皆さんこんにちは。総務部理事の中井です。
今回は、9月に入って2回目のブログへの登場となります。
前回は、箕面市を襲った豪雨の被害を取り上げましたが、先日は御嶽山で噴火があり、人的被害も報道されているなど、自然災害が相次いでいます。
まだ、台風シーズンは過ぎておらず、南方では次々と新しい台風が誕生していますが、日本に接近・上陸しないことを祈るばかりです。
今月の柿谷政策統括監のブログでも紹介されていましたが、
9月21日から始まりました秋の全国交通安全運動も、明日9月30日が最終日となります。
箕面市でも交通事故の一層の防止に向け、9月22日(月曜日)の朝に、箕面警察署や地域の団体のかたがたの協力を得て阪急箕面駅前などで街頭啓発を実施しました。
箕面駅前での街頭啓発の様子です。
箕面駅前、牧落駅前、桜井駅前、小野原地区では、子ども育成協議会、地区福祉会、老人クラブなど関係機関のかたがたにもご協力をいただきました。
桜井駅前の様子
これからのシーズンは日没が早まり、年末にかけて夕暮れ時や夜間に重大事故につながる事故が多発します。
また、交通事故の件数全体は微減傾向にありますが、自転車事故は、自動車などの加害者だけでなく、自転車利用者のルール違反も影響し、減少する傾向にありません。
自転車利用中の人身事故発生の時間帯
平成25年度の大阪府内で自転車利用中に発生した人身事故件数と、時間帯ごとの件数は次のとおりです。
朝夕の、通勤、通学の時間帯で事故件数の半数近くを占めており、
これからの季節、夕暮れ時や夜間に事故が増加します。
○事故件数全体 14,571件
○交通事故の時間帯 午前6時から午前10時 3,864件 27%
午後4時から午後6時 2,225件 15%
(平成25年度版 大阪交通白書から)
箕面市の人身事故と自転車事故の発生状況
過去5年間の傾向を見ると、人身事故件数は微減の傾向にありますが、自転車事故は減少傾向にないことがわかります。
人身事故(件) 内、自転車事故(件) 自転車事故の割合
平成21年 792 177 22.3%
平成22年 732 177 24.2%
平成23年 732 182 24.9%
平成24年 708 214 30.2%
平成25年 674 175 26.2%
自転車利用中の年代別死傷者
自転車事故で負傷された場合、約7%の方が重傷を負われますが、高齢者の場合、実に2倍に当たる約14%の方が重傷を負います。
また、大阪府内の全死亡者44人のうち、実に半数近い20人が高齢者となっています。
高齢者が自転車利用中に事故に遭われた場合、重傷化する割合が極めて高くなっていますが、このうち、ヘルメットを着用していれば軽傷で済んだというケースもあります。
このため、大阪府警では、高齢者のヘルメット着用を進めています。
これは、9月29日に箕面警察署が市役所前で行ったキャンペーンの写真です。
この電子掲示板を積み込んだ自動車は、大阪府内に2〜3台あるそうです。
さらに、件数自体は目立ちませんが、小学生までの自転車利用中の事故のうち、自転車同乗中 (2人乗りなど)の事故が目立ちます。これは小学校未就学児など、幼い子どもを自転車に同乗させたときに事故に巻き込まれることが考えられます。
死傷者数 ヘルメット着用 高齢者 0〜12歳 同乗中(0〜12)
死者数 44人 0人 20人
負傷者 14,617人 659人 2,459人 1,008人 274人
内、重傷者 1,008人 47人 335人 50人 8人
(平成25年度版 大阪交通白書から)
自転車利用中はヘルメットの着用を
箕面市自転車安全利用条例(案)では、自転車利用時のヘルメットの着用について次のとおり規定しています。
小・中学校への自転車通学時のヘルメット着用の義務化
高齢者が自転車利用する際のヘルメット着用の努力義務
小学生が自転車利用をする場合や、小学校未就学児を自転車に同乗させる場合のヘルメット着用の努力義務
これらの必要性は、各種の事故件数の数字から読み取ることができます。
この写真は、9月の日曜日に兵庫県内で撮影したもので、中学生がクラブ活動に登校する際にヘルメットを着用していました。
ヘルメット着用は、自転車利用中の人身事故の重傷化予防に大きな効果はありますが、万全ではありません。
爽やかな今の季節、ドライブやサイクリングなどに出かける機会も多くなると思いますが、何より交通ルールを遵守し、安全運転を心がけて楽しい時をお過ごしください。
箕面市では、10月20日まで『「滝ノ道ゆずる」が今年も出陣!ゆるキャラ(R)グランプリ2014』の統一キャンペーンを実施中です。