こんにちは、農業委員会の吉田です。
このあいだ、大先輩のOBの方からブログに関してご意見をいただきました。
「最近、文句(この場合は文章という意味)が多いんちゃうか」という文句(こちらは文字どおりの文句)です。
結構そのたぐいの話は言われるのですが、といって文章を少なくすると「写真ばっかりやないか」といわれたり、それで文章(らしきもの)を書くと「いらんこと書かんでええねん」と言われたり・・・。こういうことをおっしゃるのはOBさんに限りませんがね。
よっしゃ、私が本気で文章と写真を載せたらどうなるか、上から下まで見るのに一日中スクロールしても終わりませんぜ!
などというと、「いっぺんやってみ」という人たちばかりなので、まったく困ったものであります。
そういう人たちをギャラリーに持つという環境の中ですから、毎回それは気を遣いながらupしているのですが、いただいたご意見などを踏まえて年度最後のブログを始めさせてもらいます。
さて、農業公社では、今ほとんどの借受地でタマネギを植えています。
概ね順調に育っているのですが、所どころ状態の良くないものもあり、大阪府農の普及課の職員さんと相談しながら原因を確認したりしています。
今のところ公社が借受している農地は好適地とはいえない所もあり、土壌や水捌けの関係によってこういうことが起こるとのことでした。さらに、何年も耕作されていなかったり水田利用だけだったところで裏作をする場合は、土の癖をつかむのが難しいらしく、いったん休耕した農地の機嫌をとるのは大変なようです。
また、耕作に水は不可欠ですが必要以上の水は害でしかなく、借受地でも近くのため池の水が地下にしみ出していてずっと泥濘んでいるところもあります。先日、こうした縛り水を逃がすように、水路を掘り集水枡を埋めました。集まってきた水のゴミを取りながら溜めていくという新開発の優れもの、とは田中隊員の言葉ですが、ホンマかいなと思いながらその効果を期待しています。
また、新たに借り受けることになった川合の農地も雑草が繁茂していて、重機が必要かどうか今日試験的に草刈りを行います。雑草の中にはいろんなものが捨てられていることも多く、いつも腹を立てながら刈っているのですが、どうして大切な食料を生産する農地にこんなことをするのでしょう!
さらに、作業所として使用している旧松寿荘跡地も、天井からの慢性的な雨漏りに悩まされていて、いよいよなんらかの対策が必要な状況になって、屋上に上がってみました。
屋上一面に防水シートを貼り直すと補修費が高額となり、検討の結果、漏れてきた水を逃す方法が一番安価でてっとり早いということで、業者さんに依頼することにしました。
一方で、いい話もあります。
大量に収穫した作物を長期保管するために、大型保冷庫を設置しました。プレハブ型なので移動も可能です。
面積にすると約10坪、これにより平成27度市予算で各中学校に設置する保冷庫と併せて、保存から活用まで安定した運用ができるようになります。
さて、前回の最後に「次回はさくらですね」と書きましたが、昨日になってようやく開花しだした感じで今回のブログには間に合いませんでした。
それで、昨年の写真ですが箕面のあちらこちらでこんなところもあるよ、というご紹介をさせていただきます。
まずはメイプルホール東側の芦原池。この写真は池の北端から撮っていますが、どちらの方角からも絵になる構図が作れます。
次は、萱野中央河川沿い遊歩道。西側のかやの広場では中央朝市が開催されています。ここの桜は有名ですね。
続いて、上の遊歩道と新御堂筋との合流地点辺り。かやの広場は多くの人で賑わいますが、ここまで足を伸ばしての眺めもなかなかのものです。
こちらは、粟生間谷西の勝尾寺川にかかる西田橋から間谷橋へと続く遊歩道。この付近では桜が散ると蛍の季節がやってきます。
この道は、市立病院北側の道路から北へ下った農地沿いの道路。点てんと植えられた桜が左側に拡がる農地に映えます。
上の写真からもう少し東に進んで振り返ると、桜並木との間に市立病院を臨むことができます。
こちらは市民野球場の三塁側から。ホームベースの後ろに武道館に植えられた桜が見えます。こんなに環境のいい野球場はあまり見かけません。
上の野球場の南側には、桜の樹に囲まれたテニスコートがあります。この辺り一帯は多くの桜で囲まれていて、気持ちのいい散策ができます。
こちらは、白島の五藤池から俯瞰して見るとんど山桜園。毎年桜の時期に石丸と白島の自治会のみなさんで「めんぎょ」が行われています。
