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箕面駅周辺と滝道のリニューアルが完了しました!

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 こんにちは、地域創造部長(兼)みどりまちづくり部専任理事の広瀬幸平です。

 昨日、台風4号が和歌山県南部に上陸しました。 6月の上陸は8年ぶりだそうです。 箕面市でも 大雨、洪水、暴風警報が発表され、災害対策本部が設置されました。 30名体制で災害に備えましたが大きな被害はなく、倒木が数件あった程度です。本当に良かったです。


 さて、今回は、箕面市が大阪府と連携して、平成 21年度から 3年間かけて進めてきた “箕面駅周辺と滝道の再整備” について、お知らせします。

 本件については、昨年 12月のブログ で、滝道のリニューアルが完了したことと、箕面駅前広場の残工事として、駅前トイレの建て替えや交番の移転工事、野外ステージの整備などに着手することをお伝えしました。

 非常にタイトなスケジュールではありましたが、その後、順調に工事が進捗し、本年4月29日に無事、駅前広場のリニューアルオープンを果たしました。


1.箕面駅前広場の再整備

 箕面駅前広場再整備のねらいは、年間120万人訪れる観光客の皆さんに箕面駅周辺の商店街に立ち寄っていただくための仕掛けづくりで、滝道から商店街へ人の流れを生み出すために、見通しを良くして観光客が商店街の存在に気づきやすくしたり、暗くて閉鎖的だったシェルターを撤去し、新しくガラス屋根のおしゃれなシェルターに造り替えて、舗装を “石畳の風合い” が感じられる透水性の擬石平板に改修するなど、歩きやすく商店街方面へ行きやすい、開放的な空間づくりを進めようとすることです。

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 照明はガス灯風の省電力型 LED 照明を採用しており、駅前のガレリアは屋根のある “たまり空間” として設置したもので、ひときわ目をひくドーム状のオブジェとしてその存在感が話題を呼んでいます。 また、本通り商店街の入口に設置したウエルカムゲートは、滝道の観光客が商店街の存在を認識できるようにするためのもので、駅前から商店街方面への見通しをよくするため、噴水を撤去しました。

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 そのほか、阪急電鉄(株)さんが創立100周年記念事業として箕面駅舎の一部を改装し、足湯(駅湯)を設置されたことにともない、ここに観光案内所を移転し新たに 「箕面交通・観光案内所」 を併設しました。 このため、旧・観光案内所跡に新たに空間を確保できることになり、隣接する駅前交番をここへ移設することによって駅前のエントランスゾーンの “たまり空間” を拡大し、より開放感のある駅前広場の整備を進めることができました。


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 また、駅前トイレについては、当初は既存トイレの改修にとどめる予定でしたが、市民の皆さんの強い要望を受けて事業内容を見直した結果、全体事業費の枠内での建て替えに目処がついたことから、現在の約 2 倍の広さに拡張し、観光地箕面の玄関口にふさわしい清潔感のあるものに建て替えることにしました。 加えて、駅前広場東側の歩道を広げるとともに、南側に横断歩道を新設し、バス乗場へのアクセスが安全、かつ、スムーズにできるように改善しました。

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 今回のリニューアル工事では、駅前広場の西側の一角を活用し、ミニライブなどイベントに使える “野外ステージ” を整備しました。 この野外ステージはウッドデッキでできており、普段は自由に使えるオープンスペースとしてベンチ代わりに憩いの場として活用していただけます。 イベントなどで独占して利用される場合には貸し出しが可能ですので、サンプラザ1号館2階の箕面都市開発(株)の窓口でお申し込みください。
                             (利用に際しては利用料金が必要になります)

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 野外ステージの一角には大きなクスノキがあります。 このクスノキは、昭和55年に駅前広場が整備されたときに植え付けられたもので、以来、30年以上にわたって箕面のまちを見つめてきた生き証人です。 この度のリニューアル工事では、当初は地区外の公園などへ移植する予定でしたが、多くの市民の皆さんから “この地に残してほしい” とのご意見をいただき、検討した結果、ステージの利用と共存できるように、もとの場所から北へ約 3メートル移動させることになりました。

 移植してみてわかったことですが、もとの場所には地下 1メートルのところに古いコンクリートの構造物があり、根を深く伸ばすことができない状態でした。 今回の移植先にもコンクリートがありましたが、移植の際これをきれいに取り除き、根を深く張り巡らすことができるように改善しましたので、クスノキも元気に育ってくれるものと思います。 “怪我の功名” ということでしょうか…。


2.滝道の整備

 滝道については昨年の秋にリニューアルを完了しており、詳しくは昨年 12月のブログ をご覧いただきたいと思いますが、箕面市にとってかけがえのない観光資源である箕面大滝や滝道の環境を維持・保全し、最大限に活用するため、大阪府と箕面市が協調して整備を進めてきたものです。 電線類の地中化を進めるとともに、舗装を自然の風合いが感じられるものに改修し、景色を台無しにする電線類をなくすことによって、より自然に近い状態で箕面の滝道を楽しんでいただけるように整備したものです。 また、照明をガス灯風の省電力型 LED 照明に交換し、川の柵沿いにフットライトを設置して、夜も歩きやすく、昼間とは違った滝道の魅力を楽しめる仕掛けづくりを進めました。

 現在の滝道 (音羽山荘前) の様子です。 電柱や電線がなくなり、ガス灯風の LED 照明やフットライトが設置されています。

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 この度の事業は、大阪ミュージアム構想の一環である 「石畳と淡い街灯まちづくり支援事業」 のモデル地区に採択された事業で、国や府の手厚い財政支援を受けて滝道から箕面駅周辺を情緒ある明治風のまち並みに再整備したものです。 また、「電線類の地中化」 についても、別の補助制度に採択され、大阪府との役割分担のもと、橋本亭のある “一の橋” までの区間を市が、それより北の府営箕面公園内を大阪府が施行したもので、国・府の補助金を最大限に活用することによって、市の負担を全体の15パーセント程度にとどめることができました。

 今回のハード整備は箕面駅周辺地区の活性化を後押しするため、補助金を活用して公共空間の整備を一気に進めたものですが、こうしたハード整備をひとつのインセンティブとして、特色あるソフト施策を展開するなど、地元商業者や関係団体と連携し、箕面駅周辺や滝道の活性化に取り組みたいと考えています。 併せて、滝道沿道部について、昔ながらの風情や落ち着いたまち並みを守り、観光地としての魅力を維持・向上させるためのルールづくりや仕組みづくりについても関係者と協議したいと考えていますので、よろしくお願いいたします。


箕面市では、6月1日から8月12日まで「あなたの1票が未来の箕面を築きます  8月12日は市長・市議会議員 選挙」統一キャンペーンを実施中です。


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