こんにちは、地域創造部 鉄道延伸・まちづくり政策統括監の柿谷武志です。
今日7月2日は、夏至から数えて11日目で「半夏生(はんげしょう)」といい、農家においては田植え終了の目安の日です。
関西のある地域では、「田に植えた稲の苗が蛸の吸盤のように大地にはりつき、しっかり根付くように」との願いから、蛸を食べる習慣があるそうです。
讃岐地方では、田植えや麦刈りが終わった労をねぎらうために、うどんを打って食べる風習があり、それにちなみ半夏生の日が「うどんの日」となったそうです。
また、今日の正午は、ちょうど一年のど真ん中にあたるので、7月2日は一年の折り返しの日とも言われています。
みなさんは、この半年を振り返ってみていかがですか。
私は、お正月に掲げた自分への目標はまだ達成できていないので、目標に向けて残りの半年を充実させたいと思っています。
さて、今回は北大阪急行線の延伸に伴う新駅周辺のまちづくりとして、前回6月5日のブログでお知らせしたバス路線の再編にも必要な(仮称)新箕面駅の駅前広場の整備に向けた取り組みについてお知らせします。
●新駅整備に伴う交通結節点検討会
(仮称)新箕面駅はターミナル駅であり、新たに交通結節点(人や物の輸送において、複数の交通手段が接続する場所)としての多様な交通機能を備える必要があります。
そのため、学識経験者、箕面市のほか、道路管理者(大阪府など)、警察、鉄道・バス・タクシー等の事業者など、交通に関わる者を構成員として、平成24年度から安全かつ機能的な駅周辺の交通として、アクセス道路やバス・タクシーのターミナル機能を備えた駅前広場などについて協議を行ってきました。
●アクセス道路の整備
(仮称)新箕面駅は、交通結節点となることから、これまで以上にバス、タクシー等の公共交通機関の乗り入れが増えるとともに、自宅から駅への送迎などにより自家用車の流入増も想定されるため、新駅へのアクセス道路を確保することで周辺の交通容量を増加し、交通渋滞や住宅地の通り抜けなどが起こらないようにする必要があります。
そのため、駅周辺において未整備だった都市計画道路「芝如意谷線」と「萱野東西線」を整備することとし、一部区間では測量・設計を実施して現在、用地買収を進めています。
●駅前広場の整備
(仮称)新箕面駅はターミナル駅となることから、バスやタクシーに直ぐに乗り換えることができる便利でわかりやすい駅前広場を整備する必要があります。
そのため、駅の改札口とバスやタクシーの乗降場所はできる限り近くすることやバス路線の再編を念頭に、行先方面別のバス乗り場を設置することなどの検討を進めています。
また、現在、市営駐車場の東側にある「かやの広場」は、駅前広場用地に含まれていますが、この空間は、千里川の親水空間とまちを結ぶ貴重なオープンスペースであるとともに、市民の憩いの場として賑わいを創出していることから、新駅ができた後においても、できる限り現況を残し、交通機能性一辺倒の駅前広場ではなく、交流機能として駅と商業施設で賑わうまちの中心に、集い憩い、自然に親しむ貴重な空間も兼ね備えた魅力ある駅前広場として整備したいと考えています。
さらに、バス乗り場の一部上空を立体利用することとし、市の子育て支援センターと併せて子育て系の民間施設を誘致するなど、「子育て」を集客の核として、かやの中央の魅力を一層引き出す施設の建設をめざしたいと考えています。
(仮称)新箕面駅の駅前広場イメージ図
北大阪急行線の延伸と新駅周辺のまちづくりにより、箕面市内の公共交通が飛躍的に便利になるとともに、住宅都市としての魅力もますます向上し、まち全体が便利に、元気になることをめざしていますので、皆さまのご理解、ご支援をよろしくお願いします。
箕面市では、4月1日から8月31日まで統一キャンペーン『お家の耐震化チェック無料キャンペーンを実施中!』です。