上の写真の右上に見える薩摩池の隣では、満開の桜の樹の下で農作業をされていて、思わず桃源郷という言葉を思い出しました。
農業公社が作業所として利用している、旧松寿荘跡地も隠れた桜の名所です。見事な桜が施設を彩ってくれます。
こちらは西国街道沿いにある自動車教習所北側に位置する、瀬川大橋北詰の桜。道路部分は桜のトンネルに、川面に垂れる姿は絨毯のようで迫力のある姿を見せてくれます。
こちらは新稲のスカイアリーナ南側に位置する農地で、遠くに見える山桜に木蓮が彩りを添えています。
最後に、止呂々美の山桜。高山から止呂々美に抜ける府道沿いから沢山の山桜を見ることが出来ます。森町からは対岸となるこちらの山麓にも多くの桜が植えられていて、春から新緑にかけての模様は壮観です。
さて、まだまだ隠れた名所といえるところは沢山あると思いますが、今度の週末は雨模様との予報でした。青空に映える桜も見事ですが、雨に震える姿も情緒があっていいものです。上の写真はいずれも昨年4月初旬のものなので、これから見頃になるものと思われますが、散策のご参考になれば幸いです。
ところで昨年の今頃、京都東山花灯路での「狐の嫁入り」の写真を載せ、嫁入りを見ると「幸福になれるらしい」と書きました。すると、某S課長補佐が、前に見たことがあるけど幸福はこなかった、と言います。
彼は宝塚歌劇の熱心なファンで、そのことと関係があるのかどうかはわかりませんが、そりゃ、狐も相手を選ぶやろとその時は話が終わったものの、そういえば私にもこれといってなかったっけ・・・。まぁ、健康で過ごせたとすれば良かったとはいうものの、よし、もう一度やってみようと今年もコンコンさんに会いに行ってきました。
去年と同じでは意味がないので、今年は方除の大社と言われる城南宮へお参りしてから行くという作戦。
城南宮 鈴のお祓い(ありがたいことに真正面)
城南宮はちょうど梅が見頃、とはいうものの、今年の本当の目的は梅でもコンコンさんでもなく、花灯路で催される舞妓さんによる奉納舞踊です。
確かに梅の名所と言われることはあって城南宮のお庭は見事なものでしたが、舞踊の時間が決まっているので早い目にこちらを後にして、開演1時間前に会場である八坂神社につきました。すでに多くの方がカメラやビデオを手に舞台前に陣取っておられて、真横から見ることになりましたが初めて見る舞妓さんは綺麗の一言。
祇園界隈を歩くと、時おり白粉いっぱいで歩く舞妓さんらしき姿を見かけますが、本物の舞妓さんはめったに昼間は出歩かないそうです。ほとんどがレンタル衣装の素人さんで、興味が沸かなかったのもそのせいかもしれませんが、本物はやはり体の中からなんともいえない芸の味と色香が滲み出ていて、さすがは祇園!
舞妓さんや芸妓さん、花街のことなどいろいろ調べてみると、これは貴重な日本の文化の一つということがよくわかります。外国の方と話す時の話題がまた一つ増えました(もちろん日本語ですが)。この時の舞踊の様子で本物の舞妓さんの魅力を少しでも伝えることができたらと思いますが、祇園小唄の振りと歌詞をできるだけあわせたつもりです、間違っていたらごめんなさい。
月はおぼろに東山
霞む夜毎のかがり火に
夢もいざよう紅桜
燃えて身を焼く大文字
祇園恋しや だらりの帯よ
そして、コンコンさん。少し怖い写真ですがこれぐらいでないとご利益はないかも。今年の花嫁さんは大柄でスタイルのよい指の長い方、でした。
ご利益のほど、どうぞよろしくお願いします!
そして、祇園の夜は静かに更けてゆくのでした。
最後に今月の一枚。
春は旅立ちの季節でもあり、別離の季節でもあります。
農業公社が動き出してから、兄貴分として汗にまみれて陰に陽に皆を助けてくれた友國さんが退職されることになりました。
難しい農家さんとの折衝もうまく対応され借り受けることができた農地も少なくありませんし、部下の求める応援には決していやがることなく臨機応変に応じておられました。常に明るくユーモアをもって臨まれた姿は部下のいい手本になったと思います。この2年間、机の前に座ることのない任務が主だったと思いますが、ご苦労様でした。
先日の送別会で誰かが言いだした、背番号「トモクニ」は永久欠番、という言葉は皆の一致した思いです。これからもお元気で、時どき手伝いにきてくださいね!
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