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Channel: 部長ブログ@箕面市役所
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定期監査 ~報告書の作成作業へ~

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 こんにちは、監査委員事務局の吉田譲二です。

 監査委員事務局では、昨年12月から定期監査を進めてきましたが、一昨日、施設監査や工事監査を含め当初予定していた全ての監査を(無事に?)終え、昨日からその結果報告書のとりまとめ作業に着手したところです。

 1月14日 4部6課を対象に定期監査(本監査) 
    

   
 

 2月18日 2部7課を対象に定期監査(本監査)
   

 定期監査は、市の事務事業が予算や市議会の議決、法令等に基づいて適切に行われているか等を主眼に置き、対象とする事務事業について関係書類を確認するとともに、担当部局に説明を求め、質疑を通して適法性、効率性、妥当性等を見極めることとしています。
 今回は、この定期監査の一環として行った施設監査と工事監査について、実施状況を報告させていただきます。

              *          *          *

 まず施設監査ですが、1月9日、東生涯学習センター及び東図書館を対象として、施設の管理運営、特に昨年実施したリニューアルの状況に主眼を置き実施しました。
 両施設は、複合施設として昭和61年5月に開館し、箕面市東部エリアの生涯学習・地域交流活動等の拠点となっていますが、まもなくオープンから30年を迎え、一部で施設の更新が必要となったことから、昨年、国の緊急経済対策を活用してリニューアルが行われました。
 
    

 2階ホールに可動ステージを設置。地下1階の録音室を音楽スタジオに、音楽室をフローリング床の多目的室にそれぞれ再整備し、駐車場も拡張され、利用者の評判や評価は上々とのことでした。監査委員からは「両施設とも様々な情報発信をしながら効率的かつ丁寧に施設利用のサービスを提供されており、今後も引き続き安全快適な施設の管理運営と地域の活性化に尽力してほしい」との講評をいただきました。
 
      

               

    

              *          *          *

 次に工事監査ですが、2月4日、彩都地区内に水道水を供給する施設である、高区配水地及び中区配水地の建設工事・電気機械設備工事を対象に実施しました。

             

 高区配水地は、彩都西部地区内では最も標高の高いところに位置し、そこから周辺一帯に水道水を供給するための施設で、500トンの水を貯めるタンクと加圧ポンプ等を納めた建屋が建設されています。特筆すべきは、箕面市で初めてとなるステンレス鋼板製の貯水タンクです。他の施設では鉄筋コンクリート(RC)造やプレストレスコンクリート(PC)造ですが、これらと比較検討を行い、維持管理性、経済性、工期等を総合評価して採用されたとのことです。

         

           

    

          

 この高区配水地に水を送るための施設が、中区配水地内の中継ポンプ場です。こちらの建屋内には、ポンプ施設のほか停電時に備え自家発電装置も設置されています。

     

 中区配水地と高区配水地に建設されている建屋は、いずれも周辺環境との調和に配慮して勾配型の屋根形状とし、防音対策が施され、また高区配水地のステンレス鋼板製の貯水タンクは、太陽光の反射を和らげる防眩部材を採用し、前面に植栽を施すことで遮蔽効果を高め、景観にも配慮した計画とするなど、様々な工夫がされています。
 このような計画・設計・施工等の技術的な分野については、経験豊富な専門の技術士に協力をお願いして監査を行いましたが、まちづくりの進展や将来人口の見通しを踏まえ、全体計画に沿って無駄のない構造・設計を採用していることなど、その妥当性について評価をいただきました。

 これらの施設監査や工事監査の結果につきましては、定期監査の結果とともに3月末までには集約を終え、4月にはこのホームページ上で公表したいと考えています。

 

 

箕面市では、3月31日まで『明日くるかもしれない大災害!今すぐ始めよう!家庭の備え』の統一キャンペーンを実施中です。

   

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