みなさん、こんにちは。監査委員事務局の吉田譲二です。
箕面市の競艇事業会計は、本年4月、市の会計から公営企業会計として独立しました。これは、将来にわたって安定的に事業を継続し、市の財政(特に北急延伸)に寄与することを目的とされており、病院事業や上下水道事業と同様、複式簿記による損益計算書や貸借対照表により、明確に経営状況が把握できるようになりました。
監査委員は、市の一般会計・特別会計に加え、これらの公営企業会計を対象に、毎月1回、主に現金の出納について検査(例月現金出納検査)しています。この出納検査では、各会計管理者から提出された収支計算書、金融機関残高証明書、収入支出の証拠書類等の資料をもとに誤りが無いかを照合、確認し、さらに各会計担当者から説明を受け、それに対し監査委員が質疑を行います。通常、これら一連の作業は、監査委員事務局の室内で行っているのですが、一日で大きな現金が動く現場の状況を確認したいとの監査委員の意向もあり、先月27日、住之江競艇場へ現地視察に行ってきました。視察のポイントは、次のとおりです。
・現金、通帳、証券等の保管状況
・一日の現金の流れ
・発売や払戻の集計、現金との照合の手順
・発売機、発払機、紙幣計数機など現金に関わる機器の状況
・現金を取り扱う業務環境 など
(このほかにも、大きな金庫、現金輸送機器、集計照合用パソコンなどを見せていただきましたが、防犯等の事情から画像は割愛します。)
現地視察を終え、監査委員からは、「大きな現金が動く現場で担当職員の顔を拝見し、言葉を交わし、どのような職場環境で業務が行われているか等々を具体的に把握することは、今後の出納検査など監査の実施にあたり大変参考になった」との講評をいただきました。
なお、箕面市主催の次回開催は、来週16日(火)から21日(日)までの6日間、「滝ノ道ゆずる杯争奪 箕面市営競艇施行60周年記念競走」です。「ゆるキャラ(R)グランプリ2014」で全国第13位、4年連続大阪府第1位の箕面市PRキャラクター「滝ノ道ゆずる」とコラボレーションし、盛りだくさんのイベントやお客さまサービスを準備して(http://www.suminoe.gr.jp/evefan/evefan.htm)みなさんのご来場をお待ちしています、とのことでした。
さて、平成26年度の定期監査は、今月から本監査に入りました。対象部局を3グループに分け、1か月に1グループのペースで、事前に予備監査を実施のうえ、順次、本監査を行っています。一昨日12月10日に第1グループの5部6課の本監査を終え、現在第2グループの予備監査を進めているところです。
定期監査は、市の事務事業が予算や市議会の議決、法令等に基づいて適切に行われているかを主眼に置き、対象とする事務事業について関係書類を確認するとともに、担当部局に説明を求め質疑を通して適法性、効率性、妥当性等を見極めることとしています。
また、この定期監査に合わせ、工事監査や施設監査も予定していますので、関係する職員のみなさんには、万全の準備と監査へのご協力をお願いします。
なお、この定期監査等の結果は、来年3月末までにまとめ終え、4月には市ホームページ上で公表する予定です。
箕面市では、3月31日まで『明日くるかもしれない大災害!今すぐ始めよう!家庭の備え』の統一キャンペーンを実施中です。