Quantcast
Channel: 部長ブログ@箕面市役所
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2068

「開かれた議会」めざして。議会改革の検討が始まる。

$
0
0

こんにちは。議会事務局長の竹内です。

新しい年を迎えて初めての登場ですので、少し遅いですが新年おめでとうございます。早三週間が過ぎ、とっくに正月気分はないとは思いますが決まり事としてお許しください。

毎年年の初めに思うことがありますが、年末にはすっかり忘れてしまっています。今年はここに記載させていただき忘れないようにしたいと思います。
今年のスローガンは「めざせ体重75キロ!」これで行きたいと思います。現在86キロで11キロの減量になります。年齢とともに体が硬くなっていくのは仕方ないことですが、最近膝に体重がかかるとギシギシ音がするようになりました。自身でも体が重く感じることが多々あり、危機感を覚えています。年末には結果報告を必ず致しますので、期待していてください。

正月休みに一冊の本を読みました。何度かこのブログで紹介させていたただいた五木 寛之氏の「選ぶ力」という著書です。この中で私たちの毎日はほとんど「選ぶ」ことの連続である。生活の中での選びや自分の一生を左右する選び(結婚や職業の選択)、また、人を選ぶこともあり、溢れかえる情報の渦の中で、何を信じ何が真実であるのか。専門家や権威者の意見にも正論・反論・異論がある。私たちが生活していくうえで、意識的なものだけでなく無意識に選び、その時一定の覚悟を持ちながら選んで人生を歩んでいる。とだいだいでいうとこのような内容の作品であったように思います。

著者はあとがきの中で、「思いのままにならない」世の中だから、そのことを覚悟さえしておけば自分の「選び」に納得や幸せを感じる瞬間が来るのではないか、と結ばれています。

私も色んなことを選んで生活しているなと思います。ただ、その選びは多分に安易で習慣的な選びになっていると、例えば巨人ファンだからスポーツ報知を買い、たばこはケントの6ミリが美味しいと選び、食べ物は和食と洋食なら和食が好きだからと日々選んでいます。そのことを疑問に思ったこともないし、考えたこともありません。これから自分の「選び」に後悔しないよう覚悟を決めて体重75キロをめざしていきたいと思います。


さて、1月16日に議会において、「議会改革検討準備会」が設立されました。この準備会は、今までの議会の内部会議である幹事長会議とは別に組織し、年度が替わったとしても人は入れ替えず議会改革の方針決定まで存続していくものです。

構成メンバーは、各会派から自民党市民クラブから2名、政友会、大阪維新の会、公明党、日本共産党から各1名、そして無所属議員3人からの代表の1名の計7名で、オブザーバーとして議長が参加され総勢8名で、4月以降に設置予定の議会改革検討会(仮称)の前捌きとして、検討項目について絞り込んでいく会議になります。
設立に際して、上田議長から「議会改革に望むこと」として、まず、基本理念を「開かれた議会」として本市の主役は市民であることを踏まえた議員一人ひとりが活発で健全な議論を望まれ、過去2回の議会改革の課題を踏まえた、提案項目を深く掘り下げ真に基本理念に合致する項目を集中的に議論して行くこと、などが準備会に諮問されました。なお、この準備会は前捌きの会議でありますので非公開としています。

これを受け、早速協議に取り掛かり、まず準備会の座長に内海議員、副座長に林議員がメンバー互選により選出されました。協議の目途として、本年8月末までに最終的な結果を出すことが全員一致で確認された後、準備会として近隣の議会改革を実践された市をメンバー全員で視察し、その後2月18日までに各会派等で提案項目の抽出を行い、準備会で議論していくことになりました。次回には4月以降の検討会の設置方法やルール、構成メンバー、公開の可否についても意見集約を行う予定です。

           議会改革検討準備会メンバー

                  自民党市民クラブ   中井 博幸議員

                  自民党市民クラブ   林   恒男議員

                  箕面政友会       内海 辰郷議員

                  大阪維新の会箕面  神代 繁近議員

                  公明党          西田 隆一議員

                  日本共産党       神田 隆生議員

                  無所属代表       増田 京子議員

                  オブザーバー      上田 春雄議長

 

いよいよ議会改革がスタート地点に立ちましたので、今後事務局としては、議員各位が議論を深めるためのデーター収集や資料の調整など裏方に徹して頑張っていきたいと考えています。議会改革は事務局としても考えていかなければならない課題ですが、あくまで改革は議員が中心であります。

議員各位がやる気を持ちながら自主的にも調査・研究を実施され、市民のかたに「議会が面白そうでから見に行ってみよう」と思っていただけるような議会改革の成果を議会一丸となって求めていきたいと考えています。今後はこのブログなどを通じまして逐次ご報告させていただく予定にしています。

話は変わりますが、先日北小学校の6年生の児童50人位が社会の勉強で議会を訪問されました。事務局で対応させていただきましたが、実に熱心に積極的な子供たちの態度に感心しました。もちろん議会は何するところで、どんな役割があるかなどは知らない中で、市と市長と議会の関係などの割と硬い説明にも退屈する様子もなく聞いていました。一通り説明後、議場に実際座っていただき、模擬的な本会議形式で子供たちが議員役、事務局の担当者が理事者役で子供たちから質問をしていただきました。事前に調整もしていなかったのであまり質問もないかなと思っていましたら、次から次へと質問が繰り出されました。中には素朴な疑問で、椅子はなんで固定されているの?などの可愛い質問もありましたが、市の借金は、国旗と市旗だけでなんで大阪府の旗はないの、演壇はなぜ流線形になっているのかなどなど担当者たじたじの質問があり、時間が来てしまいこちらからギブアップするほどでした。見ていて私たちの老後を支えてもらう世代の確かな成長を確認できて非常に安心をしました。このような取り組みも議会改革などと振りかぶらず地道に行えることは実践していき、少しでも議会に親しみを持ってもらうにはいい機会だったかなと感じていました。

                                      

                                                (全体の風景です)  

                                      

                                    (理事者席で熱心に聞き入る児童たち)

                                      

                                               (演壇で堂々と質問)

 

2月の声を聞きますと第1回定例会の準備が始まります。2月21日に本会議初日を向かえ市長から施政及び予算編成方針が発表されます。いよいよ論戦の始まりです。

その前に議会としては、1月29日に交通対策特別委員会、2月8日に彩都・森町地域整備特別委員会がそれぞれ開催されます。これは通常の常任委員会とは別に今日的な市の課題に案件を特化した形で議論する会議になります。採決は行われませんが通常の常任委員会と同様に白熱した議論が展開されます。

事務局も議会改革に定例会、特別委員会など盛り沢山な季節を迎えげっぷが出そうですが、来る春にはいいことがあると言い聞かせて頑張ってまいりますのでご支援いただきますようお願いします。

インフルエンザが流行の兆しを見せています。手洗い・うがいを励行して予防に努めてもらい、寒い中ではありますが議会には熱い視線を送っていただくことをお願いします。

 

箕面市では、1月から4月まで「コンロ火災!!あなたの注意で防げます」統一キャンペーンを実施中です。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2068

Trending Articles