こんにちは、教育長の森田です。
●「ダイヤモンドリングになった瞬間」(豊川北小・六車教頭先生撮影)
5月21日(月曜日)、きっと子ども達の願いが天に届いたのでしょう。282年ぶりに大阪で見ることのできる金環日食には最高のお天気となりました。
市内12小学校は、登校中の安全、観察中の安全、そして理科の授業としてみんなで観察するために登校を1時間30分繰り上げました。観察グラスは市内全児童に配布し、振替休日の学校は各家庭で観察をしました。
当日の様子について時間を追って紹介します。
新稲から見たきれいな日の出、このまま晴れてくれますように!(5:10)
宮崎校長先生は、天体観測の専門家で事前研修もやっていただきました。北小にはテレビ局の取材も入りました。(6:15)
右上が少し欠けはじめ、へっこんでいます。(6:20)
「あっ、ほんとに欠けてきてる!」見守りをいただいた皆さん(6:40)
「おはよう!」こども達が登校をはじめました。(6:45)
箕面警察も総出で、子ども達の登校を見守ってくださいました。(6:55)
観察グラスから3つに見えた?ぶっとい三日月型の太陽(7:13)
校長先生から注意を聞いて、さぁ観察が始まります。(7:15)
「朝やのに夕方みたい!」雲も出て少し薄暗くなりました。(7:26)
「うわあーっすごい!」薄雲の間からダイヤモンドリングが(7:29)
校庭のシンボルくすの木もびっくりしたでしょうね。(7:30)
「校長先生、観察グラスで見たんと同じ形や!」(7:45)
−市内小学生の感想文より−
「太陽が月のように欠けて、三日月のようになりました。でも、太陽が月に隠れているから月ではない形になりました。そして、本当にリングになりました。朝早起きして本当に良かったです。次に、大阪で完全な金環日食が見える時は、先生が言うようにぼくは生きていないです。」
朝早く起きて、登校の準備をしてくださった保護者のみなさま、朝早くからこども達の見守り活動をしてくださった箕面警察署、青少年守る会、青少年指導員、PTAはじめ地域の皆さん本当にお世話になりありがとうございました。子ども達にとって、きっと一生の想い出=宝物になったことと思います。
※金環日食の仕組みは、中井教育次長の部長ブログ「金環日食」を見てください。
●教員養成セミナー「ぴあカレッジ」が開講しました。
5月12日(土曜日)とどろみの森学園で開校式を行いました。5月から8月までの前期6回のセミナーに箕面の先生をめざす34人が応募してくれました。第1回目のテーマは、「箕面市・箕面の教育を知ろう」です。
私からは、挨拶のあと講義のなかで「箕面に関するクイズ」10問を出題。皆さんも箕面のことどれくらい知っているか解いてみてください。三択です。
問題1.箕面市と隣接している市・町の数はいくつですか?
A.5つ B.6つ C.7つ
問題2.明治43年(1910年)、箕面有馬電気軌道の梅田から箕面間が開通しました。その時箕面にできたものは何でしょうか?
A.昆虫館 B.動物園 C.映画館
問題3.箕面には日本で最初に誕生したものがいくつかあります。さて、次のうち箕面で誕生した飲み物は何でしょう?
A.カルピス B.ヤクルト C.ゆずジュース
笑いながら「うーん、箕面のこともっと勉強しよう。」と。34人の受講者は、ほとんどが箕面市在住者だったのですが・・・。
*正解は、この話題の最後に掲載しています。
「体はこんな風に動かして・・」経験3年目の先輩の話を真剣に見て聞いています。
3分間で自分の考えをまとめます。
赤川塾長を囲んで、グループで考えをまとめます。
私から最後にゴールデンウィークのフィナーレを飾る「スーパームーン」を見た人?と尋ねましたが、誰一人手が挙がりません。「先生は、色々なことに関心をもって、アンテナを張っておくことが大切ですよ。子ども達のこと、教育のこと、政治のこと、社会のこと、自然のことや動植物のことなど、日々研修ですよ。頑張って素晴らしい箕面の先生を目指してください!」と言って締めくくりました。
≪さて、箕面のクイズの正解はこちらです≫
問題1.の正解はBの6つです。池田市、豊中市、吹田市、茨木市、豊能町、そして兵庫県川西市です。
問題2.の正解はBの動物園です。今から102年前、箕面に電車が開通した時に箕面山に動物園が作られました。6年で宝塚と天王寺に移設されました。
問題3.の正解はAのカルピスです。三島海雲(箕面のお坊さん)がモンゴルに行かれ体調を崩された時、現地のかたからヤギの乳を発酵させた飲み物をいただかれ元気になられ、帰国して研究し、大正8年「カルピス」が誕生しました。
さて、ここからは芦生の森に魅せられて20年、「芦生の森」春編です。
春満開の芦生の森、新緑にアシウスギがアクセントをつけています。
これが今世紀最大の大きさ・明るさになった「スーパームーン」です。5月6日早朝、芦生研究林に向かう大野ダムサイトから撮影しました。
朝陽が射し込み、渓が輝いていきます。
【左】川岸に咲く幸福を呼ぶ花・リュウキンカ、渓を華やかにしてくれます。
【右】早速、春の代表的なキノコ・ウスヒラタケの群生を発見しました。
【左】風に気持ちよさそうに揺れるヤマエンゴサク
【右】可憐な白い花をつけるニリンソウ、一つの茎からふたつの花が咲きます。
【左】雪国を代表するオオバキスミレ
【右】春の代表的な山菜のひとつコシアブラ、天ぷらに最適です。
上の黄色い部分が目玉です。ネコノメソウ
時間が経つに従って、輝きを増す渓
【左】ホンシャクナゲの密を吸っているコツバメ(蝶)
【右】急斜面一面に咲いていた可憐な花イワカガミ
大きなお月様から始まった素晴らしい1日でした。
日本海側気候と太平洋気候が織り混じった「芦生原生林」は、動植物の宝庫です。近年、風水害や鹿の食害に加えて、ナラ枯れ等で少し荒れてきていますが、この素晴らしい自然を残そうと様々な努力が続けられています。
ゴールデンウィークの一日、素晴らしいフィールドで沢山の宝物に出会うことができました。
最近、市役所周辺から箕面駅にかけて、カラスが悪さをしています。ネットがかけてあってもこの通り、集団で引っ張りだして生ゴミをあさっています。5月から6月が子作りの季節です。ゴミ出しに気をつけてください!
箕面市では、4月から5月まで「みんなで乗ろう!オレンジゆずるバス まちのどこへでも 365日、毎日運行中!」統一キャンペーンを実施中です。