こんにちは、総務部長の浅井です。
暖かい日が続いていましたが、今日は寒い日となっています、気温が日々変化しますので、健康には十分ご注意をいただきたいと思います。
今回は、11月18日(金曜日)に行われた、平成23年度豊能地区3市2町(豊中市、池田市、箕面市、能勢町、豊能町)の合同防災訓練についてお話しします。
この訓練は、豊能地域の市町が毎年輪番で開催しており、今回は、豊中市が当番市となって、豊島体育館で実施されました。
本市では、倉田市長はじめ職員74名の参加と箕面FMまちそだて(株)タッキー816からも2名参加いただきました。
訓練内容は、まず北大阪地域に震度6強の大規模な地震が発生したと想定し、さらに今回は、発災12時間が経過したとの条件のもと、時を追うごとに市域で起こるあらゆる災害や出来事を事案ごとに用紙に記入(付与カードといいます。)し、それを各市が設置している災害対策本部内の各部が対処していく図上訓練という手法を用いて実施しました。
箕面市としては、今回の合同訓練(発災12時間後)を実施する事前訓練として、11月9日(水曜日)に市単独で、発災後1時間を想定した同様の図上訓練を実施し、特に、現在、本市が取り組んでいる防災改革の主な改革点となる各小学校区の避難所に設置していただく予定の「地区防災委員会」が設置されたとの想定をした訓練を実施しました。
そして、合同訓練は、発災12時間後を想定し、刻々と市域の被害の全容が明らかになる中、さらなる被害の報告や消火、救出要請が次々と通報される非常事態にあって、災害対策本部に設置された各部の判断や機能がスムーズに進むか、また、自衛隊をはじめ災害応援市、緊急援助隊、民間の防災協定企業などへの応援要請が適切に行われたかなどを検証・整理し、今後の防災対策に活用して行きます。
もちろん、訓練で優先して考えなければならないのは、人命救助であります。
この一連の訓練の中で、本市は新たな取り組みとして、「地区防災委員会」が設置されたことを想定して訓練を行いました。
市では、災害時に小学校(萱野北小学校区は、第二中学校を予定。)を基幹となる避難所として想定しており、この運営を行政と一緒に「地区防災委員会」(以下、委員会といいます。)に、担っていただくことを考えています。
期間避難所には、災害時に必要な、非常食料、生活必需品、救出資機材などを整備し、現在も、装備の充実を図っています。
委員会には、地域住民の安否確認や避難所の運営などを担っていただくことを想定しており、各小学校区内の地域の団体が中心となって、平常時には、その地域の防災訓練を行い、災害時には防災活動を主体として行う、地域防災の要となる組織です。
本年の3月に発生した東日本大震災や阪神・淡路大震災から分かるように、その災害規模が全市に及ぶ場合に、行政だけの力では災害に対処するには限界があります。そこで、従来の行政中心の防災体制から、市民、地域、行政が一体となって災害に備える体制を整えるため、この度「箕面市防災改革の基本方針」を策定しました。
その一環として、現在地域防災の核となる委員会の立ち上げに向けた準備を進めているところです、今後は、箕面市と組織していただいた委員会が実際に連携し、全市一斉の総合訓練を行いたいと考えています。
今後、行政にしかできないことはしっかりと行政として取り組むとともに、防災に関する情報や考え方を、広報紙やホームページを通じて、お知らせしてまいりたいと考えておりますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願いしまして、「災害に強いまち箕面」を築いていきたいと考えています。
箕面市では、10月から12月まで「子どもたちに残したい箕面の山なみ! みのお山麓保全ファンドに寄附をお願いします!」統一キャンペーンを実施中です。