます。
箕面市ふるさと納税の利用を市民のみなさまに呼びかけるため、2018年7月31日(火曜日)までの間「えっ、箕面市民も寄附できるの?箕面市ふるさと納税!」を統一キャンペーンとして展開します。