市民のみなさま、こんにちは。教育委員の高野敦子です。
子どもたちは夏休みが始まりました。
外は朝から蝉の大合唱ですね。
年長の双子が幼稚園から持ち帰った朝顔
咲いた花の数を数えて「今日は僕の方が多い!」「今日は私の方が多い!」と競って(?)毎日水やりをしています。
●秋田の視察
さて、他の皆さんもこのブログで書いていらっしゃいますが、私も7月1日、2日と秋田の視察に行ってまいりました。
学校の取り組みや授業の様子は、丹澤委員、大橋委員、大橋子ども未来創造局長、稲野市長政策室長のブログにも詳しく書かれていますのでご覧ください。
私は今回の視察で感じた、保護者として何か取り組めることについて書いてみようと思います。
●挨拶
ことば集会の様子
1日に訪問した由利本荘市立西目小学校ではことばと心を磨く活動のひとつ「ことば集会」の様子を参観しました。
2年生の音読劇で始まり、その後劇の感想などを発表し合いました。子どもたち一人ひとり体育館いっぱいに通る力強い声に背筋が伸びました。
皆が感想を発表しようと挙手をしています
そして「こんにちは!」すれ違う私たちに子どもたちがにっこりと元気のよい挨拶をしてくれて、私も負けじと「こんにちは!!」と返していました。
いまさらなのですが、挨拶はなんと気持ちの良いものだろうと感じました。
箕面はどうでしょうか。
視察から帰って3日後、7月5日に「社会を明るくする運動」があり、小学校区に分かれて通学路のパトロールと校門での挨拶運動に参加しました。詳細は大橋委員、木村統括監のブログをご覧ください。
「おはようございます!」の声は運動に参加された大人の方が大きく、挨拶が返ってこない場合もあるなど、子どもたちの元気のなさが心配になりました。
挨拶は学校で学ぶというより、家庭でしっかり取り組めることかなと思います。私もこの場でえらそうなことを言えるほどできていません。朝も子どもの顔を見ないで洗濯ものを干しながら物干し竿に向かって「おはよう」と言っていたり。お恥ずかしいですが子どもに「ちゃんと朝の挨拶しなくちゃ」と怒られています。
挨拶で人とのコミュニケーションは始まります。私自身も今一度挨拶の大切さを再確認したところです。
気持ちの良い挨拶で温かいつながりを。できることはどんどんやっていかないといけませんね。
●家庭学習
1日の夜に、由利本荘市の教育委員さん、校長先生、指導主事さん、PTA役員の方、などとグループ討議「熟議」がありました。テーマは「家庭学習」。
熟議でのグループのまとめの様子
秋田県では一人勉強ノート(自主学習ノート、家庭学習ノート)というものがあり、「学年×10分+10分」をめやすに毎日家庭学習に取り組んでいます。私も事前学習会でその様子は知っており、良い取り組みだなと感じていました。
しかし実際の現場では、「一人で黙々と取り組みやすい漢字や計算が主になっている」、「家庭学習に対する保護者の関わり方が各々違うので中身に差が出ている」などの課題も示されました。できることを誉めてもらったり、わからないことを一緒に考えるなど、「自学自習」に加えてそうした家庭での関わりも大切だと思いました。
家庭学習のあり方を含め、学ぶ意欲の下しっかりと取り組めるものとなるように、学校現場だけでなく家庭も一緒になって考えていかないといけないと思いました。
●話は変わりますが…
実は私は和太鼓をやっています。上の子が入園した時に幼稚園のお母さんの和太鼓サークルに入りました。
名前の彫ってあるmyバチとチクチクと名前を刺繍をしたmyバチ袋
年に2回の発表のために皆で練習を重ね、息を合わせて演奏をする、その達成感が心地よく、日々の頑張ろうというエネルギーになっています。
何か新しいことに参加する、挑戦することはとても勇気がいることです。でもそこには出会いがあり、たくさんの刺激もあります。私も最初は慣れるまでにストレスを感じることはありましたが、子どもが生まれて家にこもっていることが多かったので、練習で育児以外のことに夢中になることがとても新鮮でした。
みんなで何か一つの目標に向かい汗を流すことは清々しくもあり、学生時代の部活のようだな、とも感じます。手にマメができてそれがつぶれて痛くて、でも「和太鼓が楽しい」(*^_^*)
最後は、
『たかのさんちのえほんばこ?』
…私が子育てで唯一頑張って続けていること、寝る前の読み聞かせ。我が家で人気の絵本を少しずつご紹介します。
左:『かわいいてんとうむし』文メラニー・ガース 絵ローラ・ハリスカ・ベイス 訳きたむらまさお 出版社:大日本絵画
右:『Ten Little Ladybugs』 By Melanie Gerth Published by Piggy Toes Press
上の子が0歳の時に購入しました。気に入ってページをめくってはカラフルな色のテントウ虫を触っていました。双子で1冊を取り合う毎日で、もう1冊必要かなと思っていた時に、英語版を見つけて購入しました。
子どもにとって英語に触れる機会になるだけでなく、大人にもおススメです。英語で書かれたものと翻訳されたものでは微妙にニュアンスが違い、絵本など特に繊細な表現が多いものはその違いも面白いなと感じました。
他にも翻訳された絵本はたくさんあります。機会があれば原本を読んでみてください。
箕面市では、5月から8月まで、「オレンジゆずるバスで行こう!日曜・祝日はお買い物バスとして運行」統一キャンペーンを実施中です。