こんにちは、上下水道局の武藤です
先月末の25日未明から26日にかけ、西日本を襲った猛烈寒波は鹿児島県の奄美大島で、1901年以来115年ぶりとなる雪が観測されたほか、沖縄・名護市でみぞれが観測され沖縄本島では、観測史上初「みぞれ」となりマスコミの報道やニュースでびっくりされたかと思います。
沖縄地方では、こたつやストーブなどの暖房器具がないため防寒対策に四苦八苦されたようです。
今回は、猛烈寒波で箕面市内の給水管が凍結した被害状況や水道事業の統合に関する状況をお伝えしたいと思います。
【ご注意】
天気予報では、今夜も寒波による強い冷え込みが予想され、水道管が凍結する恐れがありますので、防寒対策を行うなど充分注意してください。また、みのおFMタッキー816、広報車、箕面市ホームページにより凍結防止の広報活動を行い注意喚起していますのでよろしくお願いします。
<凍結防止対策について>
屋外に露出している給湯器や水道管を布等の保温材で覆いビニールテープを巻いて凍結を防止します。(保温材やビニールテープ等はホームセンターで販売しています。)
寒くなる予報が出たら、蛇口から鉛筆の芯ぐらいの水をお休み前から一晩中流してください。(バケツ等に水をため、再利用しましょう。)
ソーラー温水器やボイラーは、元栓を閉め水抜きをしてください。
【水道凍結被害が続出】
25日の早朝には、市民の方から「水が出ない」「隣の露出した蛇口が破裂し水が流れている」など、水道の凍結や漏水に関する相談が殺到し、午後4時50分には本市と災害協定を締結している箕面市管工事業協同組合に修理受付窓口延長の協力要請を行いました。当日は上下水道局の約半数の25名を配備することになり、記録、広報、止水作業、受付と役割分担し班編成を組み対応しました。
また、26日も続くとみて午後6時から9時まで凍結の注意を呼びかける広報車2台を市内一円に巡回し、更にホームページによる注意喚起を促したところです。
25日から26日にかけて、凍結や漏水による問い合わせ件数は、約180件ほどあり、凍結・漏水原因は寒波による露出管が凍結したもので、屋外給湯器や散水栓、水道のメーター等の様々な箇所でありました。
そのうち給水管関係の破損件数が、約130件あり本市の管工事協同組合や上下水道局の職員が止水対応しました。
【ご注意】
本市の上下水道局が対応した約80件程は、開栓したままでは水が噴き出しますので、止水栓(元栓)を締める措置をしています。留守宅の方や長期的に水道使用されていない方は、止水対応した状態のままなので、蛇口の水栓をひねっても水が出ません。使用の際は水道業者等に修理して頂くようお願いの書面をポストに投函していますのでよろしくお願いします。
<ポスティング文書>
豊中市、吹田市、茨木市などの近隣市でも軒並み寒波による相談が殺到していたそうですが、配水管の破損や漏水はなかったようです。
しかし、北九州地方などで起きた宅地内の給水管凍結などの漏水が広範囲に発生すると、市が管理する配水池に貯めている水道水を一定の時間蓄えることが出来ないため「穴の空いたバケツ」状態になるので断水せざるをえません。
本市上下水道局が維持管理する配水管の凍結や異常な漏水は、発生しておらずホッとしていますが、今夜も冷え込むとの予報もあり注意しています。
【水道事業の統合について】
大阪広域水道企業団と四條畷市、太子町、千早赤阪村の3市町村の水道事業体は、1月25日、来年4月に水道事業を統合するため、協定書に調印しました。府内の自治体が、家庭や事業者の蛇口まで水を届ける末端給水を企業団に委ねこととなり、企業団が、「水の卸売り=用水供給事業」と「水の小売り=末端給水事業」を行うことになります。
〈協定書締結までの経過〉
今後、給水人口の減少に伴う収入の減少や配水管などの施設の老朽化に伴う更新を迎え給水原価が上昇、更に従事経験者の退職から人材確保等が課題となっており、課題解決のため四條畷市など3市町村は平成26年度から統合に向けた検討・協議を進め、昨年7月に構成団体である42市町村(大阪市除く)の長で構成される首長会議にて、統合案が承認されました。
また、統合に際しては、企業団の構成団体である42市町村の議会において、企業団規約の変更について、3団体においては9月議会、その他39団体においては同年12月議会においてそれぞれ可決されました。
今後、企業団が料金徴収や水道管などの施設管理を行うことになり、業務の一元化による効率化、統合に伴う国の交付金などのメリットや将来的な水道料金の値上げも抑制できるスケールメリットもあります。企業団は他の市町にも「府域一水道」の実現を目ざし、市町村と連携を図りながら広域化の推進に取り組んでいます。
〈統合の時期〉
平成29年4月1日(予定)
(平成26年4月22日)
水道事業統合に向けての検討協議に関する覚書:調印式
竹山企業長と土井四條畷市長、浅野太子町長、松本千早赤阪村長の記念撮影
【箕水会懇親会】
水道部(上下水道局)で仕事等共にすごしたOB・OGが集う親睦会で毎年1月末に開催されています。今年は28日に行われ約二十数名参加されたました。第一線を引退されても元気な姿で懐かしい顔ぶれが拝見できます。
箕面市では、3月26日まで「滝道週末ウォーキングを始めよう!」の統一キャンペーンを実施中です。