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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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国民健康保険制度が変わります!

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皆さん、こんにちは。市民部の小林です。

いよいよ3月も残り6日。来週から4月。別れと出会い、そしてプロ野球開幕の季節です。

市民部からは10名の職員が定年退職を迎えられ、その他にも再任用期間満了など多くの職員が退職されます。それぞれ新しいステージで頑張ってほしいと願っています。

また、来年度に向けての人事異動内示も3月20日(火曜日)に行われ、いよいよ平成30年度に向けて動き出しました。引き続き、どうぞよろしくお願いします。


●国民健康保険制度が変わります
~大阪府も国民健康保険制度の保険者に~

 

国民健康保険制度は、日本の国民皆保険の基盤となる仕組みですが、他の健康保険と比べると、
・加入者の所得水準が低く保険料の負担が重い
・年齢の高い加入者が多いため医療費水準が高い
といった構造的課題を抱えています。

また、この10年で国民医療費は約1.3倍に増加し、団塊世代が全員75歳以上になる2025年には、国民医療費の総額は61.8兆円になる見込みで、今後ますます医療費の負担が増加します。


<資料:厚生労働省「厚生労働白書」>

この結果、小規模保険者(市町村)では、財政運営が不安定になるリスクが高く、財政赤字の保険者も多く存在しています。

そこで、こうした課題を解決するために、国からの財政支援が拡充(総額3,400億円)されるとともに、都道府県が国民健康保険の保険者に加わることになりました。このことにより、都道府県と市町村がそれぞれの役割を担いながら制度の安定化を図ることができるようになります。

◆大阪府と箕面市の役割分担

 また、平成30年度からの新しい被保険者証(平成30年11月頃交付)の保険者名には、箕面市に加え、大阪府も表記されることになりますが、現在の被保険者証は、有効期限までそのままご使用いただけます。

<現在の被保険者証>

国民健康保険の財政運営の仕組みは変わりますが、加入者のかたに特別な手続きを行っていただく必要はありません。各種手続き、申請の窓口や保険料の納付は、平成30年4月以降もこれまでと同様「箕面市」で行います。


◆見直しによる効果

(1)新しい財政運営の仕組み

・大阪府内で保険料負担を公平に支え合うため、大阪府が府内市町村ごとの国保事業費納付金(保険料負担)の額を決定し、保険給付に必要な費用を全額「保険給付費等交付金」として市町村に対して支払うため、市町村の財政は従前と比べ大きく安定します。

(2)サービス拡充と保険者機能の強化

・大阪府は府内市町村の統一的な運営を図るため「国民健康保険運営方針」を定め、市町村が担う事務の効率化・標準化・広域化を推進します。

・広域化により、平成30年度から府内の他の市町村に転居した場合、転居前と同じ世帯であることが認められるときは、高額療養費の上限額支払い回数のカウントが通算され、財政的な負担が軽減されます。

国民健康保険は、国民皆保険の最後の砦です。持続可能な社会保障制度の確立
を図るため、平成30年度からの制度変更にご理解、ご協力をお願いします。

国民健康保険制度について分からないこと、何かお困りごとなどがあれば、い
つでも国民健康保険室(電話:072-724-6734)にお問い合わせください。

 
箕面市では、11月11日(土曜日)から3月31日(土曜日)まで「『振り込め詐欺』に注意!今、箕面市が狙われています!」を統一キャンペーンとして実施しています。不審な電話がかかってきた場合は、家族や周りの人に相談するか、消費生活センターか箕面警察署へ連絡しましょう。


 


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